ルーキーのジョアン・ドゥルーとコナー・オリアリーがビラボン・プロ・タヒチのベスト12に残る。

WSLチャンピオン・ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)PHOTO: © WSL / Cestari

チョープー、タヒチ(2017年8月12日土曜日)2017年のワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」は大会2日目。コンペティションは6フィートのチョープーでラウンズ2と3までが終了。ステージは明日のエキサイティングなファイナル・デイを戦う12名に絞られた。

 

イベント2日目は10本の9-ポイント・ライドがスコア。3名のWSLチャンピオンが敗退するなかで、ジープ・リーダーボードのトップ4名がファイナルデイに勝ち残った。

 

 

WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ラウンド3で怪我で欠場した選手のリプレイスで出場のナット・ヤング(USA)と対戦。ヒート前半にプレッシャーをかけられたが、終了間際の 2つの9-ポイント・ライドで18.70のヒート・トータルを叩き出して、圧勝した。

 

「そのヒートは、凄く楽しいヒートでしたね。」と、フローレンスは言った。「それはかなり怖い波なんですけど、そこにチャージするだけの見返りがあるということなんです。インサイド・バレルの景色といったら格別です。バレルに包まれて、スピッツとともに吐き出される感じは最高ですよ。」

 

Connor O'Leary (AUS) (C) WSL / Poullenot
コナー・オリアリー(AUS) (C) WSL / Poullenot

 

ルーキーでラウンド4まで勝ち上がったコナー・オリアリー(AUS)とジョアン・ドゥルー(FRA)のふたりは、番狂わせを引き起こし、ここまでラウンドアップしてきた。

 

2015年のイベント勝者ジェレミー・フローレス(FRA)は、ラウンド3で対戦した、2017WSLルーキーのオリアリーに敗れた。ヒートの大半をリードしたフローレスだったが、オリアリーがラストウェイブでエクセレントの9.33 をスコアして大逆転で勝ち上がった。

 

惜しくも敗れたフローレスだが、今朝のラウンド2のヒート10では、イタリアのルーキー・レオナルド・フィオラバンティ(ITA)とハイスコア・バトルを演じ、9ポイント・ライドの応酬となったが僅差でフローレスが勝利していた。

 

「ジェレミー[フローレス] は、この場所におけるベストサーファーのひとりです。」と、オリアリーは言った。「彼のラウンド2のパフォーマンスは素晴らしかった。そして、そんな彼と対してヒートを戦えて最高でしたね。最高に楽しいヒートでラウンドアップできて嬉しいです。本当にパーフェクトな波で、更にヒートでこの波でやれるのが本当に楽しみです。」

 

ジョアン・ドゥルー(FRA): © WSL / Poullenot
ジョアン・ドゥルー(FRA): © WSL / Poullenot

 

ジョアン・ドゥルー(FRA)は、 ラウンド3のヒート10で2012WSLチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)を下し、ラウンド4へ勝ち上がった。

 

ウィゴリー・ダンタス(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari
ウィゴリー・ダンタス(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari

 

ウィゴリー・ダンタス(BRA)も大先輩である2015WSLチャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)をバックアップ・スコア・バトルで下してラウンド4進出。「ヒートのベストウェイブを掴むことに集中していました。」と、ダンタスいった。

 

 

エアでチャージしたメディーナ PHOTO: © WSL / Cestari
エアでチャージしたメディーナ PHOTO: © WSL / Cestari

 

2014WSLチャンピオンでイベント勝者のガブリエル・メディーナ(BRA)は、CTベテランのビード・ダービッジ(AUS)と対戦。ダービッジは9.73を持っていながらもバックアップを見つけられずに敗退。「最初の波を掴むまで、ずっと待っていたので緊張しました。自分はエアが好きで、バレルをメイクするには風がハードでしたね。このまま良い結果を残したいです。」

 

カノア五十嵐 PHOTO: © WSL / Cestari
カノア五十嵐 PHOTO: © WSL / Cestari

 

ラウンド2では、バックハンドのディープバレルをメイクして、8.60のエクセレントをスコアしてラウンド3へ勝ち上がったカノア五十嵐だったが、ラウンド3ではスコアリング・ウェイブを見つけることができなかった。

 

いよいよ明日はファイナルデイ。トップ・シードでカレントリーダーのマット・ウィルキンソン(AUS)、2位のジョンジョン、3位のジョーディ・スミス(ZAF)、4位のオーウェン・ライト(AUS)の4名は、ラウンド4へ勝ち上がった。彼らが、このタヒチで優勝すると2017WSLチャンピオンへ一歩前進することになる。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1920/billabong-pro-tahiti

 

 

ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)、コナー・オリアリー(AUS)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)
ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)、コロへ・アンディーノ(USA)、マット・ウィルキンソン(AUS)
ヒート3:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、コナー・コフィン(USA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート4:ジョアン・ドゥルー(FRA)、エイドリアン・バカン(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)

 

 

 

 

ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド2結果:
ヒート1:ジョーディ・スミス(ZAF)11.83 def.トゥウマタ・プアティニ(PYF)9.60
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)14.50 def.アリツ・アランブル(ESP)12.10
ヒート3:イーサン・ユーイング(AUS)10.06 def.フィリーペ・トリード(BRA)6.56
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)13.00 def.ジョシュ・カー(AUS)8.16
ヒート5:ナット・ヤング10.74(USA)def.フレデリコ・モライス(PRT)8.93
ヒート6:ミシェル・ボレーズ(PYF)14.97 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)14.77
ヒート7:セバスチャン・ジーツ(HAW)11.50 def.ミゲル・プポ(BRA)2.67
ヒート8:カノア五十嵐(USA)10.53 def.カイオ・イベリ(BRA)5.60
ヒート9:コナー・コフィン(USA)12.56 def.ストゥー・ケネディ(AUS)7.10
ヒート10:ジェレミー・フローレス(FRA)18.77 def.レオナルド・フィオラバンティ(ITA)16.60
ヒート11:ビード・ダービッジ(AUS)10.50 def.ジャック・フリーストーン(AUS)7.27
ヒート12:ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.57 def.イズキール・ラウ(HAW)8.03

 

ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド3結果:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)13.77 def.イアン・ゴウベイア(BRA)10.60
ヒート2:コナー・オリアリー(AUS)def 14.33ジェレミー・フローレス(FRA)13.27
ヒート3:ウィゴリー・ダンタス(BRA)13.33 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)9.57
ヒート4:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.60 def.ビード・ダービッジ(AUS)13.23
ヒート5:コロへアンディーノ(USA)12.67 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)12.27
ヒート6:マット・ウィルキンソン(AUS)11.57 def.イーサン・ユーイング(AUS)8.67
ヒート7:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.70 def.ナット・ヤング15.23(USA)
ヒート8:コナー・コフィン(USA)13.77 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)12.90
ヒート9:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.46 def.イタロ・フェレイラ(BRA)16.54
ヒート10:ジョアン・ドゥルー(FRA)16.40 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)14.40
ヒート11:エイドリアン・バカン(AUS)16.70 def.ミック・ファニング(AUS)15.90
ヒート12:ジョーディ・スミス(ZAF)15.00 def.カノア五十嵐(USA)2.26