WSLメンズCT開幕戦クイックシルバー・プロが開始。復帰のファニング、オーウェン・ライト順調に勝ち上がる

ガブリエル・メディーナCredit: © WSL / Sloane

クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2017年3月16日木曜日)今シーズンのWSLチャンピオンシップ・ツアー開幕戦となる「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」本日はついにメンズのラウンド1がスタート。

 

Opening Day Highlights – Quiksilver/Roxy Pro Gold Coast 2017

 

 スナッパーロックスは、期待通りのクリーンな3~5フィートのコンディションとなり、女子は残りのラウンド1ヒートとラウンド2、メンズはラウンド1とラウンド2の最初の2ヒートまでが行われ、長丁場の1日となった。

 

 

 

世界チャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、エクセレントな16.83の2-ウェイブ・スコアを叩き出して、イベント・ワイルドカードのマイキー・ライト(AUS)と2017WSLルーキーのコナー・オリアリー(AUS)を簡単にねじ伏せた。

 

「僕は、ワールド・タイトルを勝ち取るプレッシャーから解放されて、凄くリラックスしてやれています。 」と、フローレンスは言った。「ヒート中の波はファン・ウェイブでしたね。自分のやりたいことが全部できる感じでした。このあと数日間も波はもっと良くなるみたいなので、最高ですね。」

 

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)も、今年のオープニング・ヒートを16.50のコンバイン・スコアで支配。ウィゴリー・ダンタス(BRA)と2017WSLルーキーのイズキール・ラウ(HAW)をコンビネーション・シチュエーションに追い込んでの圧勝だった。

 

ガブリエル・メディーナCredit: © WSL / Sloane
ガブリエル・メディーナCredit: © WSL / Sloane

 

しかし2014年WSLチャンピオンは、バラエティなパワフル・マニューバーを爆発させたが、エアーの不時着で彼は膝をひねってしまった。ヒートでサーフィンし続けて、怪我のあともハイエスト・スコアをマークしたが、海から上がるとすぐに治療を受けた。

 

「我々はガブリエル(メディーナ)にチェックインした。彼はひざを氷でおおっていて、休んでいる」と、WSL代理コミッショナーのレナート・ヒッケルは言った。「彼はコンペティションが再開するとき、ラウンド3に参加するつもりである。」とコメント。

 

 

ヒート7は、3度のWSLチャンピオンであるファニング、11度のWSLチャンピオンのスレーター、CTベテラン、ジェレミー・フローレス(FRA)によるヘビー級マッチアップとなった。

 

ヒートは、ふたりの世界チャンピオンに対しフローレスが終始リードを取ったが、根気よくプライオリティを持って波を待ったファニングが、終了間際のラストウェイブで7.14をスコアして逆転してラウン3へ勝ち上がった。

 

ミック・ファニング Credit: © WSL / Sloane
ミック・ファニング Credit: © WSL / Sloane

 

「僕はプライオリティを持って、しばらく波を待っていた。でも、このようなコンディションは、とても難しくて、時にプライオリティが災いになるんだ。」と、ファニングは言った。

 

「最後の最後まで冷静さを失わなかったことは凄く自信になったよ。シーズンを通して、こうありたいよね。僕は結果については、あまり気にしていなくて、ただ前進し続けたい。」

 

 

 

 

2015年12月にハワイ・オアフ島ノースショアのパイプラインで、頭部に重い怪我を負ったことが原因で、 2016年のシーズンの試合を全て欠場したオーウェン・ライト(AUS)。

 

今シーズンはワイルドカードが割り当てられてツアーに復帰。初のCTヒートで彼はルーキーのイーサン・ユーイング(AUS)とセバスチャン・ジーツ(HAW)に対して、 2つのエクセレントの8-ポイント・ライドで、復活の狼煙を上げた。

 

ユーイングは、彼のオープニング・ライドでパーフェクトに近い9.10をスコアするも、ライトの16.83というコンバイン・スコアに対し、バックアップを見つけることが出来なかった。

 

Owen Wright of Australia made a stellar return to Championship Tour competition after a year off due to brain injury by winning Heat 12 of Round One at the Quik Pro Gold Coast, Australia,
Owen Wright of Australia made a stellar return to Championship Tour competition after a year off due to brain injury by winning Heat 12 of Round One at the Quik Pro Gold Coast, Australia,

 

「僕にとって、かなり感動的です。勝ち上がることは本当に素晴らしいと感じます。」と、ライトは言った。「ここまでに辿り着くことは本当にタフな旅だったので、僕はこの瞬間を本当に楽しんでいました。復帰初の勝利と父親として初勝利は、これまでに味わったことのない素晴らしいものです。

 

ワールド・タイトル・コンテンダーのひとりであるジュリアン・ウィルソン(AUS)とコロへアンディーノ(USA)は、ルーキーのレオナルド・フィオラバンティ(ITA)、2016年のルーキー・オブ・ザ・イヤーのカイオ・イベリ(BRA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、カノア五十嵐(USA)を下してラウンド3進出。

 

 

 

