フィリーペ・トリードがJベイで今季初優勝。ルーキーのフレデリコ・モライスが2位と大健闘。

今シーズン初優勝のトリード。Credit : © WSL / Cestari

Final Day Highlights – Golden in Jeffreys Bay at the Corona Open J-Bay 2017

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2017年7月20日木曜日)最後までエクセレントなコンディションが続いた今回のWSLチャンピオンシップ・ツアー第6戦「コロナ・オープンJ-ベイ」は大会最終日。

 

トリード Credit : © WSL / Cestari
トリード Credit : © WSL / Cestari

 

フィリーペ・トリード(BRA)は今日、ファイナルで2017CTルーキーのフレデリコ・モライス(PRT)を下して、コロナ・オープンJ-ベイの初タイトルを勝ち取った。8つのパーフェクト10ポイント・ライドをはじめとする、素晴らしいパフォーマンスの連続で、数々のドラマが生まれた今回のJベイ。

 

 

その中でトリードはパーフェクト10を2本スコアし、彼のプログレッシブ・アプローチにおける新しいレベルを披露。今シーズン初優勝で世界ランキング14位から7位へとジャンプアップした。

 

Credit : © WSL / Cestari
Credit : © WSL / Cestari

 

「優勝したなんて信じられません。」と、トリードは言った。「僕にとってJ-ベイは、優勝することを夢に見ていたコンテストでした。このような素晴らしい波で、イベントを通してサーフィンできたこと、神にこの素晴らしい数日に対して感謝したいです。ここでは家族にサポートをしてもらいました。それは信じ難いほど言葉もありません。」

 

トリードは、クォーターファイナルで2つの9ポイント・ライドで今回の優勝候補のひとりであったジョーディ・スミス(ZAF)を。そして、セミファイナルではジュリアン・ウィルソン(AUS)を倒してファイナルまで勝ち上がった。

 

「信じられない一週間でしたね。」と、トリードは言った。「ここで行われたサーフィンのレベルは、自分が優勝したからではなくて40年、50年と忘れられない試合になるでしょう。J-ベイは、パーフェクトな波と素晴らしいサーフィンのレベルでパーフェクトだった。自分を支えてくれたクルーのみんなに感謝したい。そして、自分の妻と娘に感謝したいです。」

 

優勝したトリードと2位のモライスCredit : © WSL / Cestari
優勝したトリードと2位のモライスCredit : © WSL / Cestari

 

トリードとモライスの間で行われたエキサイティングで激しいファイナル。2人のプログレッシブ・チャレンジャーはエクセレント・レンジ・スコアを連続してメイク。そして、ビッグバレルをエスケープして、ビッグなカーヴィングを爆発させた。

 

初ファイナルを果たしたモライス。Credit : © WSL / Cestari
初ファイナルを果たしたモライス。Credit : © WSL / Cestari

 

今回ビッグカーヴィングを爆発させてファイナルまで勝ち上がったフレデリコ・モライス(PRT)。クォーターファイナルではパーフェクト10でWSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を。セミファイナルで2015WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)を下して、ファイナル進出を決めた。

 

 

今回のモライスにとってキャリア最高の結果は、彼をジープ・リーダーボードで世界18位から12位へとアップさせた。

 

「僕はこの場所が大好きです。本当に素晴らしいです」と、モライスは言った。「みんな素敵で、波が驚くほど最高。天候もホームと本当に似ているんです。ここはクレイジーなバイブレーションを感じるんです。忘れられない場所ですね。ワールドツアーで初のファイナル進出は最高でした。」

 

「ジョン(フローレンス)、ミック(ファニング)、エイドリアーノ(デ・スーザ)、ガブリエル(メディーナ)、フィリーペ(トリード)に対したサーフィンは、クレージーな一週間でした。」と、モライスは続けた。

 

「それは常にビッグ・チャレンジで、彼らと戦うにはゲームをステップアップしなければならない。彼らはワールド・チャンプで世界のベスト・サーファー。彼らに勝ちたいのならば、すべての準備ができていなければならない。ポルトガルを代表して、ワールド・ツアーでファイナルをメイクした初のポルトガルのサーファーであることを嬉しく思います。みんなに感謝します。ありがとう。」

 

ウィルキンソン  PHOTO: © WSL / Tostee.
ウィルキンソン  PHOTO: © WSL / Tostee.

 

現在のジープ・レイティング・リーダーのマット・ウィルキンソン(AUS)は、ウィルソンによってクォーターファイナルで敗退。サウス・アフリカで第5位という結果にもかかわらず、ランキングトップを維持。ウィルキンソンは次のCTストップとなる「ビラボン・プロ・タヒチ」に、ジープ・リーダー・ジャージーを着て戦う。

 

ジョーディ・スミス  PHOTO: © WSL / Tostee.
ジョーディ・スミス  PHOTO: © WSL / Tostee.

 

二度のイベント勝者であるジョーディ・スミス(ZAF)は、トリードによってクォーターファイナルで敗退した。そして、シーズン3度目となる第5位でフィニッシュし世界ランクNo.3を維持した。

 

「僕は本当に、ただ本当に疲れています。昨日は、自分にとってビッグな1日でした。僕はここに来るとき毎回多くのことを学ぶんです。そして、地元からの期待大きいので、ここでは多くのプレッシャーがある。それに応えるために、ヒート毎に良いサーフィンをしなければならないんです。シーズンが今スタートした感じですね。次のタヒチに集中していきます」

 

 

2017年のメンズWSL CTに関する次のストップは、2017年8月11日 ― 22日までタヒチで開催される「ビラボン・プロ・タヒチ」。ウイメンズは2017年7月31日から8月6日までの「VANS USオープン」となる。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1900/corona-open-j-bay

 

 

コロナ・オープンJ-ベイ・ファイナル結果:
1:フィリーペ・トリード(BRA)18.00
2:フレデリコ・モライス(PRT)17.73
コロナ・オープンJ-ベイ・セミファイナル結果:
SF 1:フレデリコ・モライス(PRT)17.37 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)14.70
SF 2:フィリーペ・トリード(BRA)16.63 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)11.33
コロナ・オープンJ-ベイ・クォーターファイナル結果:
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)17.40 def.ミック・ファニング(AUS)11.33
ヒート2:フレデリコ・モライス(PRT)19.77 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.67
ヒート3:フィリーペ・トリード(BRA)18.70 def.ジョーディ・スミス(ZAF)13.26
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.07 def.マット・ウィルキンソン(AUS)14.77
2017WSLメンズ・ジープ・リーダーボード(コロナ・オープンJ-ベイ後):
1-マット・ウィルキンソン(AUS)31,950ポイント
2-ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)31,700ポイント
3-ジョーディ・スミス(ZAF)31,350ポイント
4-オーウェン・ライト(AUS)30,150ポイント
5-エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)27,900ポイント