18歳のジャクソン・ベイカーがQS初優勝。夢屋サーフィンゲームス田原オープン大会最終日

18歳のジャクソン・ベイカーがQS初優勝。夢屋サーフィンゲームス田原オープン大会最終日


ジャクソン・ベイカーがQS初優勝

愛知県田原市、赤羽海岸(2016年 7月24日、日曜日)World Surf League Japan (WSL Japan) と、日本プロサーフィン連盟(JPSA)の共同開催となる「夢屋サーフィンゲームス田原オープン supported byブルーエコシステム」は大会最終日。

パワフルなターンを見せたジャクソン

 

昨日からさらにサイズダウンし、波数も減るなか行われた大会最終日。試合は男子のクオーターファイナルからスタート。各ヒートとも日本人選手と海外からの選手が戦う組み合わせとなった。

 

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Final Day Highlights – Yumeya Surfing Games Tahara Pro supported by Blue Eco System

 

セミ第1ヒート。これまでどおり大野修聖は波に乗ってリズムを作る作戦。しかし、波数が少なくテイクオフのみ。そんな中、優先権を持つロンディがポテンシャルある波をゲット。そのまま試合を優位に進めセミファイナル進出。

第2ヒートの河谷佐助は今大会の勢いのままエクセレントを出し、大逆転でセミファイナル進出を果たした。


第2位となったバリ島のロンディ

 

第3ヒートはスピードある演技で勝ち上がって来た中塩裕貴とオーストラリアのジャクソン・ベイカー。スタートからエクセレントを叩き出したのはジャクソン。潮止まりなのか、波数が減る中、後手後手に廻る中塩。焦りからか、思い通りの演技ができず、コンビネーションで敗退。


第3位となった仲村拓久未

スタートから激しいパドルバトルでスタート。バックハンドからフォアハンドに切り返してのコンビネーション・マニューバーでエクセレントの8.25をスコアした仲村拓久未は、最後にバックアップを6.60に塗り替え、14.85のヒートスコアでセミファイナル進出を決めた。

セミファイナルで破れたものの3位となった河谷佐助

 

 

女子のセミファイナルは、第1ヒートで野中美波が、タヒチのカレール・ポプキと対戦、第2ヒートでは、今回唯一のパーフェクト10を叩き出した湘南茅ヶ崎の松田詩野に、日本屈指のビッグウェイバーである脇田貴之の長女である脇田紗良が対戦した。

優勝したタヒチのカレール・ポプキ

そして、セミファイナルで、スローな展開ながらベスト2スコアをまとめたカレール・ポプキと、僅差のデッドヒートをものにした脇田紗良がファイナル進出。

第2位となった脇田紗良

そのファイナルは、開始のホーンと同時に脇田がフォアハンドのクイックターンで4.25をスコア。ヒート前半をリードし続ける。しかし、後半に入りカレールがバックハンドで5.50をスコアして逆転。バックアップも5.00に塗り替える。

家族でサラをサポートする脇田ファミリー

ヒート終盤に脇田も5.25をスコアするなど追い上げるが惜しくも逆転ならず、タヒチのパワーハウスが日本での初タイトルを手に入れた。

タヒチのカレール・ポプキが初優勝

 

 


カメラマンが多いのも田原の特徴

また男子セミファイナルでは、河谷佐助と仲村拓久未の日本人選手が惜しくも敗退となり、ファイナルはインドネシアのイ・マデ・ロンディとオーストラリアのジャクソン・ベイカーとの対決となった。

今回の湘南オープンから新井洋人にサポートしてもらったジャクソン

 

 

ファイナルヒートは、ジャクソン・ベイカーが、パワフルなフォアハンドのビッグターンで8.50のエクセレントスコアで開始。ロンディはバックハンドで5.50、ベイカーはセカンドウェイブでも7.25をスコアして一気に勝負に出た。

 

後半追い上げるロンディはエアリバースを決め、ワンマニューバーで6.65をスコア。しかし18歳のベイカーがロンディの追い上げを振り切り、WSL−QS初優勝を決めた。

他を圧倒するパワーサーフィンで勝利を手に入れたジャクソン

 

エアが決まらなかったガブリエル・ファリアス
クオーターで惜しくも敗退となった大野修聖
3位:野中実波
間屋口香と高橋みなとのMCコンビは良かった
3位:松田詩野
タクミとガブリエルの激しいパドルバトル
クオーターファイナル進出を果たした中塩裕貴
おめでとう!ジャクソン!

 

 

 

WSL JAPAN Men’s & Women’s QS1000「Yumeya Surfing Games Tahara Pro」

Men’s
優勝:Jackson Baker (AUS)
2位:I Made Rondi  (IDN)
3位:河谷佐助、仲村拓久未

Women’s
優勝:Karelle Poppke (PYF)
2位:脇田沙良 (HAW)
3位:野中実波、松田詩野

敢闘賞
河谷佐助
川合美乃里

GoPro HERO OF THE DAY
河谷佐助
松田詩野

 

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今回はWSLジャパン、JPSA両方のサイトでライブ中継されている。

http://www.worldsurfleague.jp/2016/tahara/live-jp.php

http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/