ケリーがトリードに破れる。男女とも4強決定。ハーレー・プロ&スウォッチ・ウイメンズプロ

ケリーがトリードに破れる。男女とも4強決定。ハーレー・プロ&スウォッチ・ウイメンズプロ


セミファイナル進出を決めたトリード PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

サンクレメンテ、カリフォルニア/USA(2016年9月10日土曜日)2016年サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップツアー第8戦、第7戦である「ハーレー・プロ&スウォッチ・ウイメンズプロ」は、3~5フィートのロウワー・トラッスルズで、男女ともセミファイナルを戦う4名の選手が決定した。

 

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Stuart Kennedy’s Big Air

スチュ・ケネディはジョシュ・カーを下すもQFでタナーに敗退PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

セミファイナルを戦う男子は、ジョディ・スミス(ZAF)、フリーペ・トリード(BRA)、タナー・グダスカス(USA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)の4名。女子は、セージ・エリクソン(USA)、タイラー・ライト(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)の4名。

 

 

今日のハイライトとなった二人のバトル。フリーペ・トリード(BRA)と11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)は、ビーチを埋め尽くしたギャラリーの前で、エキサイティングな大接戦のバトルを披露した。

 

スレーターはストロングな7.33でヒートをコントロール。しかし、トリードは得意のエアマニューバーでパーフェクトに近い9.17をスコア。

 

トリードに敗れたケリー PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

スレーターはエクセレントの8.27で応戦するも、ブラジリアンはストロング・レール・ゲームとシグネチャー・エア・リバースで、もうひとつのエクセレント9.20をスコア。スレーターをコンビネーション・シチュエーションに追い込んで圧勝した。スレーターは16回目のCTトラッスルズ・イベントを第5位でフィニッシュした。

 

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「僕が生まれて、サーフィンを知った時から、ケリー[スレーター]がいた。そして、彼はこの世で最も素晴しいサーファーで、彼とのヒートを克服出来ることは、どんな時でも素晴しいことなんです。」と、トリードが言った。

 

「ケリーはいま凄く良いリズムを掴んでいたので、僕がビッグスコアを狙って行く必要がありました。タヒチでも優勝していて、ロウワーズでの彼のサーフィンは凄いですからね。ケリーとサーフ出来るなんて願ってもないもので、しかも彼を下したなんて。

 

波はファン・ウェイブで、板の調子もいい。セミファイナル、ファイナルでは、もっと大きな波を掴んで9ポイント後半から10ポイントを狙って行きたいですね。」

 

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ホームタウン・ヒーローのコロヘ・アンディーノ(USA)を下したケリーの8.60

 

「僕はウェイブ・チョイスをしくじって、フリーペ[トリード]は逆にそれが上手かった。」と、スレーターが言った。「今日みたいに小さい波の時は特に一歩も引けない。スモール・コンディションでの彼は誰よりも高速で危険な選手だからね。」

 

 

ジョディ・スミス PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

 

また、ジョディ・スミス(ZAF)は、今回のハーレー・プロで大活躍したイベント・ワイルドカードのブレット・シンプソン(USA)を 14.87のコンバイン・ヒート・スコアで下した。

 

「ブレット[シンプソン]は素晴しいサーファーで、彼は失うモノは何もないからね。」と、スミスが言った。「ビッグネームを下して、物凄い自信を得て、リズムを掴んでいたと思う。逆に僕は緊張していて、自分のやることだけに集中していたんです。ヒート毎、その差を縮めているんだけど、トップ3のリードは大きい。自分の出来る限り多くの良い結果を残して行きたいですね。」

 

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今回のダークホース、タナー・グダスカス(USA)

 

もう一人のイベント・ワイルドカードであるタナー・グダスカス(USA)は、クオーターファイナル・マッチアップでチャージを見せ、 スチュアート・ケネディ(AUS)に対して、素晴らしいバックハンドサーフィンで勝利した。

 

リベイロを破りSF進出のジョエル・パーキンソン PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

ホームタウン・ヒーローのタナーは、今回クオーターファイナルでルーキーのリベイロを破った2012WSLチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)とセミファイナルで対戦する。

 

「この勢いは素晴らしいと感じますね。そこからすべてを吸収しようと思っています。」と、グダスカスが言った。「今週の全てのヒートが自分にとって唯一のチャンスだと思っていたんです。このあとは、またQSに戻って、CTに戻れるように頑張るつもりです。」

 

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ステファニー・ギルモア PHOTO: (C) WSL / Rowland

 

 

ウイメンズでは、カレント・ジープ・ランキング・リーダーであるタイラー・ライト(AUS)は、ローラ・エネバー(AUS)を下して、セミファイナル進出。イエロー・ジープ・リーダー・ジャージをキープする。

 

6-タイムWSLチャンピオン・ステファニー・ギルモア(AUS)と、3-タイムWSLチャンピオンに 君臨するディフェンディング・イベント勝利者のカリッサ・ムーア(HAW)がクオーターファイナルで対戦。ギルモアが2つの連続8-ポイント・ライドで、ムーアをコンビネーション・シチュエーションに追い込んで破った。


 

主催者は、現地時間の2016年9月13日午前7時30分、日本時間23時30分にファイナルデイのコールをする。


 

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LIVEサイト
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1495/hurley-pro-at-trestles

 

 

 

 

スウォッチ・ウイメンズプロ・ラウンド4結果:
ヒート1:セージ・エリクソン(USA)12.57 def.タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)8.97
ヒート2:ローラ・エネバー(AUS)15.70 def.ココ・ホー(HAW)11.03
ヒート3:マリア・マニュエル(HAW)13.34 def.キーリー・アンドリュー(AUS)9.00
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)14.66 def.コートニー・コンローグ(USA)12.90

 

スウォッチ・ウイメンズプロ・クオーターファイナル結果:
QF 1:セージ・エリクソン(USA)13.90 def.ジョアン・デフェイ(FRA)12.93
QF 2:タイラー・ライト(AUS)13.50 def.ローラ・エネバー(AUS)7.13
QF 3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)16.16 def.マリア・マニュエル(HAW)12.60
QF 4:ステファニー・ギルモア(AUS)16.10 def.カリッサ・ムーア(HAW)10.33

 

スウォッチ・ウイメンズプロ・セミファイナル・マッチアップ:


SF 1:セージ・エリクソン(USA)対タイラー・ライト(AUS)
SF 2:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対ステファニー・ギルモア(AUS)

 

メンズ/ハーレー・プロ・ラウンド5結果:
ヒート1:ブレット・シンプソン(USA)15.00 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)8.46
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)14.43 def.コロヘ・アンディーノ(USA)14.07
ヒート3:スチュアート・ケネディ(AUS)15.67 def.ジョシュ・カー(AUS)12.64
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)13.77 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)12.84

 

メンズ/ハーレー・プロ・クオーターファイナル結果:

QF 1:ジョディ・スミス(ZAF)14.87 def.ブレット・シンプソン(USA)10.43
QF 2:フリーペ・トリード(BRA)18.37 def.ケリー・スレーター(USA)15.60
QF 3:タナー・グダスカス(USA)15.13 def.スチュアート・ケネディ(AUS)9.17
QF 4:ジョエル・パーキンソン(AUS)14.77 def.アレックス・リベイロ(BRA)12.40

 

メンズ/ハーレー・プロ・セミファイナル・マッチアップ:


SF 1:ジョディ・スミス(ZAF)対フリーペ・トリード(BRA)
SF 2:タナー・グダスカス(USA)対ジョエル・パーキンソン(AUS)