オーストラリアのリアム・モーテンセンがMURASAKI SHONAN OPEN 2017優勝。松下諒大が2位。

 

写真、リポート:山本貞彦 神奈川県藤沢市、鵠沼海岸(2017年 7月13日、木曜日)2017年WSLアジアツアー・ジャパンレッグのメンズ1,500イベント「MURASAKI SHONAN OPEN 2017」は4日連続でオン。

 

優勝したリアム・モーテンセン
長身を活かしたビッグマニューバーで優勝したリアム・モーテンセン

 

ラウンド4からファイナルまで一気に行われ、オーストラリアのリアム・モーテンセンが、今大会も絶好調だった2014年のイベントチャンピオンである松下諒大を下し優勝した。

 

準優勝となった松下諒大
準優勝となった松下諒大。縦横無尽に波を切り刻み、ファイナルまで勝ち上がった。

 

今日も朝からオンショアのドン吹きで砂が舞う。昨日よりも風は強い。そのおかげで、波のサイズはコシハラ、セットでムネぐらいも入るコンディション。

 

3位となった村上舜。親友の松下諒大とのセミファイナルで敗れた。
3位となった村上舜。親友の松下諒大とのセミファイナルで敗れたが、優勝候補のパフォーマンスを見せた

 

今日は6時15分からR-4がスタート。今週末の波が期待できない予報のため、ファイナルまで行うとコールされた。

 

ハワイのエバビーチ出身のイライジャ・ゲイツが3位。
ハワイのエバビーチ出身のイライジャ・ゲイツが3位。QFでは9.00 をスコアして大逆転で勝ち上がった

 

サイズは上がったものの、波自体は風波でパワーがない。ビーチブレイクでもあるため、潮にも大きく影響される。選手からは「難しい」「波がわからない」と相変わらず困惑の声。

 

稲葉玲王は5位でフィニッシュ。
稲葉玲王は5位でフィニッシュ。

 

右か左、どちらのバンクを使うか。時間で刻々と波の入り方も変わる。その判断で勝敗が別れた。

 

地元開催で気合の入っていた都築百斗だったが、クオーターで敗れた。
地元開催で気合の入っていた都築百斗だったが、クオーターで敗れた。
西優司。今回はクオーターで村上舜に敗退。
西優司。今回はクオーターで村上舜に敗退。

 

今大会はジャッジのレンジ(幅)があった。波自体がショボくても、その中でできる素晴らしい演技にはエクセレントも。演技での得点に差が出て、戦いやすくなったことは間違いないだろう。

 

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リアム・モーテンセン

リアム・モーテンセン
スムースで、クイック。パワーもあって、波にうまく合わせることができたのが勝因。今回、佐藤魁の家にステイ。辻裕次郎ともルームメイトに。

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2014年に今大会で優勝。セミでは同郷(湯河原、吉浜)である村上舜とのマッチアップで決勝へ。ヒートは先に攻めて勝つ作戦。決勝では相手に先手を取られて、逆転できず。それでも準優勝。おめでとう!

クリス・ミシャラク
クリス・ミシャラク
ディラン・グディール
ディラン・グディール
チーム・ムラサキを牽引した田中英義
チーム・ムラサキを牽引した田中英義
昨年の勝者、新井洋人は惜しくもR5敗退。
昨年の勝者、新井洋人は惜しくもR5敗退。
南アフリカ、湘南、そしてアメリカとコーチ田中樹の旅は続く。
南アフリカ、湘南、そしてアメリカとコーチ田中樹の旅は続く。
小林佳
小林佳
ロコボーイ堀越力はラウンド5で敗退。
ロコボーイ堀越力はラウンド5で敗退。
湘南に拠点を移して、戦いに挑んだ仲村拓久未。
湘南に拠点を移して、戦いに挑んだ仲村拓久未。
サーフィン界の偉大なレジェンドで、ウェットスーツのパイオニアであるジャック・オニールの追悼セレモニーも行われた
会場では、先日亡くなられたサーフィン界の偉大なレジェンドで、ウェットスーツのパイオニアであるジャック・オニール氏の追悼セレモニーも行われた
ジャック・オニール氏のためにみんなでパドルアウト。
ジャック・オニール氏のためにみんなでパドルアウト。ありがとう!ジャック! ご冥福をお祈り致します。

 

 

 

WSL ASIA Men’s QS1500「Murasaki Shonan Open」

優勝:リアム・モーテンセン (AUS)
2位:松下諒大 (JPN)
3位:イライジャ・ゲイツ (HAW)、村上舜 (JPN)
5位:クリス・ミシャラク(AUS)、稲葉玲王 (JPN)、西優司 (JPN)、都筑百斗 (JPN)

 

イベント公式ページは、http://www.worldsurfleague.jp/2017/shonan/