メイソン・ホーがファイナル終了間際のバレル・メイクで大逆転優勝。

メイソン・ホーがファイナル終了間際のバレル・メイクで大逆転優勝。WSL-QS3000「HICプロ」


大逆転優勝を決めたメイソン・ホー  WSL / Tony Heff

 

サンセット・ノースショア・ハワイ・2016年11月5日土曜日:ハワイのウインター・サーフ・シーズンの到来を告げる、VANSトリプルクラウンのオフィシャル予選である3デイ・イベントWSL-QS3000イベント「HICプロ」が終了。

 

ノースショアのメイソン・ホーは今日、ファイナルの終了間際にメイクした9.0バレルで2度目となるHICプロ・タイトルを手に入れた。

 

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2016 Final Day Highlights | HIC PRO | VANS

 

ホーは、ファイナルでオーストラリアの18歳、ジャック・ロビンソン、元ビッグウェイブ・世界チャンピオンのマクアカイ・ロスマン(HAW)、16才のフィン・マクギル(HAW)と対戦。

 

1988年、’90年、’91年、’96年と合計4回のHICプロ・タイトルを保持する彼の父マイケル・ホーの血筋を引くメイソンは、生粋のサンセット・ロコ・アスリートとして、勝利を手にした。

 

 

メイソンの逆転ライド

 

 

「あの9ポイントは最高に楽しかった。僕はこの数週間、あのような波を探し続けていたんです。」と、ホーが言った。「それがファイナルでやってくるなんて。ほんとうにパーフェクトなタイミングでしたよ。」

 

また、エリ・オルソン(HAW)がハワイのリージョナルチャンピオンに決定。オルソンは、2017年のシーズン前半に行われるWSL-QSイベントのトップレイティングのQS10,000へのシード権を獲得した。これはオルソンにとって、CTクオリファイへの大きなステップとなるだろう。

 


 

2年連続でサンセットの表彰台に上がったジャック・ロビンソン。最後までファイナルをリードしたが最後のメイソンに逆転されて勝利を逃した。

 

その才能をついに開花させた16才のフィン・マクギル(HAW)は今シーズンのハワイで活躍が期待させるジュニアサーファー。

 

今年も多くの日本人サーファーが出場した今大会。ラウンド1から田中英義、野呂海利が見事にラウンドアップ。しかし、ラウンド2で田中英義、野呂海利は惜しくも敗退。

 

ラウンド2からの脇田貴之、JPSAグランドチャンピオンとなった加藤嵐、田中海周、ラウンド3からの大野修聖も彼らのファーストラウンドで敗退。

 

また昨年は見事ファイナル進出を決め3位となった喜納海人もハワイからラウンド3にクレジット。クオーターファイナルまで勝ち上がった惜しくも敗退。2年連続のファイナル進出はならなかった。

 

このサンセットでのHICプロを皮切りに、トリプルクラウンの第1戦となる「ハワイアン・プロ」がいよいよ2016年11月12-23日までのウエイティング期間でスタートとなる。予報では初日からソリッドな波でのスタートが期待されている。

 

日本からは、そのハイグレードなQS10,000イベントに大原洋人、村上舜がクレジット。

 

オフィシャルサイト:

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/

 

 

ファイナル
優勝:メイソン・ホー(HAW)14.37
2位:ジャック・ロビンソン(AUS)10.67
3位:マクアカイ・ロスマン(HAW)8.53
4位:フィン・マクギル(HAW)8.50

 

セミファイナル結果
SF1:ジャック・ロビンソン(AUS)、メイソン・ホー、コア・スミス、オニール・マサン(PYF)
SF2:マクアカイ・ロスマン、フィン・マクギル、ベンジ・ブランド、ネーサン・ヘッジ(AUS)
クオーターファイナル結果
QF1:ジャック・ロビンソン(AUS)、オニール・マサン(PYF)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ブライアン・トス(PRI)
QF2:コア・スミス、メイソン・ホー、タナー・ヘンドリクソン、イアン・ウォルシュ
QF3:ベンジ・ブランド、マクアカイ・ロスマン、イーサン・ユーイング(AUS)、ウェイド・カーマイケル(AUS)
QF4:フィン・マクギル、ネーサン・ヘッジ(AUS)、カイト・キノ、ジョエル・センティオ
ラウンド5結果
H1:ブライアン・トス(PRI)、タナー・ヘンドリクソン、サニー・ガルシア、ミッチェル・ジェームズ(AUS)
H2:ジャック・ロビンソン(AUS)、メイソン・ホー、エリオット・パエラタ-リード(NZL)、コーディ・ヤング
H3:コア・スミス、オニール・マサン(PYF)、ノア・ミズノ、アレックス・スミス
H4:イアン・ウォルシュ、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、フレイジャー・ダベル(AUS)、ケコア・カジメロ
H5:ウェード・カーマイケル(AUS)、フィン・マクギル、ティム・レイズ(USA)、ハッカミ・コレイア(PRT)
H6:マクアカイ・ロスマン、ジョエル・センティオ、シェーン・ホームズ(AUS)、クリス・フォスター
H7:ネーサン・ヘッジ(AUS)、イーサン・ユーイング(AUS)、セス・モニス、エラ・スチュワート
H8:喜納海人、ベンジ・ブランド、ライリー・レイン(AUS)、コール・ハウスメン(USA)