ヒート・オブ・ザ・イヤーか? フリーペとジョンのエア・ショー。ウィルコはR3で敗退

ヒート・オブ・ザ・イヤーか? フリーペとジョンのエア・ショー。ウィルコはR3で敗退


カレントリーダーのジョン・ジョン

 

セノッス/ホセゴー/カップブルトン、ランド、ヌーヴェル-アキテーヌ/フランス (2016年10月7日金曜日)2016年サムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ (WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)「クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランス」は、エクセレントな4~6フィートのコンディションで再開。

 

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Highlights: Round 4 Action at the Quiksilver Pro and Roxy Pro France

 

男子は、ラウンド5を戦う8名と、4名のクオータファイナル進出者を決定。女子は、ラウンド4を戦う8名と、4名のクオータファイナル進出者が決定した。

 

ワールド・タイトル・レースは、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とガブリエル・メディーナ(BRA)が、ラウンドアップを続ける一方で、マット・ウィルキンソン(AUS)が惜しくもラウンド3で敗退する結果となった。

 

ラウンド4では、ワールドNo.1のフローレンスとフリーペ・トリード(BRA)によるスリリングなバトルが展開。エアリアルが得意な二人は、ビッグマニューバーでお互いをプッシュし合い、信じ難いハイパフォーマンスの連続となった。

 

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Heat of the Year? Filipe and John’s Air Show

 

フローレンスとトリードはエクセレントなバレル・ライドからスタート、そしてマッシヴ・エア合戦となり、最後はトリードのバックハンドによるビッグエア・リバースが、パーフェクトの10ポイント・ライドとなり勝利を決めた。

 

パーフェクト10をマークしたトリード


 

あの時にビッグスコアを必要としていたとは知らなかった 。ジョン[フローレンス]が9.40をスコアして、僕が8.50をスコアしたことだけ知っていたんです。」と、トリードが説明した。

 

「ジョンとスチュアート[ケネディ]に対するヒートでは、攻め続けなければならない。彼らはイベントを通して絶好調でしたからね。ラウンド4は負けがないからビッグエアを試す最高のヒートなんです。

 

あのレフトはパーフェクトに自分のところに入って来ました。ジョンを倒してクォーターにダイレクトに勝ち上がれて最高ですよ。」


破れたフローレンスは、エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)とラウンド5を戦う事となる。


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Quik Pro France: John John’s Impressive Punt

 

ラウンド5を強いられたフローレンスだが、ラウンド3でのルーキー・ライアン・キャリナン(AUS)とのヒートでも物凄いバトルを演じた。同様のシナリオで、フローレンスとキャリナンによるエアバトルは、僅差でフローレンスに軍配が上がった。

 

 

バックハンドのエアリバースの完成度が高いライアン・キャリナン(AUS)

 

 

「それはスーパー・ファン・ヒートでしたね。ライアン[キャリナン]とヒートは最高に燃えました。」と、フローレンスが言った。「彼に凄く刺激されて、エアを決めてやるって気持ちにさせられました。それは面白い本当のバトルでした。勝っても負けても、そのバトルが終わった時は最高の気分でしたね。」

 

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)は、ジャイアント・キラーのレオナルド・フィオラバンティ(ITA)とのラウンド3を僅差でクリアした。

 

 

メディーナ

 

 

メディーナは、ストロング・スタートを持ったが、 辛抱強く波を待ったフィオラバンティが、素晴しい波を見つけてグレート・バレルをナビゲートして、ヒートのベストスコア8.57をマーク。最終的に、メディーナは僅差でポールポジションをキープし続け、ワイルドカードを倒した。

 

「対戦相手が良いサーフィンをしていると、本当に燃えて来るんです。クオーターファイナルに勝ち上がれて本当に最高です。」と、メディーナが言った。

 

 

バレルをメイクしたレオ

 

 

「フランスは自分にとって特別な場所で、海に入るたび自信に満ち溢れた気分になるんです。ヒート前はナーバスになる傾向があるんですが、ここでは全て自分にとってうまく行く感じです。」

