ブラジリアン・ストーム炸裂。カリッサ・ムーアがまさかの最下位。CT第4戦「Oi リオ・プロ」

ガブリエル・メディーナ(BRA)PHOTO: © WSL / Poullenot

Day 3 Highlights – Oi Rio Pro 2017

 

2017年5月12日金曜日(サクアレマ、リオデジャネイロ/ブラジル)ブラジルのリオデジャネイロで開催中のWSL-CT第4戦「Oi リオ・プロ presented by Corona」は大会3日目。本日は早朝からメンズのラウンド2のヒート5から再開。その後、ウイメンズのラウンド2行い、メンズのラウンド3ヒート5までが終了した。

 

 

2014WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)は、ラウンド3でビード・ダービッジ(AUS)に対するエキサイティングな勝利を収め、プライア・デ・イタウナ・ラインアップに輝きを放った。

 

 

そのマッチアップは、ビッグマニューバーが連続し、トップが何度も入れ替わるシーソーバトルを呈し、、2名のコンペティターによるエキサイティングな戦いとなった。メディーナは、14.30の2-ウェイブ・コンバイン・スコアを記録。ヒート終了間際のメディーナによるプライオリティー・ミスは、ダービッジに逆転のチャンスを与えたが、ダービッジはそのチャンスをモノにできなかった。

 

Gabriel Medina (BRA) Credit: (C) WSL / Poullenot
Gabriel Medina (BRA) Credit:(C) WSL / Poullenot

 

「ブラジルでの試合はギャラリーの声援があって嬉しいです。」と、メディアは言った。「それは、ビード[ダービッジ]とのハード・ヒートでした。波はトリッキーで流れも強くて。でも勝てて最高です。ビーチでギャラリーの大声援が聞こえて最高です。自分たちも彼らに最高な演技を見せるために、限界までプッシュしています。」

 

2015WSLチャンピオン・エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
2015WSLチャンピオン・エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)

 

2015WSLチャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、ラウンド3のオープニング・ヒートで2017CTルーキーであるイアン・ゴウベイア(BRA)を下した。ドラマティックなオール・ブラジリアン・クラッシュはデ・スーザがエクセレントな8.50と7.17をスコアして圧勝した。

 

3度のWSLチャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、ルーキーのコナー・オリアリー(AUS)とラウンド3で対戦。僅差の戦いとなったヒートで、ヒート終盤にコナーが逆転したが、終了間際のラストウェイブでファニングが7.17をスコアして大逆転勝利を決めた。

コナー・オリアリー(AUS)
コナー・オリアリー(AUS)

惜しくも敗れたコナー・オリアリー(AUS)だったが、ラウンド2のスチュアート・ケネディ(AUS)に対したヒートでは、新しいレベルのサーフィンを披露。2本のパーフェクトな9ポイント・ライドで、18.20という素晴らしいコンバイン・スコアをマークした。

 

2012WSLチャンピオン・ジョエル・パーキンソン(AUS)
2012WSLチャンピオン・ジョエル・パーキンソン(AUS)

今回好調な2012WSLチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)もまた、ベテランのジェレミー・フローレス(FRA)を下してラウンドアップ。

 

ウィゴリー・ダンタス(BRA)は、ラウンド2でセバスチャン・ジーツ(BRA)に対して、素晴らしいディスプレーを見せ、2つの9ポイント・ライドで本日の最高点となる18.27のヒート・トータルをスコア。ジーツは、コンビネーション・シチュエーションで敗れた。

 

ルーキーのイーサン・ユーイング(AUS)、ジョーン・ドゥルー(FRA)とイズキール・ラウ(HAW)は惜しくもラウンド2で敗退。

 

ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)がムーアを破る。 PHOTO: © WSL / Poullenot
ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)がムーアを破る。 PHOTO: © WSL / Poullenot

 

ウイメンズでは、リプレイスで出場のビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)が、3度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)をラウンド2で下す番狂わせを引き起こした。

