ミック・ファニングが今シーズンのCTイベントのフルタイム出場をしないことを表明。

ミック・ファニングが今シーズンのフルタイム出場をしないことを表明。彼が試合を減らす訳は。 


ミック・ファニングは2016年のシーズンは「パーソナルイヤー」にすると発表。3度の世界チャンピオンである彼は、今年参加するイベントをセレクトする。しかし、2015年にサメに襲われた場所のジェフリーズベイに戻る計画だ:WSL / Cestari


ロサンゼルス、カリフォルニア州/USA(2016年2月24日、水曜日)3度のWSL世界チャンピオンで、2015年には第2位になったミック・ファニング(オーストラリア)は、2016年を「個人的な年」とし、少し休んで全試合には参加しないと今日発表した。


オー ストラリアのスポーツアイコンにとって、2015年は非常に困難な年で、映像が流れた7月のJ-ベイ・オープンでのホオジロザメとの格闘により世界に注目された。

 

この出来事にもかかわらず、ファニングはWSLタイトルのシーズン後半戦すべてを戦い続け、タイトル争いは最終戦に持ち込まれた。試合期間中に兄のピーターが死亡するという悲劇的で予想外の出来事はパイプラインにおけるファニングのパフォーマンスを奮い立たせたが、最終的にはワールドタイトルにわずかに届かなかった。

 

 

今年は少し休んで、どちらかといえば個人的な年にするつもりです


「昨年は本当に困難な年でした。J-ベイで起こったことはタイトル・レース中のことであり、兄の死去という不幸な出来事 もありました」とファニングは語った。「あらゆることが起こり、非常にたくさん重なりました。年の終わりには、むなしさを感じました。元に戻れるとはとても思えませんでした」


「今年は、少し休んで、どちらかといえば個人的な年にするつもりです」とファニングは続けた。

 

「ただ闘志を再編成 し、再度かき立てるためです。いまの段階では、スナッパーで戦い、ベルズで戦い、その後しばらく休むつもりです。これら(スナッパーとベルズ)私が好きな 2試合であり、家にいてスナッパーにサーフィンに行けないなんて、とても我慢できません。ベルズも自分にとって第2のホームのようなもの。その後、 ツアーから離れて少し休み、そのような場所から離れて何が幸福なのか考えるべきだと感じています」

 

 

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2016年は選んだ試合にだけ参加するという決定は、家族、友人、スポンサー、WSLなどと長い間協議した結果だ。


「私が決意した時、キーレン(ペロウ) と ポール・スピーカー に電話して私の考えと予定を伝え、彼らがOKか尋ねました」とファニングは語った。「彼ら2人とWSL全体が支持してくれたのは、本当に信じられないことでした。すべてのことが起こった昨年も、最初に支持すると連絡してくれ、すべてOKだと保証してくれたのは彼らでした。私が試合を選び、どうすべきが考 える機会を与えてくれた彼らに、本当に感謝します」



「様々なメディアの多くの一流の人々と協力できたのは非常に幸運でした。そして、ミッ ク・ファニングは、確かに人を元気づける有数の人物です」とWSLのCEOポール・スピーカーは語った。「ほとんどの人が破滅するような度重なる状況にあってさえも、彼のキャラクターはとても素晴らしい。彼は本当に特別な人物で、われわれが可能な方法であれば、彼を支持するつもりです」


 


7月のジェフリーズベイでのサメの出来事は、世界のトップニュースになり、このスポーツではこれまで決してなかったほど、ファニングを有名にした。ファニングの2016年シーズンの予定は流動的だが、彼は今年もジェフリーズベイに帰って来る計画を示した。



「私はJベイに帰りたい」とファニングは語った。「そこには自分が行って直面したい何かがあるような気がします。リストからそれを削除する事を確認したい。メインとなるのはまず波だと思います。いまでは、まだ太陽が昇らない暗いうちに起きてパドルアウトすることは、おそらくないでしょう。でも飛び 込んで1回2回サーフィンすれば、問題なくなると思います。私がスナッパーに戻り最初にサーフィンした時も同じでした。

 

人は内心では少 し用心深いが、再度心地よく感じ始める地点に到達できます。私がそこに行き試合に参加すれば注目されます。私がどのように反応するか、多くの人が注目しますね。ヒートでは早くにパドルアウトはしないと思いますが、1回か2回サーフィンした後は、気分もよくなると思いますよ」


エリートWSLチャンピオンシップ・ツアー15年のベテランであるファニングは、21回試合に勝ち、3回世界タイトルを獲得した。


「ミッ ク・ファニングは、幸運にもわれわれのスポーツが誇る、献身的で人を元気づける有数の人物です」とWSLコミッショナーのキーレン・ペロウは語った。 「彼は2015年のシーズン後も前線で活躍し、自分の感情に率直に行動した。そしてコミッショナー事務局は、彼が自身のために今年休むのを心から支持します。 われわれはゴールドコーストで開催される最初の試合と、今年彼が選択した試合で会えることを楽しみにしています。」

 

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ここで明らかにしておきたいのは、これはケリーやアンディがやったセミ・リタイヤとは違うという事。彼は2017年のリクオリファイに必要なだけのイベントには出場するつもりで、更に出来れば怪我人のワイルドカード・スポットは、必要な人に残しておきたいと考えている。

 

この上の映像で収録されているように、初戦が行われるスナッパーロックスについても「バンクは自分がこれまで見た中でも過去最高の状態だよ。」と、コメントし笑顔を見せる。ミック・ファニングは、リデュースしたコンペティション・スケジュールで新たなサーチの旅に出掛ける。