小笠原由織がラウンド3進出。WSL-QS「Komunity プロジェクト・グレイト・レイクス・プロ」開幕

小笠原由織がラウンド2を大逆転でラウンドアップ。WSL/Bennett

 

ブーメラン・ビーチ、NSW/AUS(2017年2月7日火曜日)WSL−QS1000「Komunity プロジェクト・グレイト・レイクス・プロ」が本日2月7日から11日まで、 ブーメラン・ビーチで開催される。

 

ここまでコンディションに恵まれなかったオーストラリアン・レッグだったが、大会初日の本日のブーメラン・ビーチはクリーンな3フィートのAフレーム・ピークとなり、素晴らしいハイパフォーマンス・サーフィンが披露された。

 

Day 1 Line up at the Komunity Project Great Lakes Pro, Boomerang Beach
Day 1 Line up at the Komunity Project Great Lakes Pro, Boomerang Beach

 

試合はメンズ・ラウンド2のヒート12までが行われ、ウイメンズはオフ。

 

ラウンド2から登場の日本の小笠原由織は、ヒート終了間際まで第3位のポジションで、絶体絶命のピンチに追い込まれていた。

 

しかし、スムーズなナチュラルフッターの小笠原は、終了ホーン寸前でロング・ライトハンダーにテイクオフ。3つのビッグなラッピング・カットバックを実行し6.20をスコア。3位から一気に1位にジャンプアップして、勝ち上がった。

 

小笠原由織がラウンド2を大逆転でラウンドアップ。WSL/Bennett
小笠原由織がラウンド2を大逆転でラウンドアップ。WSL/Bennett

 

「自分にとってはナーバスなヒートでした」と、小笠原は言った。「波を掴むために、待って待ち続けました。自分がどんなポジションなのかも分からなかったんです。最後に自分が3位なんだって聞こえて、ビビりましたね。それで最後にあの波をつかめて、何かやらなければと思っていたんですけど、波が良くてスコアが出てラッキーでした。」

 

Thomas Cervic Wfloating through to Round 3 at the Komunity Project Great Lakes ProWSL/Bennett
トーマス・シャーヴィック ProWSL/Bennett

 

オーストラリアのトーマス・シャーヴィックは、前回のキャバリタで初のQSイベントに出場して5位となった。ヌーサヘッズのローカルであるシャーヴィックの超高速なフォアハンドのアタックは、13.70のヒート・トータルをもたらし、見事ラウンド3へ勝ち上がった。

 

バイロン・ベイのカイアス・キング WSL/Bennett
バイロン・ベイのカイアス・キング WSL/Bennett

 

バイロン・ベイの神童と呼ばれるカイアス・キングは、ラウンド2でソリッドなヒート・トータル14.75をスコア。それはラウンド2のハイエスト・スコアとなった。

 

「ここ数回の試合は、波との闘いでしたね。 」と、キングは言った。「ここに来て良い波だったので本当に良かったです。波も上がりそうなので楽しみです。この周辺は大好きな場所なんです。」

 

本日ヒートのあった太田拓杜とカリフォルニア育ちの日本人サーファーの西谷謙人は、ラウンド1を勝ち上がったがラウンド2で敗退となった。

 

小林桂はラウンド3から、大原洋人はトップシードのラウンド4からの出場予定。

 

女子ではラウンド1から前回のキャバリタで優勝した橋本恋、田代凪沙、北澤麗奈、黒川日菜子らが参戦予定。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

コンペティションの4日目、5日目は(2月10日 ― 11日)はライブ中継が予定されている。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1776/komunity-project-great-lakes-pro/live

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1775/komunity-project-great-lakes-womens-pro/live