WSL-QS3000「ソルーズ・ラカナウ・プロ」はトップ32決定。稲葉玲王、佐藤魁はR4敗退。

WSL-QS3000「ソルーズ・ラカナウ・プロ」はトップ32決定。稲葉玲王、佐藤魁はR4敗退。 


稲葉玲王は惜しくも敗退。IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot

 

グランデ・プラージュ、ラカナウ、フランス、2015年8月22日土曜日:フランスのラカナウで開催中の WSL QS3000「ソルーズ・ラカナウ・プロ」。ラウンド4が行われ、ベスト32が決定。トップ・シードが圧倒した一方で、ハングリーなQSキャンペーナーがトップシードを破る番狂わせも発生した。

 

デイヴィッド・シルヴァ(BRA)は、得意のバックハンドで、15.17という本日のハイエスト・ヒート・トータルをマーク。元サムスン・ギャラクシー・チャンピオンシップ・ツアー・コンペティターのミッチ・クルーズ(AUS)も圧倒的なサーフィンを披露した。また、ジョアン・ドゥルー(FRA)マーク・ラコマー(FRA)といったフレンチサーファーも順当に勝ち上がっている。

 

Mitch Crews (AUS) IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot

 

昨日のラウンド3を見事勝ち上がった日本の稲葉玲王と佐藤魁。

 

ラウンド4で稲葉玲王は、ヒート2でマテイア・ヒクリーPYF、スティーブン・ピアソンPYF、ティール・ヴァナーAUS。佐藤魁は、ヒート15でミディ・ヴィミナルディREU、ミゲール・トゥデラPER、エリオット・パエラタ-リードNZLと対戦した。

 

 

稲葉玲王は、ヒート前半にスコアを刻みトップを走る。そして、ヒート中盤に逆転され、2位を強いられていたが2発のバックハンドエントリーで4.77をスコアしてトップへ。しかし、セットの入らないまま迎えた後半でマテイアがバックハンドで5.50をスコアして逆転。2位となる稲葉。

 

さらに1本しか乗っていなかったピアソンがセットでビッグマニューマーを描き、4位から一気にトップへ。3位に追い込まれる稲葉。残り時間は5分。稲葉はセットの波を掴むもワイプアウト。続けてエアリバースにチャージするもインコンプリート。惜しくも3位で敗退となった。


 

佐藤魁のヒートはミゲール・トゥデラが6.57をスコアしてスタート。ミディ・ヴィミナルディもバックハンドで、激しいマニューバーを描き、ヒートスコア12.11をスコアしてヒートをリードする。佐藤魁は思ったようなスコアリング・ウェイブを掴めず、4位を強いられる。後半スコアを揃えヒートスコアを7.14とするも惜しくもここで敗退となった。

 

 

稲葉玲王と 佐藤魁は、そのあと8月25日からのアグレットの試合にエントリー、9月1日からのパンティン・クラシックには安井拓海も加わり、ウイメンズでは、は大村奈央、野呂玲花、須田那月が参戦予定。そして9月12日まで開催されるモロッコのイベントは稲葉玲王、佐藤魁、河村海沙が出場予定。約1ヶ月以上の長期遠征となる。WSLヨーロピアン・レッグでの彼らの戦いは続く。世界を目指して、頑張れ!日本!

 

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オフィシャルサイト:

http://sooruzlacanaupro.com/live-webcast/

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1274/mens-sooruz-lacanau-pro/live