リージョナルチャンプは誰の手に。 WSLジャパン最終戦「Taiwan Open of Surfing」23日開幕。

 

2016年11月21日:今年4年目となるWSLイベントQS1,500「台湾オープン・オブ・サーフィン(2016 Taiwan Open of Surfing)」が2016年11月23日-27日のウエイティング期間で、台湾の台東で開催される。

 

今回は、WSLジャパン・リージョナルの最終戦でもあるメンズ・ ショートボード、メンズ&ウイメンズのロングボード・クオリファイング・シリーズ(LQS)といった3つのディビジョンが開催される。

 

 

Perth Standlick Will be back to defend his Taiwan Open of Surfing title in 2016 – WSL

 

 

 

昨年のイベントでは、メンズQSでパース・スタンドリック(AUS)、メンズLQSでトニー・シルヴァニ(USA)、ウイメンズLQSでクリスタル・ウォルシュ(HAW)がそれぞれ優勝。タイトル防衛を目指す彼ら以外にもオーストラリアなどから強豪QSサーファーが多数参加する。

 

また今回のイベントには、WSLジャパンの最終戦でもあることから、多くの日本人選手が出場。ラウンド1に、村田嵐、中塩裕貴、粟田生、田中英義、岡村晃友、都筑百斗、堀越力、牧野大智、澤村康生、田中海周、小笠原由織、野呂海利、松永大輝、渡辺寛、河村海沙、山中海輝、中川雅崇、仲村拓久未、安藤弘之進、三浦涼、齋藤省吾、粟田海、大音凛太がクレジット。

ラウンド2に田中大貴、加藤嵐、佐藤魁、大野修聖、脇田泰地、辻裕次郎、西修司、森友二、西優司、稲葉玲王、河谷佐助がクレジットされている。

 

最終戦でリージョナルチャンプが確定。

 

WSLジャパン・リージョナルのメンズQS最終ランキングは、今回の台湾の大会含め全5戦中4戦の合計で決定。この最終戦でリージョナルチャンプが確定することとなる。

 

現在のWSL ジャパン・メンズQSリージョナル・ランキングは、1位が村上舜で1618ポイント、2位が稲葉玲王1450ポイント、3位新井洋人1440ポイント、4位仲村拓久未1360ポイント、5位大野修聖1303ポイント、6位大原洋人1010ポイントと続く。

 

しかし、現在ランキングトップの村上舜、3位の新井洋人、6位の大原洋人はハワイのサンセットで行われるQS10,000「VANSワールドカップ」へ出場の出場を選び台湾はスキップ。

 

168ポイント差でトップの村上を追いかける2位の稲葉玲王、258ポイント差で4位の仲村拓久未、315ポイント差で5位の大野修聖に、チャンピオンへの扉が大きく開かれている。

 

今回の台湾で優勝すれば1500ポイントだが、リージョナルポイントでは1000ポイント。リージョナルポイントは、優勝1000pts、2位が750pts、3位が560pts、5位が420pts、9位が300pts。

 

※リージョナルポイントでの計算が間違っており、修正しました。

 

2位の稲葉玲王はラウンド2から出場。現在の合計1450ポイントから最低の200を引いて1,250ポイント。村上の1618ポイントとは368ポイント差。

 

これを埋めるためには、クオーターファイナル進出して、5位で420ptsの獲得で村上を逆転できる。

 

ただ、4位の仲村、5位の大野にもチャンスはあり、村上を逆転するために仲村は、セミファイナル、大野はクオーターファイナル進出が必要。

 

また8位の西優司と9位の田中英義にもチャンスはあるが、西優司はファイナル、田中英義は優勝しなければ、1位の村上を逆転することはできない。

 

4戦以上基準とし、すべてのQSイベントを1,000 ポイント基準で換算した全5戦中4戦の合計得点でのランキングで競い合うWSLリージョナルチャンプ。

 

今年のジャパン・リージョナルチャンピオンには、昨年同様のWSL-QSイベントのトップ・レイティングのシード権が与えられる。このチャンスを上手く活かせれば、CTクオリファイへの大きなステップとなるだろう。

 

WSLオーストラレシアとWSLジャパンによって共同認可された台 湾オープンは、2つのリージョナルのチャンピオンを決定するイベント。ここで年間チャンピオンとなることは、2017年前半に行われるQS6,000とQS10,000イベントの全てに出場できるシード権が得られることとなる。

 

またロングでも、日向の試合で来日したエドゥアード・デルペーロ(FRA)とトニー・シルヴァニ(USA)、昨年のWSLロングボード女子世界チャンピオンであるレイチェル・ティリー(USA)という世界最高峰のロングボーダーが顔を揃え、日本からは男子で秋本祥平、堀井哲、齋藤久元、佐藤広、塚本将也、富永祥太、女子では、田岡なつみ、小高恵子が名前がクレジット。

 

世界を目指す彼らの活躍に期待し、彼らにエールを送りたい。頑張れ!日本。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1533/taiwan-open-of-surfing