ジョン・ジョン、メディーナらトップシードがR2を強いられる波乱の幕開け

ジョン・ジョン、メディーナらトップシードがR2を強いられる波乱の幕開け。MEO RIP CURL PRO PORTUGAL はラウンド1が終了。


ラウンド2を強いられたジョン・ジョン Image: (C) WSL / Poullenot

 

スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2016年10月18日火曜日)2016年サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのヨーロピアン・ファイナル・ストップとなる「Meoリップ・カール・プロ・ポルトガル」がウエイティング期間初日からスタート。

 

 

ガブリエル・メディーナはランク2位。Image: (C) WSL / Poullenot

 

クリーンな3~4フィート(1 – 1.2メートル)のコンディションのスーパーチューボスでラウンド1が終了した。

 

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Day 1 Highlights from MEO Rip Curl Pro

 

 

残り2戦で激しさを増すWSL世界タイトルレース。僅差で追い上げるランキング2位のメディーナは、もしカレントリーダーのジョン・ジョン・フローレンスがポルトガルで2位の場合は少なくとも9位。優勝の場合でも、メディーナは少なくとも5位で最終戦のパイプラインにレースを持ち越すことができる。

 

 

メディーナまでもが Image: (C) WSL / Poullenot

 

 

そんなシチュエーションの中で、フローレンス、メディーナ、ウィルキンソンといったランキングのトップ3がラウンド2へ追いやられる波乱の幕開けとなった。

 

 

ジョン・ジョン、メディーナがR2を強いられる。

 

 

スローなオープニング・ラウンド・マッチアップにおいて、ワールドNo.2で元WSLチャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)は、昨年もこのイベントでクオーターファイナル進出を果たした、リーサル・ワイルドカードのフレデリコ・モライス(PRT)と、ルーキーのコナー・コフィン(USA)と対戦。

 

 

ワイルドカードのモライスがメディーナを Image: (C) WSL / Poullenot

 

 

ワイルドカードのフレデリコ・モライス(PRT)が1位でラウンドアップし、メディーナは2位でラウンド2へ回った。

 

モライスは、昨年ワールドタイトル争いの渦中に居たミック・ファニング(AUS)をこのポルトガルのラウンド3で下し、レースに大きな影響を与えた。そんな彼が今年もワイルドカードで参戦し、タイトルレースを揺るがすのか。

 

「僕には失うものは何も無いので、ただサーフィンするだけです。コンディションはハードですね。クローズアウトが多くて、たくさん乗って、その中で良い波を見つけるしかない感じでした。」と、モライスが言った。

 

「本当にクオリファイしたいと思っています。しかし、QS(クオリファイング・シリーズ)は本当にハードで、自分は今38位で残り3戦。ハワイのビッグサーフは大好きなので、出来れば良い結果を残して、クオリファイを決めたいですね。」

 

 

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R1 H6: Jadson Takes Down World No. 1 Florence

 

 

また、ジープ・リーダーボード・ナンバー1のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)も、ジャドソン・アンドレ(BRA)に敗れて、ラウンド2を強いられる番狂わせが発生した。

 

 

アンドレ Image: (C) WSL / Poullenot

 

 

アンドレは現在、ランキング25位でリクオリファイの圏外。ランキングを上げるためには、このポルトガルで良い結果が必要だ。

 

フローレンスは、ワイルドカードのミゲール・ブランコ(PRT)に対して、ラウンド2のオープニング・ヒートでリマッチ。彼がポルトガルでWSLタイトルを決めるためには、ここで負ける訳には行かない。

 

 

スレーター Image: (C) WSL / Poullenot

 

 

一方、11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)は、焼けるようなフォームでコンペティションのオープニング・デイのペニシェで、最高のマニューバーを披露。そして、マッシヴなフォアハンド・ローテーションで、エクセレントな9ポイントをスコアした。

 

 

鬚を伸ばしてイメチェン?のケリー Image: (C) WSL / Poullenot

 

 

その後、レフトハンダーでバレルをメイクして6.83をスコア。最終的に下位の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込んでラウンド3へ勝ち上がった。

 

また、ジョシュ・カー(AUS)も好調にスコアを重ね、15.90という本日のハイエスト・コンバイン・ヒート・トータルでラウンドアップ。

 

トップ・シードのエイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、イタロ・フェレイラ(BRA)は、ソリッド・スコアでラウンド3をメイクしている。

 

ネクストコールは現地時間の 2016年10月19日8時、日本時間の 2016年10月19日16時です。

 

関連記事:ポルトガルでワールドタイトル決定か?「Meoリップ・カール・プロ・ポルトガル」本日開幕

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1522/meo-rip-curl-pro-portugal

 

Meoリップ・カール・プロ・ポルトガル:ラウンド2マッチアップ

ヒート1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ミゲール・ブランコ(PRT)
ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ライアン・キャリナン(AUS)
ヒート3:マット・ウィルキンソン(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対アレックス・リベイロ(BRA)
ヒート5:フリーペ・トリード(BRA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート6:エイドリアン・バカン(AUS)対マット・バンティング(AUS)
ヒート7:セバスチャン・ジーツ(HAW)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート8:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート9:カイオ・イベリ(BRA)対デイヴィ・キャスルズ(AUS)
ヒート10:スチュアート・ケネディ(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート11:ナット・ヤング(USA)対コナー・コフィン(USA)
ヒート12:キアヌ・アシン(HAW)対カノア五十嵐(USA)

 

Meo Rip Curl Pro Portugal Round 1 Results:
Heat 1: Kai Otton (AUS) 12.43, Nat Young (USA) 11.77, Julian Wilson (AUS) 11.40
Heat 2: Kolohe Andino (USA) 10.76, Keanu Asing (HAW) 9.94, Alex Ribeiro (BRA) 7.23
Heat 3: Jordy Smith (ZAF) 12.30, Jeremy Flores (FRA) 11.94, Kanoa Igarashi (USA) 11.37
Heat 4: Miguel Pupo (BRA) 14.34, Ryan Callinan (AUS) 13.20, Matt Wilkinson (AUS) 7.63
Heat 5: Frederico Morais (PRT) 11.37, Gabriel Medina (BRA) 9.76, Conner Coffin (USA) 8.03
Heat 6: Jadson Andre (BRA) 13.20, Miguel Blanco (PRT) 11.17, John John Florence (HAW) 9.94
Heat 7: Wiggolly Dantas (BRA) 10.94, Filipe Toledo (BRA) 9.53, Adam Melling (AUS) 8.00
Heat 8: Kelly Slater (USA) 15.83, Matt Banting (AUS) 10.77, Stuart Kennedy (AUS) 9.63
Heat 9: Josh Kerr (AUS) 15.90, Alejo Muniz (BRA) 15.76, Adrian Buchan (AUS) 7.84
Heat 10: Adriano De Souza (BRA) 14.17, Jack Freestone (AUS) 13.50, Caio Ibelli (BRA) 11.24
Heat 11: Joel Parkinson (AUS) 14.83, Davey Cathels (AUS) 12.66, Michel Bourez (PYF) 10.66
Heat 12: Italo Ferreira (BRA) 15.00, Sebastian Zietz (HAW) 14.83, Dusty Payne (HAW) 12.27