超大型の台風21号「LAN」がもたらしたビッグ・スウェル。「THE DAY」となった仙台新港セッション

ジャパンオープンの会場となる仙台新港

写真、取材:山本貞彦

 

JPSAの大会が終了した22日。
翌日の23日には超大型の台風21号(Lan ラン)が日本に上陸。
各地に爪痕を残し、今日の昼ごろには東北を通り、足早に海上へ抜けた。

 

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仙台の朝は土砂降りの雨だったが、昼前には雨も上がり、風もサイドオフに。
仙台新港ポイントは、そこかしこで波が割れている状態。
ジャンクのアウトオブコントロール。

 

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しかし、2時を過ぎる頃から、時折、陽も差し、風は北西のオフ。
時間を追うごとにオフショアも強くなり、面が整いだした。

 

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カメラごと吹っ飛ばされるぐらいの強風。越後将平曰く、この風が仙台新港には必要とのこと。

 

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サイズは8−10フィート。
その後、台風が離れたことで、スウェルの向きが変わったことと強風のオフでサイズも落ち着く。
それでもダブルオーバー。時折、お化けセットも入るコンデイション。

 

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昼から集まった、仙台クルーの松岡慧斗や太田拓杜に熊谷航。
さらに小嶋翼、小嶋海生、越後将平らに加え、石崎孝行、渡辺寛、加藤嵐、佐藤魁。夕方には大野修聖も登場。

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keito matsuoka-1400854最初にアタックしたのは松岡慧斗。
まだ波が整わないコンディション。
アウトは10フィートはあるだろうか。
風に煽られながら、エアードロップ気味でテイクオフ。
そのままレールを食わせ、ボトムに降りてからのビッグマニューバー。
誰も手を出さなかった波を料理。
男、松岡慧斗。
恐るべし。
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一度上がって、休憩後は今度はチューブを狙うと宣言。
これも有言実行。
もう恐れ入りました。
凄すぎです。
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kan watanabe-1400953 kan watanabe-1400956渡辺寛
寛がテイクオフしたのは、特大級の波。まるで、ワイメアカインド。
でも波はそのままクローズでゴー!ストレート。
見てよ、このスープの大きさ。
半端ない。

guy sato-1411135guy sato-1411139guy sato-1411141佐藤魁
波がAフレームじゃない、三角の形がおにぎりみたいだ!と発言。
これにて今日は「おにぎりセッション」と相成った。
でも、そのおにぎりに吹っ飛ばされて、死ぬかと思ったって。

加藤嵐
2度目の王冠を手にして心身ともに充実したシーズンを過ごした加藤嵐。メンタルとフィジカルの両立が最高のパフォーマンスに繋がる

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大野修聖
前日の試合でも素晴らしいマニューバーを披露した大野修聖。豊富なビッグウェイブでの経験と努力に裏打ちされた、素晴らしすぎるパフォーマンス

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熊谷
熊谷航
石崎孝行
石崎孝行

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加藤嵐
加藤嵐