 

ビアンカは、彼女のアグレッシブ・バックハンド・アタックで7.17と5.67のスコアでムーアに対しアドバンテージを取った。ムーアは5.17と5.43をスコアしたが、逆転に必要な7.41をスコアすることができなかった。ムーアがCTイベントで最下位となったのは2010年以降初めてのこととなる。

 

タイラー・ライトのパワーカーヴィング
タイラー・ライトのパワーカーヴィング

 

一方、WSLチャンピオンに君臨するディフェンディング・イベント勝者であるタイラー・ライト(AUS)は、ラウンド2で14才のワイルドカード・タイナ・ヒンケル(BRA)と対戦。ライトは、クリーンなライトハンダーを見いだし、18.00の2-ウェイブ・コンバイン・スコアを記録。ヒンケルをコンビネーション・シチュエーションに追い込んでの圧勝となった。

 

日本とリオデジャネイロとの時差は、12時間。ネクストコールは日本時間では5月13日18時45分

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1854/oi-rio-pro

 

 

Oiリオ・プロ・メンズ・ラウンド2結果:
ヒート5:ジャドソン・アンドレ(BRA)11.00 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)10.27
ヒート6:セバスチャン・ジーツ(HAW)10.90 def.イーサン・ユーイング(AUS)5.07
ヒート7:カイオ・イベリ(BRA)14.87 def.ジョーン・ドゥルー(FRA)12.40
ヒート8:ビード・ダービッジ(AUS)14.60 def.コナー・コフィン(USA)10.16
ヒート9:コナー・オリアリー(AUS)18.20 def.スチュアート・ケネディ(AUS)15.16
ヒート10:エイドリアン・バカン(AUS)14.94 def.ミゲル・プポ(BRA)12.67
ヒート11:フレデリコ・モライス(PRT)14.40 def.ジャック・フリーストーン(AUS)13.53
ヒート12:ウィゴリー・ダンタス(BRA)15.60 def.イズキール・ラウ(HAW)15.26
Oiリオ・プロ・メンズ・ラウンド3結果:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.67 def.イアン・ゴウベイア(BRA)12.33
ヒート2:ウィゴリー・ダンタス(BRA)18.27 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)11.73
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.30 def.ビード・ダービッジ(AUS)13.86
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.43 def.ジェレミー・フローレス(FRA)11.44
ヒート5:ミック・ファニング(AUS)13.40 def.コナー・オリアリー(AUS)11.90
Oiリオ・プロ・メンズ・ラウンド3マッチアップ:
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ヤゴ・ドラ(BRA)
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート8:カイオ・イベリ(BRA)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート9:マット・ウィルキンソン(AUS)対ジョシュ・カー(AUS)
ヒート10:フィリーペ・トリード(BRA)対カノア五十嵐(USA)
ヒート11:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対フレデリコ・モライス(PRT)
ヒート12:オーウェン・ライト(AUS)対ナット・ヤング(USA)
Oiリオ・ウイメンズプロ・ラウンド2結果:
ヒート1:ローラ・エネバー(AUS)12.03 def.タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)11.33
ヒート2:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)15.54 def.ブロンテ・マコーレー(AUS)6.54
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)18.00 def.タイナ・ヒンケル(BRA)5.93
ヒート4:ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)12.84 def.カリッサ・ムーア(HAW)10.60
ヒート5:レイキー・ピーターソン(USA)13.60 def.ポーリーン・アドゥ(FRA)10.34
ヒート6:キーリー・アンドリュー(AUS)13.87 def.シルヴァーナ・リマ(BRA)11.60
Oiリオ・ウイメンズプロ・ラウンド3マッチアップ:
ヒート1:コートニー・コンローグ(USA)、ジョアン・ディフェィ(FRA)、ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ココ・ホー(HAW)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)、セージ・エリクソン(USA)、キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、ローラ・エネバー(AUS)