稲葉玲王がイベント最高点の9.77をスコア。日本勢が躍進。WSL-QS「VANSプロ」は大会3日目。

稲葉玲王 WSL / John Ferguson

 

現地時間2017年8月24日木曜日、アメリカ東海岸のバージニア・ビーチで開催中のWSL-QS3000「VANSプロ」は大会3日目。本日も風波によるスモール・コンディションが続く中で、QS3000のラウンド3のH11から再開。

 

山中海輝 WSL / John Ferguson
山中海輝 WSL / John Ferguson

 

ラウンド2の後半ヒートでは、日本勢が大活躍。H12に登場した山中海輝は、5.67と6.27を揃え、ヒートスコア11.94をマークして1位でラウンドアップ。H15の西修司も、6.93と6.83をスコア。13.76のヒートトータルで1位で勝ち上がった。

 

更にH16に西優司と松下諒大が同じヒートで対戦。松下は6.50と7.10をスコアし、ヒートトータル13.60で1位でラウンドアップ。西優司は3位で惜しくも敗退となった。

 

続けて行われたトップシードが登場するラウンド4でも、サムライ・サーファーたちの勢いは止まらず。H3に登場した稲葉玲王は、9.77というパーフェクトに近い今大会の最高得点をマーク。さらにバックアップも6.83を揃え、ヒートトータルで16.60をスコア。2位以下の選手をコンビネーションに追い込んでの圧勝。加藤嵐は惜しくも3位で敗退となった。

 

稲葉玲王 WSL / John Ferguson
稲葉玲王 WSL / John Ferguson

 

2つのクリティカルなターンを爆発させて、イベントのハイエスト・シングル・スコアを叩き出した稲葉玲王。現在QSランク124位で今シーズンの後半戦に挑み続ける。

 

「最高に楽しい波でしたね。自分のホームブレイクと似ている波なので、毎年ここでは自信を持って戦えています。今シーズンは、良い結果を残せていないので、この試合で良い結果を残したいと思っているんです。このイベントはすごく重要です。

 

今年初めてQS10,000に出れるようになったので、良い結果を重ねて、これをキープしたいんです。凄くワクワクしているのと同時に緊張もしています。だからヒート毎、イベント毎に集中しなくてはと思っています。」

 

 

カノア五十嵐 WSL / John Ferguson
カノア五十嵐 WSL / John Ferguson

 

そして、H6で小林桂が敗退する中、H8にカノア五十嵐が登場。エクセレントの8.33を6.17でバックアップして、ヒートトータル14.50をスコアして1位でラウンドアップ。先日VANS USオープンにおいて悲願の初優勝を手に入れたカノア五十嵐。2年目のCTシーズンをバックアップするためにQSイベントも積極的に戦い現在QSランクは3位と、3年目のリクオリファイも見えてきた。

 

「あの勝利は、しばらくは自分の頭の中にありますね。そして、僕はその勝利の感覚を持って走り続けて、僕がどれくらい勢いを続けられるのかと思って戦っているんです。」と、五十嵐は言った。「シーズン前半は好きなパートで楽しいですが、後半は自分自分の強さが、どこにあるかを試されるところだと感じています。」

 

 

仲村拓久未 WSL / John Ferguson
仲村拓久未 WSL / John Ferguson

 

H12に登場した仲村拓久未と山中海輝もワンツーフィニッシュでラウンドアップ。H13の大橋海人はヒートスコア11.66を集め、パット・グダスカスを抑えて1位でラウンドアップ。H15の西修司はヒートスコア10.04で2位でラウンドアップ。H16の松下諒大、H10の森友ニは惜しくもここで敗退となった。

 

明日はいよいよラウンド5。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!