マスターズ開幕。ファニングとメディーナはR3進出し、ワールドタイトル・レースは続く。

マスターズ開幕。ファニングとメディーナはR3進出し、ワールドタイトル・レースは続く。 


. Image: WSL / Kirstin

 

バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2015年12月10日木曜日)今シーズンのWSL-CT及び、VANSトリプルクラウン最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ・イン・メモリー・オブ・アンディ・アイアンズ」がついに開幕。大会初日はシフトする8~10フィートのコンディションでラウンド1が終了した。

 

 

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Highlights: Medina, Fanning Jump to Round 3, Title Race Continues

 

 

一日を通して一貫したストロング・ウインドに強まるノース・スウェルで、選手達はラインナップを一掃する手に負えないリップ・カレントのあるラフなコンディションでの戦いを強いられた。

 

そんな中で、今シーズンを持ってワールドツアーからリタイヤする事を表明したC.J.ホブグッド(USA)は、ヒート9でタジ・バロウ(AUS)と11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)と対戦。

 

 

C.J.ホブグッド(USA) 2001 WSL チャンピオンは Perfect 10 . Image: WSL / Kirstin

 

 

バレルのなかで不可能に近い出口を見つけたホブグッドは、パーフェクト10で彼の2015年のパイプライン・キャンペーンを開始。14.97のハイエスト・ヒート・トータルをスコアした。

 

「ヒートが始まる前に、僕はこの世代の中で成長することが、特権だったとケリーに話しました。自分の人生全てにおいて最高のサーファーたちとサーフィンしてきました。これは自分が年をとったとき、それが評価されるんだと思っています。」と、ホブグッドは言った。

 

「ケリーもタジもそれがそれほど良い波だとは思わずに自分に波を渡した。確かに見た感じは良くなかったけど、僕はあれは神の仕業だったと思うんです。最後だって辞めようと思っていたんですが、ずっとソリッドなままでしたから。それは幽体離脱体験でしたよ。」

 

今朝オーウェン・ライト(AUS)の棄権が明らかになり、2015年のワールド・タイトルは、現在5 人のコンテンダーに絞られた。

 

ミック・ファニング(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

そして、そのレースをリードするのが、9.43をスコアして、2001年のパイプ・マスター・ブルース・アイアンズ(HAW)とセバスチャン・ジーツ(HAW)のストームを切り抜けたミック・ファニング(AUS)。

 

「僕はブルースとシーバスとのヒートで、かなりナーバスになってましたね。二人とも世界のベストサーファーで、特にパイプラインは得意なんです。ふたりとも自分の大好きなサーファーですね。」と、ファニングが言った。

 

「我々はホーンとともに戦闘開始。以外と海の中に入ってしまえばイライラも感じませんでしたね。2つのクイックな波を掴んで最高でしたね。でもブルースは何だってできるので、その後の20分はかなり神経にこたえました。」

 

 

「それは、本当に悲しかった」と、ファニングが付け加えた。「去年、肩を怪我したオーウェンにとっては2年連続ですからね。我々は一緒に話しながら、サーフィンをしていたんです。彼の早い回復を祈りたいです。もう大丈夫な話も聞いたのでホッとしています。」


 

ガブリエル・メディーナ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

キアヌ・アシン(HAW)とウエイド・カーマイケル(BRA)に対するラウンド1の勝利で、ラウンド3進出を決めたカレント・ワールドNo.4のガブリエル・メディーナ(BRA)は2年連続のワールドタイトル獲得の確率をあげた。

 

絶好調のメディーナは、思い切ったアプローチで、タイトル・レースにシリアスな脅威をもたらす。

 

実際のところ良い波を見つけることは本当にハードでした。そして、その風はヒート中盤にかなりトリッキーになって、波はもっと悪くなると思いましたよ。」と、メディーナが言った。

 

「あの7ポイントを出せた波をつかめて最高でしたね。ヒートを勝ち上がれて嬉しいです。去年とは違うポジションだし、タイトル争いの相手の事を考えずにすむ。上手くやりたいだけで、そんなことは起こるときに、起こるって感じです。自分にプレッシャーを与えたくないんです。パドルアウトしてサーフするだけです。」

 

 

フリーペ・トリード(BRA) IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

ファニングとメディーナがラウンド3進出、ワールドNo.2フリーペ・トリード(BRA)、No.3エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とNo.7ジュリアン・ウィルソン(AUS)はラウンド2へ。

 

試合が再開となれば、デ・スーザは、ラウンド2のヒート3 でパイプ・インヴィテーショナル勝利者のジャック・ロビンソン(AUS)と、ウィルソンはヒート5でカレントVANSトリプルクラウン・レイティング・リーダーのウエイド・カーマイケル(AUS)と対戦。トリードはヒート1で、元パイプ・マスターのブルース・アイアンズ(HAW)と戦う。

 

 

ネクスト・コールは、ローカル・タイムの12月11日午前7時30分。日本時間の12月12日深夜2時30分.

