千葉・和田海岸でBeWETガールズサーキット第3戦「第6回Beach Girl CLUB cup」が開催された

千葉・和田海岸でBeWETガールズサーキット第3戦「第6回Beach Girl CLUB cup」が開催された

2015年11月15日（日）、千葉県南房総市の和田海岸J’S前ポイントで、BeWETガールズサーキット第3戦「第6回Beach Girl CLUB cup」が賑やかに開催された。この大会は10月18日に開催予定だったが波がクローズアウトしたため、約1ヵ月後の11月15日に延期されたもの。

選手も待ちに待った大会に心躍らせ全国から集結した。しかしながら早朝は激しい雨に見舞われ、雨の中でヒートは2ポイントでスタート。第2戦に続き、十分なサイズの波が押し寄せ、ガールズサーファーたちは果敢に沖に出て行き、ポテンシャルのある波を掴んで各自の実力をぶつけた。

大会会場では地元の美味しい食べ物屋さんのブース、お肌や体のメンテナンスができるブースなどが並び、ヒートの待ち時間やヒート終了後に選手たちが立ち寄っていた。

そしてヒートが進行するにつれて、天気も回復に向かい、青空が見えて来た。波も続き、時折頭オーバーのセットが入るグッドコンディション。ビギナーやロングボードの選手が沖に出るのにはやや大変そうであったが、それぞれが乗れるインサイドやミドルの波に挑戦していた。

ショートボードのママさんクラスもあり、子供たちがお母さんのヒートを応援する姿が微笑ましかった。ファイナル前にはプロサーファーたちによるエキシビジョンもあり、今年2年連続のグランドチャンピオンを獲得した田代凪沙プロもパワフルなライディングを披露した。プロたちのライディングに刺激を受けながら、いよいよ各クラスのファイナルへ。

各ヒートを勝ち上がって来た選手たちを祝福するかのように、太陽の光が差し込み、波も申し分ないサイズとクオリティを保っていた。ショートボードスペシャルクラスではオープニングから清永亜紀子さんが良い波を掴んでインサイドまできっちりきめるが、その後期待のガールズサーファーの野中美波ちゃんが見事なカービングやリエントリーを見せ、他の選手を抑えて勝利を手にした。

ファイナルの熱き戦いが終了する頃には日が傾きはじめ、日が暮れる前に終了できるように表彰式が準備された。プレゼンターもプロたちによって行われ、各ファイナリストたちは夕日に照らされながら憧れのプロたちから表彰状や豪華賞品を受け取った。

表彰式の後は、ウェットスーツオーダー券、自転車などの豪華賞品がもらえる恒例のジャンケン大会で大盛り上がり。すべて終了した時にはちょうど日も沈み、ガールズサーファーたちは思い出をいっぱい心に詰めて各地に帰って行った。

BeWETガールズサーキット第3戦もまたガールズサーファーたちのお祭りにように明るく楽しい大会となった。第4戦は11月21日福井の越前三国で開催の「第3回越前三國しおさいものがたりカップ」。こちらもまた盛り上がったことだろう。

アマチュア時代にBeWETガールズサーキットに出ていたプロサーファーも多くなって来た。ガールズサーファーたちの実力アップの場でもあるガールズサーキットから今後も目が離せない！

取材、撮影：米地有理子

優勝者はプレゼンターを務めるプロによりハンズアップ
「Beach Girl CLUB cup」コンテストディレクターの岡部亜紀プロと田原啓江プロ
優勝者にはこんなかわいいグラスのトロフィー
プロによるエキシビジョンが行われた

岡澤紫穂プロ
伊藤みゆきプロ
矢澤直子プロ
昨年に続き2度目のJPSAグランドチャンピオンに輝いた田代凪沙プロも駆けつけた
大会MCを務めるのはお馴染みの塩谷あずさプロ
早朝大雨に見舞われたが、全国から多くのガールズサーファーが集った
ゼッケン係をはじめ、大会はプロサーファーたちが運営
ショートボードスペシャル4位の高田ヒロミさんも力強いライディングを
ポテンシャルのある波を捉えていたショートボードスペシャル2位の清永亜希子さん
果敢にチャージしたロングボードスペシャル優勝の寺前昌子さん
キレのあるカービングを見せたショートボードスペシャル優勝の野中美波ちゃん
第2戦に続き、ショートボードママさん優勝の町井紀代子さん
攻めのライディングでボディボードスペシャル優勝の信裕子さん
実力派の都筑有夢路ちゃんはショートボードスペシャル3位
馬庭彩ちゃんは第2戦の悔しさをバネにショートボードオープン優勝し、ベストライディング賞も受賞