ラウンド2では、イベント・ワイルドカードのマイキー・ライト(AUS)が、トップ・シードのミシェル・ボレーズ(PYF)を破る大番狂わせが発生。ラウンド2を強いられたスレーターは、トライアル勝者のナット・ヤング(USA)を下し、ラウンド3行きのチケットを手に入れた。

 

レイキーがイベント初のパーフェクト10をマーク。

 

ウイメンズでは、昨年怪我で欠場していたレイキー・ピーターソン(USA)が、スナッパー・ロックスのパーフェクションを見つけ出し、イベント初のパーフェクト10をマーク。今日のハイエスト・ヒート・スコア19.27を叩き出した。それが下の映像。

 

「昨年の足首の怪我から、シーズンオフはずっとハードなトレーニングを続けてきました。やっと、その成果が出たって感じています。満点を出したあと、時計を見たら15分も時間が残っていて、スナッパーのパーフェクト・ウェイブをふたりだけでやれるなんて、最高な時間を過ごせました。健康に感謝ですね。」

 

 

Owen Wright of Australia made a stellar return to Championship Tour competition after a year off due to brain injury by winning Heat 12 of Round One at the Quik Pro Gold Coast, Australia,
Owen Wright of Australia made a stellar return to Championship Tour competition after a year off due to brain injury by winning Heat 12 of Round One at the Quik Pro Gold Coast, Australia,

イベント主催者は、明日現地時間で午前7時00分に再びファーストコールする。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1800/quiksilver-pro-gold-coast

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1801/roxy-pro-gold-coast

 

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド1結果
ヒート6:ステファニー・ギルモア(AUS)14.24、レイキー・ピーターソン(USA)13.33、マリア・マニュエル(HAW)7.50

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド2結果
ヒート1:キーリー・アンドリュー(AUS)12.67 def.ローラ・エネバー(AUS)9.13
ヒート2:セージ・エリクソン(USA)対ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対アリッサ・ロック(AUS)
ヒート4:ジョアン・ディフェィ(FRA)15.90 def.ポーリーン・アドゥ(FRA)13.93
ヒート5:ココ・ホー(HAW)14.50 def.マリア・マニュエル(HAW)14.36
ヒート6:レイキー・ピーターソン(USA)19.27 def.シルヴァーナ・リマ(BRA)13.40

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド3のマッチアップ
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、ジョアン・ディフェィ(FRA)、ココ・ホー(HAW)
ヒート2:タイラー・ライト(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)
ヒート3:コートニー・コンローグ(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート4:カリッサ・ムーア(HAW)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ブロンテ・マコーレー(AUS)

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド1結果
ヒート1:ジャドソン・アンドレ(BRA)11.46、ミシェル・ボレーズ(PYF)10.27、コナー・コフィン(USA)9.40
ヒート2:マット・ウィルキンソン(AUS)13.67、スチュアート・ケネディ(AUS)8.83、イアン・ゴウベイア(BRA)8.13
ヒート3:コロへアンディーノ(USA)11.33、ジャック・フリーストーン(AUS)10.67、カノア五十嵐(USA)3.10
ヒート4:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.50、ウィゴリー・ダンタス(BRA)6.07、イズキール・ラウ(HAW)10.70
ヒート5:ジョディ・スミス(ZAF)11.93、ミゲル・プポ(BRA)11.77、ナット・ヤング10.66(USA)
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.83、マイキー・ライト(AUS)13.50、コナー・オリアリー(AUS)8.20
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)、13.27、ジェレミー・フローレス(FRA)13.13、ケリー・スレーター(USA)11.20
ヒート8:ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.80、レオナルド・フィオラバンティ(ITL)12.07、カイオ・イベリ(BRA)10.90
ヒート9:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.86、ジョーン・ドゥルー(FRA)16.40、イタロ・フェレイラ(BRA)11.66
ヒート10:フレデリコ・モライス(PRT)15.70、フィリーペ・トリード(BRA)15.10、エイドリアン・バカン(AUS)13.43
ヒート11:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)16.17、ビード・ダービッジ(AUS)15.44、ジョシュ・カー(AUS)11.33
ヒート12:オーウェン・ライト(AUS)16.83、イーサン・ユーイング(AUS)15.27、セバスチャン・ジーツ(HAW)12.20

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド2の結果
ヒート1:マイキー・ライト(AUS)14.17 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)13.20
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)14.03 def.ナット・ヤング(USA)12.94

残っているクイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド2マッチアップ:
ヒート3:フィリーペ・トリード(BRA)対イズキール・ラウ(HAW)
ヒート4:セバスチャン・ジーツ(HAW)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート5:ジョシュ・カー(AUS)対イアン・ゴウベイア(BRA)
ヒート6:エイドリアン・バカン(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート7:イタロ・フェレイラ(BRA)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート8:カイオ・イベリ(BRA)対ジョーン・ドゥルー(FRA)
ヒート9:コナー・コフィン(USA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート10:スチュアート・ケネディ(AUS)対イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート11:カノア五十嵐(USA)対コナー・オリアリー(AUS)
ヒート12:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対ミゲル・プポ(BRA)