フローレンスとメディーナ、R1を勝利でパイプ・マスターズ・キャンペーンを始動

ジョン・ジョン・フローレンス Photo: WSL / Cestari

バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2016年12月14日水曜日)WSL-CTとトリプルクラウンの最終戦「ビラボン・パ イプ・マスターズ in Memory of Andy Irons.」は、4~5フィートのパイプラインでメインラウンドがスタート。ラウンド1とウイメンズのパイプ・インヴィテーショナルが終了した。

 

WSLチャンピオンとなったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ジャドソン・アンドレ(BRA)とイベント・ワイルドカードのギャビン・ベシェン(HAW)に対し、その圧倒的な強さを勝利で示した。 ラウンド1のヒート6マッチアップは、フローレンスが 2つのエクセレント・ライドを決め、16.66のハイエスト・ヒート・スコアをマーク。 ラウンド3へ勝ち上がった。

 

「このギャラリーからの声援が本当に支えになります。特にホームですからね。」と、フローレンスは言った。「家族や仲間が居てくれて、本当にリラックスしてやれています。

 

ジャドソン[アンドレ]は、ハレイワやサンセットで良いサーフィンをしていて、好調そうでした。彼を見るのが楽しみでした。今日はダブル・アップする波を見つけたものが勝った感じですね。ジャドソンは、最初からエアを決めて、イベントを通して彼はやりそうだなって思いました。そういう意味で、彼とのヒートはちょっと神経が疲れるんですけど、トップで勝ち上がれて嬉しいです。」

 

Billabong Pipe Masters 2016: Day 1 Highlights

 

2014WSLチャンピオンでディフェンディングVANSトリプルクラウン勝利者である、ガブリエル・メディーナ(BRA)は、ルーキーのカノア五十嵐(USA)と前パイプ・マスターのブルース・アイアンズ(HAW)と対戦。メディーナはバックドアでビッグなバックサイド・ハックを誘発。 15.10のコンバイン・ヒート・スコアをたたき出した。

 

「楽しいヒートでした。」と、メディーナは言った。「本当にトリッキーで難しい波でしたが、勝ち上がれて本当に最高です。サンセットのちょっと前にここに入ったんですけど、2年前からずっといるような気分です。このイベントが終わって家に帰れるのが待ち遠しいです。波が良くなってくれることを願います。パイプでファイナルをメイクできたら最高です。この波が大好きなので、ここで優勝したいんです。」

 

ルーキーのアレックス・リベイロ(BRA)は、ヒート7でディフェンディング・イベント勝者のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)と同じくルーキーのコナー・コフィン(USA)を破る番狂わせを起こした。デ・スーザはヒートを終始リードしたが、2つの5ポイント・ライドで勝利したリベイロに対し、セカンド・ウェイブ・スコアを見つけることができなかった。

 

マット・ウィルキンソン(AUS)は、フレデリコ・モライス(PRT)とナット・ヤング(USA)に対してラウンド1のヒート3で僅差で勝利をおさめた。 そのヒートは、終了間際まで2017年のCTにクオリファを決めたVANSトリプルクラウンの現在のリーダーであるモライスリードしていたが、終了寸前のラストウェイブでウィルキンソンが大逆転。0.07ポイント差でラウンド2へ回った。

 

 

Brazil’s Alex Ribeiro advanced straight to the third Round. Photo: WSL / Heff

 

また、VANSワールド・カップで優勝し勢いのある、ジョディ・スミス(ZAF)は、ヒート4でキアヌ・アシン(HAW)とフィン・マギル(HAW)を破り、ラウンド3進出を決めた。ラウンド2を強いられたアシンは、2017年のCTに関して彼のポジションを確保するために、このイベントで良い結果を残せなければならない。

 

Kelly Slater came out of the gates strong on Day 1. Photo: WSL / Heff

11度のWSLチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)は、ヒート10で、パイプで彼の強さを見せつけた。スレーターは、彼のバックハンドで2つのソリッドな6ポイント・ライドをスコア。12.70のヒート・トータルでカイ・オットン(AUS)とルーキー・カイオ・イベリ(BRA)を下した。

 

「最初に、フィン・マギルに対し、彼の先日のパフォーマンスでメインラウンドに勝ちあがれたことにお祝いを言いたい。」と、スレーターは言った。

 

「17のとき、フロリダでバートン・リンチと戦わなければならない時のような、そんなストークを感じた。十代の時に手に入れたチャンスの時の気持ちは、最高に楽しくてエキサイティングなもの。 他の選手が頑張って成功する姿を見ることは、自分の集中力を高めて、インスパイヤーされる。若返らせてくれるんだ。若い選手から元気をもらっているのは間違いないね。」

 

ヒート8は、2010年のパイプ・マスターであるジェレミー・フローレス(FRA)、2012年のパイプ・マスター、ジョエル・パーキンソン(AUS)とスチュアート・ケネディ(AUS)との激しいバトルとなった。僅差の戦いとなったヒートは、同点のカウントバックで、より高いシングル・ウェイブ・スコアを持っていたフローレスが1位で勝ち上がった。

 

Jeremy Flores post heat interview with Rosie Hodge. Photo: WSL / Heff

 

その他にジュリアン・ウィルソン(AUS)、ミゲル・プポ(BRA)、フィリーペ・トリード(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ミシェル・ボレーズ(PYF)も、ラウンド3進出。

 

 

また、ウイメンズのパイプ・インヴィテーショナル(WSLスペシャル・イベント)が、男子終了後に行われ、2016WSLチャンピオンのタイラー・ライト(AUS)、6度のWSLチャンピオン・ステファニー・ギルモア(AUS)、3度のWSLチャンピオン・カリッサ・ムーア(HAW)が出場。シングル・ヒート・ファイナルでギルモアが17.00のコンバイン・スコアで勝利を収めた。

 

ネクストコールは明日、現地時間の午前7時30分、日本時間の深夜2時30分。予報ではサイズアップが期待されてはいるものの、オンショアでジャンクなコンディションとなる可能性が懸念されているようだ。果たしてイベント主催者はどう判断するか。

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:コロへアンディーノ(USA)対ギャビン・ベシェン(HAW)
ヒート2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対ブルース・アイアンズ(HAW)
ヒート3:ジョエル・パーキンソン(AUS)対フィン・マギル(HAW)
ヒート4:セバスチャン・ジーツ(HAW)対フレデリコ・モライス(PRT)
ヒート5:エイドリアン・バカン(AUS)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート6:カイオ・イベリ(BRA)対ライアン・キャリナン(AUS)
ヒート7:ジョシュ・カー(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート8:スチュアート・ケネディ(AUS)対カイ・オットン(AUS)
ヒート9:コナー・コフィン(USA)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート10:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対デイヴィ・キャスルズ(AUS)
ヒート11:ナット・ヤング(USA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート12:キアヌ・アシン(HAW)対カノア五十嵐(USA)

 
ウイメンズ・パイプ・インヴィテーショナル結果:
1-ステファニー・ギルモア(AUS)17.00
2-タイラー・ライト(AUS)10.00
3-カリッサ・ムーア(HAW)7.23

 

今回のイベントライブ中継は、日本語放送が行われています。

ライブ中継の日本語放送をクリックしてご覧ください。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1540/billabong-pipe-masters

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2016