5月開催のISA世界選手権フランス大会に、CTサーファー初参戦。ブラジルとフランスは本気の布陣を発表

 

2017年5月20日から28日まで、フランスのビアリッツで開催されることが決まっている、2017年のISAワールド・サーフィン・ゲーム。それは初めてワールド・サーフ・リーグのCTサーファーがISAのイベント参加が認可された、国の名誉をかけた大会となる。

 

昨年2016年10月にWSLとISAという2つの組織が、2020年東京オリンピック大会の追加種目に「サーフィン」が決定したことを機に手を組んだ。

 

当時のWSL CEOであったポール・スピーカーは「WSLは、WSLチャンピオンシップ・ツアーのトップ・プロ・サーファーが ISAワールド・サーフィン・ゲームで、彼らの国を代表して出場することを許可する方向で従事する。WSLは、ISAとともに2020年のオリンピックに最上のサーフィン・エクスペリエンスを提供することを目的として働き続ける。」と言った。

 

これまでWSLサーファーが、ISAイベントのような外部のコンペティションに参加するには、特別な許可が必要だった。彼らがISAスタイルのチーム・イベントで祖国を代表するのを奨励されるのは初めてのこととなる。もちろんスケジュールもWSLと重ならないように考慮されたものだ。

 

そして、今回ISAが発表したISAワールド・サーフィン・ゲームにおける、開催国のフランスとブラジルの代表選手は、その公約通りにCTサーファーの名前が並んだ。(このイベントの各国の出場枠は男子4名、女子2名まで。)

 

フランス代表のジェレミー・フローレスPhoto: French Surfing Federation
フランス代表のジェレミー・フローレスPhoto: French Surfing Federation

 

チーム・フランスは、2009年のISAワールド・サーフィン・ゲームのゴールド・メダリストであるリユニオン・アイランドのジェレミー・フローレスとジョアン・ディフェィ。更にジョーン・ドゥルー、ポーリーン・アドゥとヴィンセント・ドゥヴィニャクという4名のCTサーファーを招集。最後の一人は 4月に発表予定。

 

 

ジョアン・ディフェィ Photo: French Surfing Federation / Justes
ジョアン・ディフェィ Photo: French Surfing Federation / Justes

 

チーム・ブラジルもまた、3名のCTサーファーを加え、ワールド・チーム・タイトルを狙ったパワフルなラインアップをまとめた。それはウィゴリー&ウィスリー・ダンタスのパワー・サーフィン・ブラザーを筆頭に、ミゲル・プポ、イアン・ゴウベイア、女子がジャクリーン・シルヴァとスエレン・ナライザ。

 

チーム南アフリカはストロング・チームに前WSL CTサーファーにビアンカ・ブイティンダッグも招集。2015年と2016年のISAワールド・チーム・チャンピオンであるコスタリカとペルーは、まだチーム・メンバーを公開していない。

 

日本チームもまだ公開になっていないが、日本にとってはWSL−QS6000の一宮オープンと開催日(5月21日〜28日)がISAと完全に重なるために、その代表選手を選ぶ側も選ばれる側も厳しい判断を迫られる。日本を含め、他国の代表選手も近日中に発表されるだろう。
これまでとは完全にレベルの違う戦いが想像される2017年のISAワールド・サーフィン・ゲームは、世界中のナショナル・サーフィン・チームを集めるて行われるオリンピック・スタイルのチーム・コンペティションとなる。

 

 

http://www.isasurf.org/events/world-surfing-games/