マット・ウィルキンソン(AUS)がフィジー・プロ優勝。ランキング・トップへ。ルーキーのコナーが準優勝。

優勝のウィルコと2位となったコナー。PHOTO: © WSL / Cestari

 

タヴァルア/ナモツ、フィジー(2017年6月15日木曜日)素晴らしいコンディションとなったクラウドブレイクで行われたワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦「Outerknownフィジー・プロ」のファイナルデイ。

 

優勝したマット・ウィルキンソン PHOTO: © WSL / Cestari
優勝したマット・ウィルキンソン PHOTO: © WSL / Cestari

 

マット・ウィルキンソン(AUS)は、2017年のワールド・タイトル・コンテンダーであるミシェル・ボレーズ(PYF)とジュリアン・ウィルソン(AUS)に打ち勝ちファイナル進出。2017CTルーキーであるコナー・オリアリー(AUS)とのスリリングなファイナルヒートを競り勝ち、今季初優勝を決めた。

 

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さらに今回の勝利でウィルキンソンは、昨年の世界チャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を抑えて、ついに世界ランキングのトップへ躍り出た。

 

Road to the Final: Connor O’Leary & Matt Wilkinson Highlights at the Outerknown Fiji Pro

 

「今回のフィジーで我々は素晴らしい波で迎えられ、信じ難い一週間を過ごすことができた。そして、その後にしばらくレイ・デーがあった。」と、ウィルキンソンは言った。「レイ・デーはどこでもあることで、ここは波を待つべき場所。その喜びが成果につながるんです。」

ウィルキンソンは今回の勝利でツアーポイント合計で26,750を獲得。WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)だけでなく、ジョディ・スミス(ZAF)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、オーウェン・ライト(AUS)を抜き去り、ついにリーダーボード上で、イエロー・ジープ・リーダー・ジャージを手に入れた。

 

今シーズン初優勝にしてランキングトップとなったウィルコ PHOTO: © WSL / Cestari
今シーズン初優勝にしてランキングトップとなったウィルコ PHOTO: © WSL / Cestari

 

「本当に最高です。」と、ウィルキンソンは続けた。「イエロー・ジープ・ジャージ手にいれたというよりはむしろ、勢いを手にいれて最高な気分です。僕を助けてくれた全てのサポート・クルーとみんなに感謝したいです。」

 

優勝の勢いを感じたコナーPHOTO: © WSL / Cestari
優勝の勢いを感じたコナーPHOTO: © WSL / Cestari

 

エキサイティングなファイナルは、コナー、ウィルコとも開始10分でエクセレント・レンジのスコアをマーク。コナーは、6.50のバックアップ・スコアのおかげの僅かながらリードをとり、更に7.37をスコアしてアドバンテージを続けた。

 

2位となったコナー・オリアリー(AUS)は柄沢明美さんの長男PHOTO: © WSL / Cestari
2位となったコナー・オリアリー(AUS)は柄沢明美さんの長男PHOTO: © WSL / Cestari

 

しかし残り時間5分を切って、ウィルキンソンが優先権を使い、素晴らしい波をキャッチ。クリティカルなセクションでのエア気味のリエントリーをメイクし8.03をスコア。大逆転で勝利を手にいれた。

 

今回、素晴らしい活躍を見せたルーキーのコナー・オリアリーは、日本の元チャンピオンである柄沢明美さんの長男。彼は今回の活躍でジープ・リーダーボード第15位から7位へジャンプアップ。トップ10入りを果たし、2017WSL新人王レースをリードする。

 

コナーはオーストラリアン・ジャパニーズ PHOTO: © WSL / Sloane
コナーはオーストラリアン・ジャパニーズ PHOTO: © WSL / Sloane

 

今回オリアリーは、2012WSLチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)、同じルーキーのジョアン・ドゥルー(FRA)、そして11X WSLチャンピオンのケリー・スレーター(USA)を破ってのファイナル進出。目覚しい活躍だった。

 

「ファイナルはシーソーゲームの素晴らしいヒートでしたね。僕は、僕らがみんなのために最高のショーを見せられたことが本当にうれしい。」と、オリアリーは言った。「ウィルキンソンは伝説である。彼は昨年ここで第2位だったんです。 勝利に本当に値するように彼はリッピングしていました。僕はトレーニングをしてから、南アフリカのバリートとJ-ベイに向かうつもりです 。」

 

Outerknownフィジー・プロは、2017年のルーキー・クラスにとって素晴らしいイベントであった。レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、イアン・ゴウベイア(BRA)の3名はファイナルデイまで残り、今シーズンのベスト・リザルトを手にいれた。

 

次の2017年のメンズWSL CTイベントは、7月12日 ― 23日で行われるコロナ・オープンJ-ベイ。ウイメンズは2017年7月31日から8月6日まで行われるVANS USオープンとなる。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1867/outerknown-fiji-pro

 

 

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Outerknownフィジー・メンズ・プロ・ファイナル結果:
優勝:マット・ウィルキンソン(AUS)16.60
2位:コナー・オリアリー(AUS)15.70
 

Outerknownフィジー・メンズ・プロ・セミファイナル結果:
SF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)14.23 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)14.00
SF 2:コナー・オリアリー(AUS)15.40 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)8.36
 

Outerknownフィジー・プロ・クォーターファイナル結果:
QF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)17.00 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.30
QF 2:ミシェル・ボレーズ(PYF)17.80 def.レオナルド・フィオラバンティ(ITA)13.57
QF 3:コナー・オリアリー(AUS)11.16 def.ジョアン・ドゥルー(FRA)
QF 4:ジョエル・パーキンソン(AUS)13.67 def.ビード・ダービッジ(AUS)11.23
 

Outerknownフィジー・メンズ・プロ・ラウンド5結果:
ヒート1:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.34 def.イタロ・フェレイラ(BRA)7.34
ヒート2:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)14.83 def.イアン・ゴウベイア(BRA)11.33
ヒート3:ジョアン・ドゥルー(FRA)17.33 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)12.50
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)12.57 def.スチュアート・ケネディ(AUS)12.36
 

2017WSLメンズ・ジープ・リーダーボード(Outerknownフィジー・メンズ・プロ後):
1-マット・ウィルキンソン(AUS)26,750
2-ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)26,500
3-ジョディ・スミス(ZAF)26,150
3-エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)26,150
3-オーウェン・ライト(AUS)26,150