大村奈央がトップ通過、川合美乃里も5回戦進出。QS6000「ポート・スティーブンス・トヨタNSWプロ」

ラウンド4を1位で勝ち上がった大村奈央

 

ポート・スティーブンス、NSW/AUS(2017年11月3日金曜日)今シーズンのWSLウイメンズQSイベント最終戦となるQS6000「ポート・スティーブンス・トヨタNSWプロ」は大会2日目。

 

コンテスト会場 WSL / Tom Bennett
コンテスト会場 WSL / Tom Bennett

 

昨日イベント・バックアップ・サイトであるワン・マイル・ビーチでキックオフしたコンテストは、3-4フィートの素晴らしいブレイクを見せるメイン会場のバーウビ・ビーチへ戻り再開。ウイメンズのラウンドのヒート2までが終了。また本日はメンズのQS1000イベントがダブルバンクでスタート。ラウンド2までが終了した。

 

 

フィリッパ・アンダーソン(AUS)© WSL / Ethan Smith
フィリッパ・アンダーソン(AUS)© WSL / Ethan Smith

 

本日はラウンド4からトップシード選手が登場。先日鴨川で行われたQS3000でも活躍したフィリッパ・アンダーソン(AUS)は、ファーストラウンドを勝ち上がり、CTクオリファイという彼女の長年の目標に一歩近づいた。現在QSランク12位のアンダーソンは、今回の試合で上位入賞が必要である。

 

メイシー・キャラハン(AUS)© WSL / Ethan Smith
メイシー・キャラハン(AUS)© WSL / Ethan Smith

 

現在のウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオンであるメイシー・キャラハン(AUS)もクオリファイの瀬戸際。キャラハンは2つのソリッド・スコアを記録し14.87のヒート・トータルでラウンド5へ勝ち上がった。

 

セージ・エリクソン(USA)© WSL / Ethan Smith
セージ・エリクソン(USA)© WSL / Ethan Smith

 

WSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)コンペティターである、ジョアン・ディフェィ(FRA)、カリフォルニアのセージ・エリクソン(USA)、ブロンテ・マコーレー、ハワイのタティアナ・ウエストン-ウェッブもラウンド5へ勝ち上がっている。

 

ラウンド3を1位で勝ち上がった大村奈央
ラウンド3を1位で勝ち上がった大村奈央

 

ラウンド3のH11に橋本恋と大村奈央が登場。大村奈央はライトブレイクで4.10、3.50をスコアして、2位で後半戦へ。5.33をもっていた橋本恋はバックアップを見つけられず4位。残り時間10分を切り、レフトブレイクのセットを掴んだ大村はバックハンドでチャージを見せて6.60をスコアして逆転。続けて橋本もバックハンドで4.67をスコアして2位に浮上。ワンツーフィニッシュで大村と橋本がラウンドアップを決めた。

 

 

ラウンド3から出場の野呂玲花と、ラウンド2を勝ち上がってきた北沢麗奈がH12に登場。野呂玲花はスタートからバックハンドでチャージを見せて4.33をスコア。さらに4.10をスコアしてヒートスコア8.43でヒートをリード。

 

しかし残り時間10分を切り、インディア・ロビンソンがエクセレントをスコアしてトップへ。アリッサ・ロックにも逆転されて3位を強いられる野呂玲花。最後までチャージを続けたが野呂玲花だったが3位、北沢麗奈が4位で敗退。

 

H8の田代凪沙と都筑有夢路も惜しくも敗退となり、トップシードのラウンド4へ勝ち上がったのは大村奈央と橋本恋。そしてラウンド4から出場の川合美乃里を合わせ、日本人サーファーは残り3名となった。

 

ラウンド4のヒート10にクレジットされた川合美乃里は、CTサーファーのブロンテ・マコーレーらと対戦。じっくりと波を選んだ川合は、肩の切れたライトブレイクをゲット。サイズも十分にある波で3マニューバーをコンプリート。

 

ファーストライドで6.6をスコアして素晴らしいスタートを切る。さらにバックアップとして5.77をスコアしてトップを独走。ヒート後半にブロンテ・マコーレーが6.83とエクセレントの 9.07を続けスコアし、トップを奪われるも2位でラウンドアップを果たした。

 

ラウンド4を1位で勝ち上がった大村奈央
ラウンド4を1位で勝ち上がった大村奈央

 

ヒート11の大村奈央は、オープニングライドで7.00をスコア。続けてバックハンドでクリティカルなセクションを攻めるストロング・マニューバーで5.83を叩き出し、ヒートをリード。ディミティ・ストイルもグッドスコアを揃えて2位で大村を追撃する。残り時間10分を切り再びバックハンドのパワフル・ターンで7.23をスコアして、ヒートスコアを14.23としてリードを広げる大村がトップでラウンド5へ勝ち上がった。

 

ヒート12の橋本恋は、CTサーファーのタティアナ・ウェストン・ウェブらと対戦。スタートから快調に飛ばすタティアナは、エクセレント・レンジのスコアを揃えてトップを独走。橋本も好調なフォアハンドで素晴らしいコンビネーションを見せ、5.33 と6.47のベスト2を揃えるも3位を強いられ、惜しくも敗退となった。

 

明日は、ラウンド5のヒート7で大村奈央はブロンテ・マコーレー(AUS)、インディア・ロビンソン(AUS)と。川合美乃里はヒート8でタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、ドミニク・バロナ(ECU)と対戦する。

 

 

世界を目指しチャージを続ける彼女たちの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1968/port-stephens-toyota-nsw-pro