 

 

数字的にWSLタイトルを獲得出来る可能性のある5人のアスリートのシナリオは以下のようになる。

 

*ミック・ファニングが第13位/第25位でフィニッシュするならば、
ジュリアン・ウィルソンは優勝が必要;
ガブリエル・メディーナは3位かそれ以上;
エイドリアーノ・デ・スーザは9位かそれ以上;
フリーペ・トリードは13位かそれ以上でワールド・タイトルを獲得

 

*ファニングが第9位でフィニッシュするならば、
メディーナは、優勝が必要、
デ・スーザは、5位が必要
トリードは、9位が必要

 

*ファニングが第5位でフィニッシュするならば、
メディーナは、優勝が必要、
デ・スーザは、3位が必要
トリードは、5位が必要

 

*ファニングが第3位でフィニッシュするならば、
デ・スーザは、2位が必要
トリードは、3位が必要

 

*ファニングが第2位でフィニッシュするならば、
デ・スーザは、優勝が必要
トリードは、優勝が必要

 

ミックが優勝すれば、彼はワールド・タイトルを獲得する。

 

 

アップカミング・ビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:フリーペ・トリード(BRA)対ブルース・アイアンズ(HAW)
ヒート2:タジ・バロウ(AUS)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対ジャック・ロビンソン(AUS)
ヒート4:マット・ウィルキンソン(AUS)対アダム・メリング(AUS)
ヒート5:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ウエイド・カーマイケル(AUS)
ヒート6:エイドリアン・バカン(AUS)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート7:ケリー・スレーター(USA)対ダスティー・ペイン(HAW)
ヒート8:ジャドソン・アンドレ(BRA)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート9:ナット・ヤング(USA)対グレン・ホール(IRL)
ヒート10:キアヌ・アシン(HAW)対コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート11:ジョエル・パーキンソン(AUS)対リカルド・クリスティ(NZL)
ヒート12:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対ジョディ・スミス(ZAF)

 

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オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1317/billabong-pipe-masters

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2015

 

 

BILLABONG PIPE MASTERS ROUND 1 RESULTS:
Heat 1:Italo Ferreira (BRA) 14.26, Adrian Buchan (AUS) 9.33, Glenn Hall (IRL) 1.70
Heat 2:Mason Ho (HAW) 6.17, Jadson Andre (BRA) 5.70, Dusty Payne (HAW) 1.70
Heat 3:Gabriel Medina (BRA) 12.60, Keanu Asing (HAW) 7.84, Wade Carmichael (AUS) 3.73
Heat 4:Michel Bourez (PYF) 9.33, Adriano De Souza (BRA) 7.23, Jack Robinson (AUS) 5.06
Heat 5:Jamie O’Brien (HAW) 8.06, Filipe Toledo (BRA) 7.84, Kolohe Andino (USA) 6.50
Heat 6:Mick Fanning (AUS) 14.60, Bruce Irons (HAW) 14.33, Sebastian Zietz (HAW) 4.37
Heat 7:Kai Otton (AUS) 12.40, Julian Wilson (AUS) 3.84, Ricardo Christie (NZL) 3.10
Heat 8:Jeremy Flores (FRA) 11.27, Jordy Smith (ZAF) 7.17, Matt Wilkinson (AUS) 3.94
Heat 9:CJ Hobgood (USA) 14.97, Taj Burrow (AUS) 11.26, Kelly Slater (USA) 9.80
Heat 10:John John Florence (HAW) 13.33, Nat Young (USA) 6.67, Brett Simpson (USA) 1.50
Heat 11:Bede Durbidge (AUS) 2.84, Adam Melling (AUS) 1.14, Wiggolly Dantas (BRA) 1.10
Heat 12:Josh Kerr (AUS) 13.06, Joel Parkinson (AUS) 8.17, Miguel Pupo (BRA) 3.44