
クラマス、バリ/インドネシア(2017年4月27日木曜日)バリ島クラマスで開催されていたWSLアジア第2戦であるQS1000「コムネ・バリ・プロ pres. by The Mad Hueys 」が終了。
ファイナルデイに残った8名のサーファーは、イベント最高のコンディションとなった完璧な4 – 5フィート・バレルを堪能。そして、クーランガッタのブレント・ドーリントン(AUS)が、誇り高きイベント・タイトルと金色のシュー・トロフィを獲得した。

ファイナルは、ブレント・ドーリントン(AUS)と16才の和井田理央(IDN)が対決。チューブとターンをコンビネーションできるセクションを持った波を選ぶために、プライオリティーを上手く使うことが勝利の鍵となった。そして、長年のQSキャンペーナーであるドーリントンが、豊富な試合経験を活かして勝利を手に入れた。

「ワォ! 何て日なんだ!」と、ドーリントンは言った。「ここは自分の大好きな波で、自分が本当に優勝したかったコンテストなんです。そして自分のスポンサーであるThe Mad Hueysのイベント。今夜は自分の兄弟の結婚式前日のパーティで、自分の友人たちが勢揃いしているんです。しばらくの間、リオにリードされていて、終わったと思っていました。でも逆転できて優勝することができたんです。もう最高です。」

2位となった16才の和井田理央(IDN)はイベントを通して素晴らしいパフォーマンスを見せていた。しかし残念なことに、セバスチャン・ジーツを下したセミファイナルが彼にとってのピークだった。とはいえ今回は、和井田にとってQSイベントにおけるベストリザルト。この結果は彼に大きな自信を与えたことは間違いない。
「このイベントは、多くのことを学べて、本当に素晴らしかったです。」と、和井田は言った。「来年のイベントが今から待ち遠しいです。来年は優勝したいですね。CT選手と戦って勝てたことは、夢のようで今でも信じられません。」

2015年のワールド・チャンピオンでKomuneバリ・プロ第1シードのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、クラマスのパーフェクトなライトハンダーで素晴らしいパフォーマンスを続けた。そして、2本のパーフェクト10をスコアし、20点満点のパーフェクト・ヒートスコアをたたき出した。
セミファイナルでも最後までリードを続けたデ・スーザだったが、終了間際にドーリントンに逆転されて惜しくも3位でフィニッシュとなった。
「彼の最後の波を僕はインサイドで全部を見ていたんです。あのライドはあのスコアに値するものだった。」と、デ・スーザは言った。
「ファイナルをメイクしたかった。あれが25分ヒートだったら良かったと少し思ったけど、ブレントはよくやったよ。彼はリッピングしてた。このイベントで素晴らしい時間を持てて、バリに来て良かったと思っている。初のパーフェクト20ヒートもスコアして、本当に楽しかった。来年も絶対来たいね。」

オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1841/komune-bali-pro