WSL QS10000「SATAアゾレス・プロ」がスタート。W洋人、カノアはラウンド1で敗退。

WSL QS10000「SATAアゾレス・プロ」がスタート。W洋人、カノアはラウンド1で敗退。 


IMAGE CREDIT: WSL / Masurel

 

プライア・デ・サンタバーバラ、サンミゲル-アゾレス・アイランド(2015年9月23日水曜日)ポルトガルのアゾレス島でスタートしたWSL QS10000「SATAアゾレス・プロ」。昨日はラウンド1が途中まで行われ、本日はクリーンな3~4フィートのコンディションでラウンド2までが終了。ハイパフォーマンスとハイスコアのオンパレードとなり、24名の選手に絞られた。

 

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オーストラリアのブレント・ドーリントン(AUS)は、バックハンド・バレルからのフォーリング・リップでのクイック・フローターで、パーフェクトに近い9.93をスコア。そして本日のハイエスト・コンバインド・ヒート・トータル18.86をスコアした。

 

ブレント・ドーリントン(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Masurel

 

 

クーランガッタ出身のオージーは、そのヒートで他にも2つ8+のエクセレント・ライドを手に入れ、合計3本のエクセレントをマーク。2位以下をコンビネーションに追い込んで、圧倒的な強さでラウンドアップを決めた。

 

「あの波はどこにも無くて、自分の戦略ではライトブレイクを狙っていたんです。それから、あの波がいきなり現れた」と、ドーリントンが言った。「朝はマッシーな感じでしたが、自分のヒートぐらいからクリーンなコンディションになったんです。このあとのイベントが本当に楽しみですよ。」

 

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アダム・メリング(AUS)イベント初のパーフェクト10ポイント・ライド

 

 

また、ハワイのトリプルクラウンのように、ポルトガルの3つのイベント合計で競う「ポルチュギー・ウェイブ・シリーズ-カスカイス・トロフィー」の元勝利者であるアダム・メリング(AUS)は、イベント初のパーフェクト10ポイント・ライドを記録。


 

アダム・メリング(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Masurel

 

 

メリングはライトハンド・ディープ・バレルをメイク。 2ターン・コンボでその波をフィニッシュした。「ここにまた戻って来れて嬉しいです。10ポイントをここで出したのは3年前だと思います。それ以来、他の場所で10ポイントは出した事がない。」と、メリングが言った。

 

「あの波は良い波でしたね。奧過ぎるかなって思ったんです。でもバレルをメイク出来て、更にターンを2発。ハッピーでしたね。QS上で良い結果を手に入れることは確かに助かります。ヒートを勝ち上がる事は自信のアップに繋がりますからね。僕は前にポルチュギー・ウェイブ・シリーズに勝っているので、再び勝ちたいですね。」

 

ティモティー・ビッソ(GLP)IMAGE CREDIT: WSL / Masurel

 

ハワイのイズキール・ラウ(HAW)は、3人の危険なブラジリアンと対戦。ラインナップで忍耐強く波を待ち、30分のヒートで3本をセレクト。そのうち2本でエクセレントをマークして勝ち上がった。

 

「良い感じですね。今日の波は昨日より、かなりイージーでした。」と、ラウが思った。「パワーのあるビーチブレイクは、自分のホームと似ていて、アゾレスが大好きです。ここの波を楽しんでいます。」

 

ラウンド2進出したコナー・オリアリーは惜しくも敗退

 

 

エヴァン・ガイゼルマン(USA)は、クリーンなフォアハンドのフルローテーションの着地に成功。さらにフローターへ続けて9.67をスコア。ラストウェイブでは7.03をスコアして、トップでラウンドアップ。

 

グアドループのジュニア・サーファー、ティモティー・ビッソ(GLP)は、ラムジィ・ボウカム(MAR)、ティアゴ・カマラオ(BRA)、マルコ・フェルナンデス(BRA)を下し、1位でラウンドアップ。初のQS10,000でラウンド2を勝ち上がった。


 

今回のイベントには、ラウンド1から大原洋人、新井洋人、カノア五十嵐が出場。

 

 

大会初日は、波数も多く、かなりマッシーで力もあり、そんな中で如何にクリーンな波を捕まえるかが勝敗の鍵となった。新井洋人は、終始2位をキープしたものの、終了間際に逆転されて3位で惜しくも敗退。大原と五十嵐はともに4位で敗退となり、ラウンド2進出は出来なかった。


 

今回のイベントに関して新井洋人は、「いい波を探しながら、テンポ良く波を捕まえられていたんですが、最後の2分でプライオリティを持ってるジョナサンに乗られ、逆転くらいました。 技術面は練習しかないんで重ねて行きます。まだポルトガルで、もう一戦プライムがあるので、また応援よろしくお願いします!」と、コメント。http://www.hirotoarai.com/

 

 

大原洋人、新井洋人、カノア五十嵐は、ポルトガルの第2ステージとなる、2015年9月28日から10月04日まで、ポルトガル・カスカイスのプライア・デ・カルカベロスで開催されるWSL QS10000「アリアンツ・ビラボン・プロ・カスカイス」に出場する。世界を目指してがんばれ日本。

 

 

ネクストコールは現地時間の 2015年9月24日9時0分、日本時間の 2015年9月24日18時0分です。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1294/sata-azores-pro

 

SATAアゾレス・プロ・ラウンドオブ24のヒート組合せ
ヒート1:
ブレント・ドーリントン(AUS)、カイオ・イベリ(BRA)、ディオン・アトキンソン(AUS)
ヒート2:
アダム・メリング(AUS)、マーロン・リプキ(PRT)、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)
ヒート3:
セバスチャン・ジーツ(HAW)、アレックス・リベイロ(BRA)、ミゲール・トゥデラ(PER)
ヒート4:
イズキール・ラウ(HAW)、ペドロウ・ヘンリーク(PRT)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)
ヒート5:
アレホ・ムニーツ(BRA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、アリツ・アランブルー(ESP)
ヒート6:
ビノ・ロペス(BRA)、カルロス・ムニョス(CRI)、タナー・グダスカス(USA)
ヒート7:
コロヘ・アンディーノ(USA)、ラムジィ・ボウカム(MAR)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)
ヒート8:
ティモティー・ビッソ(GLP)、タナー・ヘンドリクソン(HAW)、ミゲール・プポ(BRA)