バーレー・ヘッズ、ゴールド・コースト/QLD（2017年1月27日金曜日）WSL-QS1000「フライト・センター・バーレー・プロ」は大会２日目。バーレーは1～2フィートの相変わらずのスモールだが、風は弱くクリーンなコンディションで、メンズとウイメンズのラウンド２が行われた。
昨年のシーズン後半に、僅差でCTへのクオリファイを逃した、元ワールド・ジュニア・チャンピオンのイザベラ・ニコルズ（サンシャイン・コースト/QLD）は、今シーズン初めてコンテスト・ジャージを着て登場。
小さなソフト・コンディションに、ニコルズのシャープなフォアハンドのアタックは完璧にはまり、ここまでのイベント・ハイエスト・ヒート・トータルとなる、エクセレントな17.50をスコアした。
「あのヒートの前にコンディションが少し気になっていたんです。」と、ニコルズは言った。「パドルアウトしたら突然波が入ってきて、良かったです。みんな同じコンディションでうまく対応しなければならないですからね。
昨年の最後は残念でした。でもそれが今年のモチベーションになっています。トレーニングやサーフィンをたくさんやって、今シーズンの試合が楽しみです。」
元CTコンペティターのディミティ・ストイル（サンシャイン・コースト/QLD）は、2015年のフライト・センター・バーレー・プロの優勝者。昨年は日本で行われたQS3000イベントでの優勝したのも記憶に新しい。
「長い間、試合を休んでいたので、かなり震えている感じでした。」と、ストイルは言った。「あのヒートをメイクできてラッキーだったと感じています。自分のウェイブ・セレクションは劣っていた。タフなヒートでした。
再びバーレーで戦えて嬉しいですね。今は素晴らしい波ではないですけど、このイベントに出場していれば、クラシックなバーレーでできるチャンスがあるんです。そんなコンディションにならなくても、ここは世界でベストのコンテストですね。」
現在３試合連勝中の、ウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオンのメイシー・キャラハン（アボカ/NSW）は、昨年のイベント・チャンピオンとして今年も出場。早くに11.25のヒート・トータルをスコアしたキャラハンは、ヒートを支配するためにプライオリティを上手く利用した。
本日の波乗りジャパン。女子のラウンド２ではH1で北澤麗奈がイザベラ・ニコルズらと対戦、H4では大村奈央、橋本恋が、昨年の鴨川大会で優勝したディミティ・ストイルと。H5の川合美乃里は、ワールドジュニアチャンプのメイシー・キャラハンらと、H7では黒川日菜子がクレア・ベヴィラクアと対戦。
大村奈央は、エクセレントの8.00を6.35でバックアップし、ヒートスコア14.35をマークし、強敵ディミティ・ストイルを抑えて、トップでラウンド３進出。黒川日菜子もヒートスコア12.00で２位でラウンドアップ。川合美乃里は、ワールドジュニアチャンプのメイシー・キャラハンらと対戦。そのヒートのベストスコア7.00を持ちながら、バックアップが見つけられずに、惜しくも僅差で３位敗退となった。
また本日行われた男子のラウンド２では、H2に堀越力と田中透生、H6 澤村康生、H7 田中大貴、H8相澤日向、H10 太田拓杜、H13 小林桂、粟田生、H16 山中海輝が登場。
小林桂は、7ポイントを２本揃えて、14.75のヒートスコアでトップ通過。田中大貴もヒートスコア12.10で見事１位。堀越力と相澤日向は２位でラウンド３進出を決めた。
トップシードのラウンド３からは、日本の主砲である大原洋人がH11、仲村拓久未がH17に登場。本日勝ち上がった堀越力はH1、田中大貴と相澤日向はH7、小林桂はH13にクレジット。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ！日本！
オフィシャルサイト：
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1771/flight-centre-burleigh-pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1770/flight-centre-burleigh-pro
