カノア五十嵐がエクセレント7本で4回戦進出。新井洋人、西優司は敗退。パンティン・クラシック

ラウンド4に勝ち上がったカノア五十嵐

 

2017年8月31日木曜日、スペインのガリシアで開催中のWSL男女QS6,000イベント「Pull&Bear パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」は大会3日目。コンテスト会場は昨日からのスウェルが更に4~5フィートとサイズアップ。天候も回復し、男子ラウンド2のヒート13から再開。男子ラウンド3までが終了した。女子はオフ。

 

ウェイド・カーマイケル、マルコ・ジョージ、ヤゴ・ドラ、QSリーダーのジェシー・メンデス、エヴァン・ガイゼルマンといった選手がマッシヴ・スコアでラウンド4へ勝ち上がった。

 

 

朝一のヒートで新井洋人がH13に登場。CTサーファーのレオナルド・フィオラバンティ、ディーン・ボーエン、ピーターソン・クリサントと対戦した。ファーストウェイブで4.83をスコアした新井。しかし、ボーエンとクリサントがエクセレント・レンジのスコアでヒートをリード。レオも2本の5ポイントをマーク。

 

新井洋人 WSL / Laurent Masurel
新井洋人 WSL / Laurent Masurel

 

ニード7.48で4位を強いられていた新井洋人。狙い通りのライトブレイクを掴んで、ビッグターンを連発。しかしスコアは4.97と逆転ならず。ラストウェイブのビッグセットで更なるチャージを見せた新井は5.67をスコアするも、惜しくもここで敗退となった。

 

西優司 WSL / Laurent Masurel
西優司 WSL / Laurent Masurel

 

西優司はヒート20でCTベテランのジョシュ・カー、オニー・アンワー、ディラン・ライトフットと対戦。西は、スタートから2本の4ポイントをスコア。ヒート後半には6.40をスコアするも惜しくも3位で敗退。小林桂は、ヒート23でアレホ・ムニーツ、フラビオ・ナカジマ、キロン・ジャボーと対戦。ヒートスコア11.17をマークするも4位で敗退となった。

 

高得点を連発するカノア五十嵐
高得点を連発するカノア五十嵐

 

昨年の優勝者であるカノア五十嵐はH24にクレジット。スタートから素晴らしいフィンフリーのバックハンドターンによる6.33を皮切りに、8.508.238.07と3本の8ポイントをスコア。更にダブル・エアリバースをメイクして9.70をマーク。エクセレント4連発でベスト・ヒート・トータルとなる18.20を叩き出し圧勝。

 

続けて行われたラウンド3でも、その勢いは止まらず、8.878.908.33の3本をスコア。本日エクセレント7本を叩き出して、圧倒的な強さを見せた。

 

「僕は昨年ここで優勝できて、本当に楽しい時を過ごすことが出来ました。」と、カノアは言った。「いつもファンが応援してくれるので、本当に感謝しています。ファンの応援が自分のエネルギーをプラスαで引き出してくれているんです。」と、スペインでも大人気のカノアが言った。

 

 

明日はファーストコールが日本時間の15時。メンズのラウンド4から再開予定で、カノアは最終第8ヒート。またレイデーが続いている女子は、トップシードがラウンド2が再開されれば、H2に橋本恋、H3に川合美乃里、H8に都筑有夢路、H1には前田マヒナがクレジットされている。

 

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1931/pullbear-pantin-classic-galicia-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1930/pantin-classic-galicia-pro

http://www.pantinclassic.org/