仲村拓久未が本日の最高点9.10。ジャパニーズ・サーファー快進撃。ニューカッスルでQS6000が開幕

Hiroto Arai won his Round 1 Heat at the Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach WSL / Tom Bennett

メレウェザー・ビーチ、ニューカッスル、NSW/AUS(2017年2月20日月曜日)今シーズン初のWSLメンズQS6000イベント「メートランド&ポート・スティーブンス・トヨタ・プロ」が、ニューカッスルの美しいメレウェザー・ビーチでキックオフした。

 

ニューカッスルで開催されているオーストラリア最古のサーフィン・フェスティバル「サーフェスト」のメインイベントとして開催される男女QS6,000。大会初日は、クリーンな2フィートのコンディションでメンズのラウンド1が終了。ウイメンズ6000の「アンディティ・ウイメンズプロ」は本日はオフ。

 

今回のイベントは、QS6000というだけあって、CT選手も多数参加。3月のスナッパーロックスのウォーミングアップ的に出場する選手も多く、ウイメンズではオーストラリアのトップ選手で、昨年のファイナリストであるサリー・フィッツギボンズとステファニー・ギルモアをはじめ、CTイベントのようなメンバーとなっている。

 

Kai Otton competing in the round of 144 at the Maitland & Port Stephen’s Toyota Pro
Kai Otton competing in the round of 144 at the Maitland & Port Stephen’s Toyota Pro  WSL/Sproule

 

 

今日のメンズのラウンド1では、昨年チャンピオンシップ・ツアー(CT)を引退したばかりのカイ・オットンが出場。流石のパフォーマンスを披露した。

 

「ニューカッスルは自分の家から歩いてこれるので、気軽に参加することに決めたんだ。」と、オットンは言った。「でも、ラウンド1から出なくちゃならないのを聞いてちょっとショックだったね。でも、自分にとってコンテストは楽しみ。ここにも楽しもうと思ってきているんだ。QSでポイントを稼ぐつもりもないし、本当に家から近くて、目をつぶっても来れる場所なんだよ。」

 

Hiroto Arai won his Round 1 Heat at the Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach
Hiroto Arai won his Round 1 Heat at the Maitland and Port Stephens Toyota Pro at Merewether Beach

 

今回イベントには、日本から多くのサーファーが出場。本日のメンズ・ラウンド1には、H2に森友二、H5 仲村拓久未、大橋海人、H7 村上舜、H11 新井洋人、H16 大原洋人、H24 稲葉玲王。H1にハワイから喜納海人。

 

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仲村拓久未

 

ヒート後半に優先権を持って波を待った仲村拓久未は、素晴らしいレフトを掴み、3つのバックハンド・ビッグリエントリーでパーフェクトに近い9.10をスコア。更に7.57でバックアップ。ヒートスコア16.67をマークして1位でラウンドアップを決めた。同じヒートを戦った大橋海人は惜しくも初戦敗退となった。

 
新井洋人もシャープなバックハンドのコンビネーション・サーフィンを披露。7.83 と5.67のシングル・スコアでヒートスコア13.50をマーク。下位の選手の追い上げを振り切りトップでラウンド2進出。

 

 

大原洋人もファーストウェイブで6.17をスコア。後半にトップスコアを6.60に塗り替えて、ヒートスコア12.77をマークして1位でラウンド2進出。

 

 

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稲葉玲王

 

ハイタイドを迎え、緩慢なセクションが多い中、本日のラストヒートに登場した稲葉玲王は、ファーストウェイブからパワフルでキレのあるフォアハンド・スナップを連打して5.43をスコアしてヒートを開始。セカンドウェイブで3.33をスコアして2位に付ける。

 

ヒート後半に入り、ダブルアップするレフトを見つけた稲葉は再び力強いターンを繰り出して5.73をスコア。だが4位だったセス・モニーツが8.17のエクセレントをスコアして一気にトップポジションへ。

 

2位の稲葉を僅差で追い上げるベテランのダニー・ウイルスの追撃を振り切り、2位でラウンドアップを決めた。

 

森友二、村上舜、喜納海人も2位でラウンド2へ勝ち上がった。

 

メンズのラウンド2からはトップシードが登場。H17にカノア五十嵐がクレジット。本日勝ち上がった日本人選手は、H1に森友二、H2に喜納海人、H5に仲村拓久未、H8に村上舜、H9に新井洋人、H16に大原洋人、H23に稲葉玲王。どのヒートもCT選手を含む強豪が顔を揃える。

 

女子のラウンド1にはH1 北澤麗奈、H2 田代凪沙、H3 黒川日菜子、H5 松田詩野、H6 須田那月、ラウンド2からはH1に大村奈央とハワイから前田マヒナ、H5 野呂玲花、H8 橋本恋。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1784/maitland-and-port-stephens-toyota-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1785/anditi-womens-pro

 

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