 

ジープリーダーボード・カレントNo.3のマット・ウィルキンソン(AUS)は、カイ・オットン(AUS)にラウンド3で敗退。

 

「カイは、あのヒートのベストウェイブを手に入れた。僕は、おそらく自分のプランに固執するべきだった。自分のサーフィンは好調に感じているが、あのヒートで波を得ることができなかった。」と、ウィルキンソンが敗退に関して語った。

 

ジープ・リーダー・ジャージを着用しているカレント・ワールドNo.1のタイラー・ライト(AUS)は、ロキシー・プロ・フランスのクオーターファイナルに勝ち進むことによって、初めてのワールド・タイトル獲得へ一歩前進。現在のワールドNo.2コートニー・コンローグ(USA)もラウンドアップを続けて、クオーターファイナル進出を決めている。

 

 

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First Roxy Pro France Quarterfinalists Emerge

 

ネクストコールは、ローカル・タイム午前8時、日本時間15時。

 

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ロキシー・プロ・フランス・ラウンド3結果:
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)14.00、ジョアン・デフェイ(FRA)11.00、アレッサ・クイゾン(HAW)9.53
ヒート2:タイラー・ライト(AUS)11.37、セージ・エリクソン(USA)10.10、ローラ・エネバー(AUS)8.46
ヒート3:コートニー・コンローグ(USA)10.30、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)10.14、サリー・フィッツギボンズ(AUS)6.10
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)17.37、カリッサ・ムーア(HAW)12.66、ココ・ホー(HAW)12.64

 

ロキシー・プロ・フランス・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:ジョアン・デフェイ(FRA)対セージ・エリクソン(USA)
ヒート2:ローラ・エネバー(AUS)対アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対ココ・ホー(HAW)
ヒート4:カリッサ・ムーア(HAW)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)

 

クイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド3結果:
ヒート1:キアヌ・アシン(HAW)14.50 def.エイドリアン・バカン(AUS)11.40
ヒート2:エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)14.50 def.コナー・コフィン(USA)12.80
ヒート3:マット・バンティング(AUS)9.16 def.イタロ・フェレイラ(BRA)8.80
ヒート4:フリーペ・トリード(BRA)15.93 def.デイヴィ・キャスルズ(AUS)14.53
ヒート5:スチュアート・ケネディ(AUS)11.06 def.ナット・ヤング10.76(USA)
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.80 def.ライアン・キャリナン(AUS)15.50
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)13.34 def.レオナルド・フィオラバンティ(ITA)12.90
ヒート8:カイオ・イベリ(BRA)12.23 def.カノア五十嵐(USA)10.90
ヒート9:コロヘ・アンディーノ(USA)14.93 def.ジャック・フリーストーン(AUS)8.83
ヒート10:ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.43 def.アレホ・ムニーツ(BRA)10.93
ヒート11:セバスチャン・ジーツ(HAW)15.67 def.ミゲール・プポ(BRA)12.66
ヒート12:カイ・オットン(AUS)12.60 def.マット・ウィルキンソン(AUS)10.43

 

クイックシルバー・プロ・フランス:ラウンド4結果
ヒート1:マット・バンティング(AUS)14.43、キアヌ・アシン(HAW)13.76、エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)13.53
ヒート2:フリーペ・トリード(BRA)18.50、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.47、スチュアート・ケネディ(AUS)12.03
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.17、カイオ・イベリ(BRA)9.13、コロヘ・アンディーノ(USA)8.74
ヒート4:カイ・オットン(AUS)15.50、セバスチャン・ジーツ(HAW)6.30、ジュリアン・ウィルソン(AUS)2.33

 

クイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド5マッチアップ:
ヒート1:キアヌ・アシン(HAW)対スチュアート・ケネディ(AUS)
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)
ヒート3:カイオ・イベリ(BRA)対ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート4:セバスチャン・ジーツ(HAW)対コロヘ・アンディーノ(USA)