パンピング・コンディションでベスト8決定。スレーターがパーフェクトに近い19.77をスコア

パンピング・コンディションでベスト8決定。スレーターがパーフェクトに近い19.77をスコア 


パーフェクトなヒートを演じたケリー Image: WSL / Sloane

 

タヴァルア、フィジー(2016年6月16日木曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー第5戦「フィジー・プロ」は、パーフェクトな6~8フィートのコンディションで、ラウンド4と5が行われ、ベスト8が決定。明日のスリリングなフィナーレのためのステージがセットされた。

 

YouTube Preview Image

ハイライト映像: Fiji Pro’s Perfect Day

 

11タイムWSLチャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、君臨するWSLチャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とウィゴリー・ダンタス(BRA)に対する彼のラウンド4のヒートにチャージし、本日最高のパフォーマンスを披露した。

 

スレーターはエクセレントな9.77でヒートを開始。更にパーフェクト10をスコアし、19.77のヒート・スコアで下位の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込み、完全にヒートをコントロールした。

 

「僕はあの最後の波に行かなければならなかった。そして、僕はその判断を誤った」と、スレーターが言った。「それはハートブレイカー。リップから放り出されて、リーシュが切れ、サーフボードが折れた。素晴しいヒートだったとは言え、ちょっとつまずいたよ。」

 


ウイルキンソン PHOTO: © WSL/ Sloane

カレント・ジープ・ランキングリーダーのマット・ウィルキンソン(AUS)は、ラウンド4でジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とエイドリアン・バカン(AUS)と対戦。見事1位で勝ち上がりクオーターファイナル進出を決めた。

 

ヒートはフローレンスのノーグラブレール・バレルによる9.93を含む、エクセレント・レンジのスコアによる数回のリード・チェンジがあり、最後はフローレンスの追い上げを振り切って、ウィルキンソがQF進出を決めた。

 

世界のベストウェイブの1つなので、ここに来るのは最高ですよ。そして、ここで僕がレフトに行けるのか?なんて 人の噂を止めさせたかった。 」と、ウィルキンソンが言った。

 

「ジョン(フローレンス)とエース(エイドリアン・バカン)を倒さなくてはならない最もハードなヒートでした。今日の波は、自分がこれまでに見たなかでベスト・ウェイブだったので、あんなバレルをメイクして、ヒートに勝てたことは世界のベストフィーリングですよ。」


ジョンジョン  Image: WSL / Sloane

 

フローレンスは、ラウンド5のヒート4でジャドソン・アンドレ(BRA)と対戦。フローレンスは、2つエクセレントな8.50ライドでリード。アンドレはディープ・チューブ・ライドで挑んだが、コンビネーションをブレイクすることができなかった。

 

メディーナ Image: WSL / Sloane

 

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)は、 ホロー・チューブ・ライドでパーフェクト10をスコアして、その日のアクションを開始。メディーナは14.60のヒート・スコアでダスティー・ペイン(HAW)とミシェル・ボレーズ(PYF)を破り、クオーターファイナル進出を決めたファースト・サーファーとなった。

 

「あのヒートは信じられないような波全員が手に入れていて、そのセットの一つが自分のものになったんです」と、メディーナが言った。「僕は10をスコアして最高でした。波は信じられないです。これは 僕がこれまでにサーフィンをしたベスト・クラウドブレイクだと思います。あの波で自分のベストを尽くそうと思いました。自分の人生でベスト4に入る波でした。」

 

ボレーズはラウンド5でウィゴリー・ダンタス(BRA)に敗れ第9位でフィニッシュとなった。ボレーズはインタフェアでセカンド・ウェイブ・スコアを失い、僅か3.77のヒートスコアで破れる事となった。

 


とてもビューティフルだったとファニングが言った

 

3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、ラウンド4でジョシュ・カー(AUS)とジャドソン・アンドレ(BRA)と対戦。ファニングはパーフェクトに近い9.80のバレルと信じられない8.27でリードをキャプチャ。1位で勝ち上がりQF進出を決めた。

 

大会もいよいよ大詰め。明日がファイナルデイとなるか。

 

ネクストコールは、現地時間の明朝6時30分 、日本時間の深夜3時30分。

現在の日本とフィジーとの時差は、3時間です。

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1443/fiji-pro


関連記事:

タジとジョン・ジョンの名勝負!タジは18年間の選手生活にピリオド。「フィジー・プロ」

イベリ、ジーツ、アンディーノといったトップ10サーファー敗退。フィジー・プロR2終了

4 – 6フィートのクラウドブレイクでWSL-CT第5戦「フィジー・プロ」がスタート。

 

 

フィジー・プロ・ラウンド4結果:
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.60、ダスティー・ペイン(HAW)11.16、ミシェル・ボレーズ(PYF)10.23
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)19.77、ウィゴリー・ダンタス(BRA)13.34、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)11.60
ヒート3:ミック・ファニング(AUS)18.07、ジョシュ・カー(AUS)15.07、ジャドソン・アンドレ(BRA)13.43
ヒート4:マット・ウィルキンソン(AUS)16.56、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.43、エイドリアン・バカン(AUS)15.16

 

フィジー・プロ・ラウンド5結果:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)11.34 def.。ダスティー・ペイン(HAW)10.37
ヒート2:ウィゴリー・ダンタス(BRA)14.27 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)3.77
ヒート3:エイドリアン・バカン(AUS)15.67 def.ジョシュ・カー(AUS)10.66
ヒート4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.00 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)10.17

 

フィジー・プロ・クオーターファイナル・マッチアップ:
QF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
QF 2:ケリー・スレーター(USA)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)
QF 3:ミック・ファニング(AUS)対エイドリアン・バカン(AUS)
QF 4:マット・ウィルキンソン(AUS)対ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)