WSL−CT第2戦「RIP CURL PRO BELLS BEACH」ウィルキンソンはチャージを続ける。

WSL−CT第2戦「RIP CURL PRO BELLS BEACH」ウィルキンソンはチャージを続ける


マット・ウィルキンソン . PHOTO: © WSL/Cestari

 

ベルズ・ビーチ、ビクトリア/AUS(2016年3月26日土曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)サムスン・ギャラクシー・チャンピオンシップ・ツアー(CT)第2戦「RIP CURL PRO BELLS BEACH」は大会3日目。本日は男子のラウンド1ヒート7から再開。メンズR1終了後に、ウイメンズのラウンド2、ラウンド3までが行われた。

 

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Highlights: Pressure Is On at Bells Beach

 

ラウンド3を1位通過の選手はダイレクトにクオーターファイナル進出。サリー・フィッツギボンズ(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)、コートニー・コンローグ(USA)、ジョアン・デフェイ(FRA)の4名が早くもQFへ勝ち上がった。



メンズでは、カレントリーダーのマット・ウィルキンソン(AUS)がヒート9に出場。対戦はコロへ・アンディーノ(USA)とミゲル・プーポ(BRA)。アンディーノとマットの一騎打ちとなったが1.10及ばずマットが制した。

 

「できればWSLリーダーを維持したいと思っているよ。それがいかに大変なことはよく分かってる。まあとにかく僕の好調がまぐれじゃないってことを示せたかな」とマット。

 

PHOTO: Joel Parkinson of Australia (pictured) . WSL/ Cestari

 

 

4度目のベルズを狙っているジョエル・パーキンソン(AUS)はセバスチャン・セイズ(HAW)とタジ・バロウ(AUS)との対戦しラウンド3に勝ち上がった。

 

「ベルズは安全にサーフするのが勝利への鍵なんだ」とパーコ「欲を出したら終わりだね。チャンスはそこで終わる。シーバスのベストウェーブはすばらしかったけど、でも少し経験が足りなかったね。もし僕が選んだ波に彼が乗っていたら彼の勝ちだったと思う。」


 

カイ・オットン . PHOTO: © WSL/Cestari

 

 

11度の世界チャンプを誇るケリー・スレーター(USA)はCTのベテラン、カイ・オットン(AUS)に敗れてラウンド2に回ることになった。13.60を叩き出したオットンに対してケリーは波に恵めれなかった。もう一人の対戦相手アレックス・リベイロ(BRA)も健闘むなしくラウンド2へ。

 

「ケリーと戦うときはもうパーフェクトな試合運びが要求されるんだ」とオットン。「とくに今日のような波じゃね。波はぜんぜん良くないしね。でも結果的にはそれが僕に味方したんだ。ケリーなら波に乗れば7.5は平気でだせるけど、今日はそうじゃなかった。女神が僕に微笑んだね」

 

 

カリッサ・ムーア(HAW)

 

ウイメンズのラウンド3では、カリッサ・ムーア (HAW)はクォーターファイナルへの進出をかけてビアンカ・ブイテンダグ (ZAF) とマリア・マニュエル (HAW)と対戦。15.27で好調さを示したカリッサが勝利した。

 

カレントリーダーのテイラー・ライト(AUS)はジョアン・ディフェイ(FRA) とブロンテ・マコーリー(AUS)と対戦し敗れて今シーズン初めてのラウンド4へ。クォーターファイナルに進んだのはディフェイ。


 

サリー・フィッツギボンズ(AUS)

 

 

 

サリー・フィッツギボンス(AUS) は6度の世界チャンプ、ステファニー・ギルモア(AUS) とアレッサ・クイゾン(HAW)と戦い余裕で二人を退けた

 

。サーフィンが改善したフィッツギボンスのストロングターンは見るべきものがあった。ラウンド2でロウラ・エネバーを打ち負かしたギルモアも残念ながらラウンド4へ望みをつなげることとなった。


 

コートニー・コンローグ(USA). PHOTO: © WSL/Cestari

 

 

 

コートニー・コンローグ (USA)は燃える闘志タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)とニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を破ってラウンド3を勝ち上がった。

 

「ベルズは忍耐だって私には分かっていたから」とコンローグ「プライオリティを最大限に有効に使って波を選び良いスコアを稼ぐの、それが作戦、波数はすごく少ないけど得点は高いの」

 

 

オフィシャルのよれば明日も現地時間で8:00amより試合は開催される予定。サーフラインの波情報によれば明日日曜日はオーバーヘッド、セットはダブルオーバーヘッドが期待でき、翌週三日くらいまではサイズを維持するようだが風はしばらく南よりのようだ。

 

 

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オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1413/rip-curl-pro-bells-beach

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド1結果:
ヒート7:カイ・オットン(AUS)13.60、アレックス・リベイロ(BRA)8.44、ケリー・スレーター(USA)7.17
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.33、セバスチャン・ジーツ(HAW)13.87、タジ・バロウ(AUS)8.80
ヒート9:マット・ウィルキンソン(AUS)13.40、コロヘ・アンディーノ(USA)12.30、ミゲール・プポ(BRA)12.24
ヒート10:ナット・ヤング(AUS)12.10、エイドリアン・バカン(AUS)11.53、ライアン・キャリナン(AUS)9.50
ヒート11:ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.00、マット・バンティング(AUS)11.90、ジョシュ・カー(AUS)8.87
ヒート12:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.50、ジョディ・スミス(ZAF)11.10、ジャドソン・アンドレ(BRA)9.10

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:イタロ・フェレイラ(BRA)対ティム・スティーブンソン(AUS)
ヒート2:ジェレミー・フローレス(FRA)対メイソン・ホー(HAW)
ヒート3:ケリー・スレーター(USA)対ティモティー・ビッソ(GLP)
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート5:ジョディ・スミス(ZAF)対アダム・メリング(AUS)
ヒート6:エイドリアン・バカン(AUS)対アレックス・リベイロ(BRA)
ヒート7:コロヘ・アンディーノ(USA)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート8:タジ・バロウ(AUS)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート9:カイオ・イベリ(BRA)対ライアン・キャリナン(AUS)
ヒート10:スチュアート・ケネディ(AUS)対マット・バンティング(AUS)
ヒート11:コナー・コフィン(USA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート12:キアヌ・アシン(HAW)対ミシェル・ボレーズ(PYF)

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド2結果:
ヒート1:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)13.60 def.チェルシー・トアーシュ(BRB)7.00
ヒート2:アレッサ・クイゾン(HAW)10.67 def.セージ・エリクソン(USA)10.50
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)12.67 def.ブリーサ・ヘネシー(HAW)8.73
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)12.10 def.ローラ・エネバー(AUS)10.50
ヒート5:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)14.00 def.ココ・ホー(HAW)11.83
ヒート6:ブロンテ・マコーレー(AUS)11.57 def.キーリー・アンドリュー(AUS)11.50

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド3結果:
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.66、アレッサ・クイゾン(HAW)10.40、ステファニー・ギルモア(AUS)4.77ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)15.27、マリア・マニュエル(HAW)8.60、ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)6.30
ヒート3:コートニー・コンローグ(USA)14.50、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.10、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)6.76
ヒート4:ジョアン・デフェイ(FRA)7.10、ブロンテ・マコーレー(AUS)6.36、タイラー・ライト(AUS)4.83

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:アレッサ・クイゾン(HAW)対ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)
ヒート2:マリア・マニュエル(HAW)対ステファニー・ギルモア(AUS)
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対タイラー・ライト(AUS)
ヒート4:ブロンテ・マコーレー(AUS)対タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)