WSL-QS「マハロ・サーフ・エーコ・フェスティバル」新井洋人、カノア五十嵐がR3進出

WSL-QS「マハロ・サーフ・エーコ・フェスティバル」新井洋人、カノア五十嵐がR3進出 


Kanoa Igarashi (USA) - Mahalo Surf Eco Festival - WSL / Daniel Smorigo

 

イタカレ、バイーア、ブラジル 2015年10月29日木曜日:WSLブラジルQS3連戦の第2戦目となるQS6,000「マハロ・サーフ・エーコ・フェスティバル」は大会3日目。本日からトップシード選手が登場するラウンド2がスタート。一気にサーフィンレベルは上がり激しいアクションが続いた。

 

2016年のワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップ・ツアーへクオリファイを目指すサーファー達にとって、今後のヒートひとつひとつが重要なものとなる。クオリファイの範囲にいる19名のサーファーが今日のヒートを戦ったが、ラウンド3に勝ち上がったのは10名の選手。

 

 

Evan Geiselman (USA) - Mahalo Surf Eco Festival - WSL / Daniel Smorigo


 

カノア五十嵐(USA)とライアン・キャリナン(AUS)はラウンドアップし、QSトップ10をキープ。ジョアン・ドゥルー(FRA)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)、デイヴィ・キャスルズ(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)、ソリ・ベイリー(AUS)、ジェシー・メンデス(BRA)、ノエ・マー・マクゴナグル(CRI)、イズキール・ラウ(HAW)といったサーファーも勝ち上がっている。

 


いくつかのミッド・レンジ・スコアリング・ライドを手に入れたキャリナンは、ラウンド2のヒート4のハイ・スコア8.73をスコアしてヒートをリードし、勝ち上がった。

 

「良い波があって楽しいですね。波を見つけるのが少しトリッキーですけど、ファン・ウェイブがたくさんある。コンテストには充分なコンディションですよ。」と、キャリナンが言った。

 

 

カノア五十嵐がクオリファイに向って一歩前進


 

カノア五十嵐のヒートは、トップが常に入れ替わるクロスヒートとなった。エアーゲームを仕掛けるビクター・ベルナルドが僅かにヒートをリード、2位のカノア、3位のグレンジャー・ラーセンで前半を折り返す。後半に入りラーセンが逆転してトップへ。3位となったカノアだったが、ビッグなライトのセットをキャッチ。2つのメ ジャーマニューバーで7.17をスコアして再びトップを奪い、ラウンドアップを決めた。

 

カノア五十嵐(USA)は、現在QSランキング第6位。2016年に彼の名前をCTサーファーのリストに加えるまで、あと少しのところまで来ている。そして五十嵐は、その希望に向かい前進する。

 

「ハード・ヒートでした。波は本当に難しかった。スコアリング・ポテンシャルのある波を見つけることが出来なかった」と、五十嵐が言った。「だから自分自身でチャンスを掴もうと決めて、自分が優先権がないときは他のサーファーから離れていたんです。結局、最後はプライオリティーなしで7.17をゲットしました。」

 

[QSランキングについて]

 

「僕がクオリファできるポジションに居る事は最高に嬉しいですね。そんな事はシーズンの始めは自分の目標では無かった。だから、いまのポジションは本当にストークしていますよ。僕はまだ本当に若いと感じています。だから僕が今トップ10にいるなんて信じられませんね。もちろん、このイベントでも良い成績を残したいですよ。優勝が目標です。自分が出来る全てを出して頑張りたいです。」

 


 

ラウンドアップを決めた新井洋人と安井拓海がラウンド2に登場。新井洋人は、ヒー ト2でタナー・グダスカスUSA、ミッチ・クルーズAUS、メッシアス・フェリクスBRAと対戦。安井拓海は、ヒート11でエヴァン・ガイゼルマンUSA、サン チァゴ・ムニーツARG、パウロ・モウラBRAと対戦した。

 


新井洋人のヒートは、スタートから激しいデッドヒートが展開された。タナー・グダスカスUSA、ミッチ・クルーズAUS、メッシアス・フェリクスBRAの3名がパワフルなサーフィンでスコアを刻んでいく。思ったようなサーフィンが出来ない新井洋人は4位を強いられた。

 

 

しかし、ヒートは思わぬ展開。ヒート前半にブラジリアンがクルーズにインターフェアを侵し、トップスコアを一つ失う。そして、ヒート終盤に今度はクルーズがブラジリアンと交錯してインターフェア。二人のインターフェアで2位に浮上した新井洋人。グダスカス1位、新井洋人はラッキーなラウンドアップをする事となった。

 


安井拓海のヒートも、強豪ぞろい。鋭いバックハンドサーフィンのエヴァン・ガイゼルマン、エアーマニューバーを攻めるサン チァゴ・ムニーツ、パウロ・モウラが激しいチャージを見せた。安井は3位で迎えたヒート後半。フォアハンドのエアリバースをメイクして6.87を叩き出すも、そこでタイムアップ。ヒートスコア11.74で4位敗退となった。

 

 

ネクストコールは、ローカル・タイム午前8時。日本時間の19時です。

 

 

 

 

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