仲村拓久未がR4進出。新井洋人が2本のエクセレント。波乗りジャパン快進撃。ISA 4日目

仲村拓久未がR4進出。新井洋人が2本のエクセレント。波乗りジャパン快進撃。ISA大会4日目 


エクセレント2本で勝ち上がった新井洋人 PHOTO: ISA / EVANS

 

プラヤ・ハコ、コスタ・リカ、2016年8月10日水曜日:2016INS ISAワールド・サーフィン・ゲームズは大会4日目。本日は男子メインラウンド3からスタート。その後、敗者復活のリパチャージ・ラウンド女子2回戦、男子2回戦が行われた。

 

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Competition Day 4 – 2016 INS ISA World Surfing Games

 

コンテスト・ピリオドも半ばに差し掛かり、リパチャージ・ラウンドで破れて姿を消す選手がいるなか、男女ともメインラウンド4には12名が勝ち上がった。ペルーはメインラウンドに男女合わせて4名が残り、僅かにアドバンテージを掴んでいる。

 

コスタ・リカのカルロス・ムニョスとノエ・マー・マクゴナグルも素晴らしいパフォーマンスを見せて、2つのハイエスト・ヒート・トータル(15.00と14.84)を記録し、ラウンド4進出を果たしている。

 

 

男子メインラウンド3からスタートした本日。ヒート1には日本のキャプテンである大野修聖が、ポルトガルのエドゥアルド・フェルナンデス、ギリヤミ・フォンセカ、チリのギレルモ・サットと対戦。

 

チームジャパンPHOTO: ISA / EVANS

大野修聖はリパチャージへ。

 

大野はオープニングライドでグッドレフトを掴み、2つのビッグターンで6.00をスコア。それに対し、ポルトガルのギリヤミ・フォンセカはスタートからバックハンドで8.00のエクセレントをスコアしてヒートをリードする。

 

 

バックアップを探す大野は、スモールウェイブに手を出すがスコアが伸びず、4位を強いられる厳しい展開。最後はプライオリティ・インターフェアを侵した大野は4位でリパチャージへ回った。

 

PHOTO: ISA / EVANS

 

仲村拓久未はメインラウンドのR4進出


ヒート4では、仲村拓久未が、アメリカの元CTサーファーであるブレット・シンプソン、昨年の金メダリストであるコスタリカのノエ・マー・マクゴナグル、ペルーのアロンゾ・コレアと対戦。

 

仲村拓久未は、ソリッドなバックハンドのリエントリーでヒートを開始。昨年の金メダリストであるコスタリカのマクコナグルはバックハンドで6.17をスコア。シンプソンもバックハンドのブローテールリバースをメイク。各選手がライドする毎にトップが入れ替わる激しいクロスヒートとなる。

 


そんな中で仲村拓久未が、残り時間5分を切ってレフトのビッグセットをキャッチ。8.33のエクセレントをスコアして、トップを奪い取る。マクゴナグルが後半に2本の7ポイントをスコアして、再びトップを奪われるが、仲村拓久未が2位に入り、ラウンドアップを決めた。

 

「最高ですね。全てに勝てると思えるぐらい自信を感じています。自分のストロング・パフォーマンスをキープし続けて、海の中で気合いを入れて行きます。」と、仲村拓久未がコメント。


 

田代凪沙 PHOTO: ISA / EVANS

 

 

その後、敗者復活のリパチャージ・ラウンドの女子ラウンド2、男子ラウンド2が行われ、女子はヒート1に田代凪沙が登場。フェイ・ゾーモールダー(RSA)クリスティーナ・ヴァーガス(ECU)アレナ・エレンボルド(SWI)と対戦。


 

田代凪沙 PHOTO: ISA / EVANS

 

 

他の選手がスコアを刻むなか、田代はじっくりと波を待って、セットのライトブレイクをキャッチ。5.67をスコアしてヒートをリード。さらにプライオリティを使ってレフトのセットを掴んだ田代は、バックハンドで4.53をスコア。更に終盤には再びバックハンドで6.60をスコアして、見事1位でラウンドアップを決めた。

 

ヒート3の大村奈央は、ジョハニ・アルフォンソ(PAN)バレンティナ・レサノ(NIC)ジョセフィーナ・アネ(ARG)と対戦。スローな展開の中、ジョセフィーナ・アンがレフトブレイクで7.00をスコアしてヒートをリード。

 

 

波を待つ大村奈央は自分のサーフィンが出せないまま4位で後半戦へ。残り時間5分を切って、セットのレフトを掴んだ大村は、バックハンドのビッグターンで6.33をスコアして2位に浮上。さらにフォアハンドで5.20をスコアした大村は2位でラウンドアップ。

 


 PHOTO: ISA / Jimenez

石川拳大 PHOTO: ISA / EVANS

 

男子はヒート6に登場した石川拳大は、スタートから4.30をスコアして2位に付ける。さらにヒート後半に入りバックハンドで6.00をマーク。ヒートスコア10.50でパナマのオリ・ゴンザレスに次いで2位でラウンドアップを決めた。

 

新井洋人 PHOTO: ISA / EVANS

 

 

ヒート10の新井洋人は、2位で迎えたヒート後半、掘れたビッグレフトをキャッチし、バックハンドでコントロールされたマニューバーを披露。

 

ファーストターンからスピード、パワー、コミットメントが感じられるライドで8.10をスコア。更に続けてバックハンドでチャージを見せた新井はレールを使ったパワーのあるコンビネーションライディングで9.10をスコア。ヒートスコア17.27をスコアして1位でラウンドアップを決めた。


 


 


明日の大会5日目は、現地時間7時30分、日本時間22時30分から

メイン・イベント・ウイメンズ・ラウンド3が3ヒート
リパチャージ・メンズ・ラウンド3が6ヒート
リパチャージ・ウイメンズ・ラウンド3が3ヒート
リパチャージ・メンズ・ラウンド4が6ヒート

が行われる予定。

 

リパチャージ・メンズ・ラウンド3ではヒート3に石川拳大、ヒート6に新井洋人、

リパチャージ・ウイメンズ・ラウンド3では、ヒート1に田代凪沙、ヒート3に大村奈央。

リパチャージ・メンズ・ラウンド4では、ヒート2に大野修聖、石川と新井もラウンドアップすれば、ここのラウンドを戦う予定。

 

がんばれ!日本!GO!NAMINORI JAPAN!

 

日本とコスタリカの時差は15時間(現地8:00:日本時間23:00)

 

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大会名 2016 ISA World Surfing Games
開催国 コスタリカ ハコ
開催日 2016年8月6日~8月15日(現地時間)

 

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