ハーレー・プロ&スウォッチ・プロ・トラッソルズのウエイティング・ピリオド初日は女子R1終了。

コートニー・コンローグ PHOTO: © WSL / Rowland

 

サンクレメンテ、カリフォルニア/USA(2017年9月6日水曜日)ハーレー・プロ&スウォッチ・プロ・トラッソルズのウエイティング・ピリオド初日は、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)ウイメンズ第7戦「スウォッチ・プロ」からスタート。

 

 

2~4フィートのコンディションでラウンド1が終了。世界最高峰の女性サーファー達は、イベントのオープニング・ヒートで、ロウワー・トラッソルズの有名な玉石ブレークをフルに活用して、革新的なパフォーマンスでサーフィンの限界をプッシュした。

 

今シーズンCTのラウンド1を一度も勝ち上がれていないシルヴァナ・リマ(BRA)は、WSLチャンピオンで元イベント勝者のカリッサ・ムーア(HAW)とステファニー・ギルモア(AUS)と対戦。エキサイティングなバトルを演じ、初のラウンド1ヒートを勝ち取った。

 

シルヴァナ・リマ(BRA) PHOTO: © WSL / Morris
シルヴァナ・リマ(BRA) PHOTO: © WSL / Morris

 

コンスタントな波のなか行われた35分のヒートは、3人のベテラン選手によるトップが何度も入れ替わる激しいシーソーバトルとなった。ヒートはムーアが7.00で流れる作る。しかし、リマは7.33で3度のWSLチャンピオンにプレッシャーをかけた。

 

そしてバックアップ・スコア・バトルとなりムーアは6.87をスコアするも、ドラマティックなフィニッシュでリマは6.97をスコアして勝利をつかんだ。

 

「自分のファースト・ヒートの対戦相手が、カリッサ[ムーア]とステフ[ギルモア]なのを見て、ビックリしました。それで自分が勝ったなんて信じられません。信じられますか? 自分の今年初のファースト・ヒートの勝利は、あの二人から勝ち取ったんですよ。最高の気分です。最近のQSは良い調子で、その勢いのままロウワーズに来ました。ここの波が大好きなんです。自分を信じて、自分のベストなサーフィンをやるしかないですね。」

 

キーリー・アンドリュー(AUS) PHOTO: © WSL / Morris
キーリー・アンドリュー(AUS) PHOTO: © WSL / Morris

 

もう一つのメジャーな番狂わせは、CT2年目のキーリー・アンドリュー(AUS)が、ディフェンディング・イベント勝者で、現在のワールドNo.1であるWSLチャンピオンに君臨するタイラー・ライト(AUS)とイベント・ワイルドカードのメイシー・キャラハン(AUS)を下した。

 

タイラー[ライト]を凄くリスペクトしていたので、海のなかでは凄く緊張していました。彼女にはずっと負けていて、やっと勝ててうれしいです。」と、アンドリューは言った。「QSでは良い結果も残せて、少し余裕も出てCTの試合に集中できるようになりました。」

 

PHOTO: © WSL / Rowland
レイキー・ピーターソン(USA)PHOTO: © WSL / Rowland

 

ラウンド1のヒート5はカリフォルニアのコートニー・コンローグ(USA)とレイキー・ピーターソン(USA)による極めて熱いバトルとなり、二人はハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを競い合う高得点ヒートとなった。

 

イベント・オフィシャルは、現地時間の明朝9月7日7時30分、日本時間の9月7日23時30分にファーストコール。予報では今週末にかけて波はサイズダウン傾向で、来週の水、木あたりがウェイティング・ピリオドで最大のコンディションと予測している。

 

メンズのハーレープロがスタートとなれば、ヒート5では、ワイルドカードで出場の大原洋人(JPN)がジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)と対戦する。

 

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1935/hurley-pro-at-trestles

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1936/swatch-pro

 

 

スウォッチ・プロ・ラウンド1結果:
ヒート1:ジョアン・ディフェィ(FRA)11.50、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)10.50、ポーリン・アドゥ(FRA)9.00
ヒート2:シルヴァナ・リマ(BRA)14.30、カリッサ・ムーア(HAW)13.87、ステファニー・ギルモア(AUS)11.97
ヒート3:キーリー・アンドリュー(AUS)13.17、タイラー・ライト(AUS)12.83、メイシー・キャラハン(AUS)7.86
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)14.53、ブロンテ・マコーレー(AUS)13.07、ココ・ホー(HAW)11.27
ヒート5:コートニー・コンローグ(USA)16.67、レイキー・ピーターソン(USA)16.00、ローラ・エネバー(AUS)11.83
ヒート6:セージ・エリクソン(USA)13.43、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.43、マリア・マニュエル(HAW)6.47

 

スウォッチ・プロ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:カリッサ・ムーア(HAW)対マリア・マニュエル(HAW)
ヒート2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)対ポーリン・アドゥ(FRA)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対メイシー・キャラハン(AUS)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)対ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート5:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対ローラ・エネバー(AUS)
ヒート6:レイキー・ピーターソン(USA)対ココ・ホー(HAW)

 

ハーレー・プロ・ラウンド1マッチアップ:
ヒート1:エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ミゲル・プポ(BRA)
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)、カイオ・イベリ(BRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジョシュ・カー(AUS)
ヒート4:マット・ウィルキンソン(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート5:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、イタロ・フェレイラ(BRA)、大原洋人(JPN)
ヒート6:ジョーディ・スミス(ZAF)、イアン・ゴウベイア(BRA)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)、エイドリアン・バカン(AUS)、ナット・ヤング(USA)
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)、コナー・コフィン(USA)、ストゥー・ケネディ(AUS)
ヒート9:フィリーペ・トリード(BRA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート10:コナー・オリアリー(AUS)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、カノア五十嵐(USA)
ヒート11:コロへアンディーノ(USA)、フレデリコ・モライス(PRT)、ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート12:ミック・ファニング(AUS)、ミシェル・ボレーズ(PYF)、イズキール・ラウ(HAW)