WSL-QS10000イベント「オークリー・ロウワーズ・プロ」R1がスタート。トリードが高得点。

WSL-QS10000イベント「オークリー・ロウワーズ・プロ」R1がスタート。トリードが高得点。 


フリーペ・トリード(BRA)IMAGE CREDIT: © WSL / Rowland

 

ロウワー・トラッスルズ、CA/USA(2015年4月29日水曜日)今シーズン初となるワールド・サーフ・リーグ(WSL)のQS10000イベント である「オークリー・ロウワーズ・プロ」は、2-3フィートのコンビネーション・スウェルがヒットするロウワー・トラッスルズでラウンド1がスタート。R1のヒート17までが終了した。

 

南カリフォルニアを代表するサーフィン・コンテスト会場の一つであるロウワー・トラッスルズは、ハイエスト・レベルで自分のポジションを維持しようとするCTサーファーと、そのポジションへの扉を自らの力でこじ開けようとする新進気鋭のサーファー達による、激しい戦場と化した。

 

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Oakley Lowers Day 2 Highlights

 

カレント・ランキングNo.2のフリーペ・トリード(BRA)は、今シーズンのエレクトリック・フォームを維持し、ロウワーズ・ライトハンダーに猛烈なフォアハンドのアタックを見せ、ハイ・シングル・スコアリング・ウェイブ9.87で、そのオープニングヒートを支配した。

 

「ここの波は、スケートパークのようです。」と、トリードが言った。「良い感じでスピードを付けられて、最高のセクションがあって、そこを攻め続けました。パフォーマンス・サーフィンにとっては、地球上で最もファンな波なのです。」

 

今シーズンの開幕戦を優勝で飾ったトリードは、第2戦のベルズ・ビーチではクオーターファイナル進出、第3戦のマーガレット・リヴァーでは、まさかのラウンド2敗退。そして今回のオークリー・ロウワーズ・プロは、トリードにとって今シーズン初のクオリファイング・シリーズ(QS)イベント。その激しいパフォーマンスは彼を優勝候補のひとりに押し上げた。

 

「自分の夢の中で生きているのです。」と、トリードは続けた。「僕は、本当に素晴らしいシーズンを送っています。自分の家族とスポンサーから素晴らしいサポートを受け、本当に素晴らしいボードを手に入れました。次のリオでの試合を前に、このロウワーズで素晴しいコンディションとなるのを楽しみにしています。」

 

エイドリアン・バカン(AUS)IMAGE CREDIT: © WSL / Rowland

 

 

エリートWSL CTの10年選手であるエイドリアン・バカン(AUS)は、現在第29位にランクされる2015年のエリート・シーズンでラフなスタートを強いられた。しかし、今日のワールドクラス・グーフィー・フッターは、洗練されたフォアハンドとバックハンドで、ロウワーズ・レフト&ライトハンダーをスマッシュ。強い印象を与えるヒート・トータル17.80を集めた。

 

「ロウワーズに戻ってサーフするチャンスがあることは、エキサイティングですね。」と、バカンが言った。「オーストラリア・レッグでは、かなり接戦となったクロスヒートがあり、思うように行きませんでした。トラッスルズに来て、全てをリセットして、その レベルでサーフィンするチャンスを自分自身に与えたかった。」

 

コナー・コフィン(USA)IMAGE CREDIT: © WSL / Rowland

 

サンタバーバラ出身のスタイルマスター、コナー・コフィン(USA)は、CTへのクオリファイを目指すサーファー。今朝行われたラウンド1ではインプレッシブなパフォーマンスで17.90をスコア。それは彼が近い将来、そのエリートサーファーの仲間入りする事を示唆するものだった。

 

「ストロングなヒートを組み立てることが出来ると、素晴らしいと感じますね。」と、コフィンが言った。「ここ数年は良い感じでサーフィン出来ていると思っています。良いサーフボードも手に入れ、素晴しいサポートも受けています。でも、このようなイベントに出てく選手は、みんな素晴しい才能を持っていてハングリーですね。僕はロウワーズでリラックスッしてサーフィンが出来ています。」

 

コロヘ・アンディーノ(USA)IMAGE CREDIT: © WSL / Rowland

 

 

ローカル・アイコンで、CTコンペティターのコロヘ・アンディーノ(USA)は、ローカル・ナレッジのファンタスティックなディスプレーでハイパフォーマンス・サーフィンを披露。エクセレントなオープニング・ライドで9.00をスコア。スタートから、そのヒートをコントロールした。

 

数名の選手だけでラインナップを独占出来る、 コンテストでのロウワーズは、どんなチャンスでも、スペシャルだと感じます。」と、アンディーノが言った。「生まれてから、ずっとここでコンテストに参加して来ました。僕は自分のホームであるサンクレメンテに勝利をもたらしたい。」

 


 

また、今回のイベントには、昨年のポルトガルで行われたワールドジュニアWJCで5位となり、繰り上がりでQS10000のワールド・ジュニア・シードを得た安井拓海が、膝の靭帯を痛めているもののラウンドオブ96から、日本から唯一出場。ヒート17で、コロヘ・アンディーノ、マイケル・ロドリゲス、メイソン・ホーと対戦。


オンショアでコンディションが悪化する中、そのヒートはコロへ・アンディーノの9.00でスタート。波数の少ない中でローカルナレッジを使ったコロヘがアドバンテージをとる。安井拓海はセカンドポジションを手に入れるためにじっくりと波を待ったが惜しくも4位で敗退となった。

 

オークリー・ロウワーズ・プロのラウンド1は、ヒート18から現地時間の明日の午前8時にスタート予定。

 

現地時間の 2015年4月30日8時0分 サマータイム中 は、
日本時間の 2015年5月1日0時0分です。

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オフィシャルサイト:http://live.oakley.com/lowerspro/

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1229/oakley-lowers-pro

 

OAKLEY PRO LOWERS ROUND 1 RESULTS:
Heat 1: Filipe Toledo (BRA) 16.97, Tiago Pires (PRT) 13.90, Dion Atkinson (AUS) 10.44, Soli Bailey (AUS) 9.86
Heat 2: Stu Kennedy (AUS) 15.90, Brett Simpson (USA) 14.43, Mateia Hiquily (PYF) 12.73, Dillon Perillo (USA) 10.84
Heat 3: Charles Martin (GLP) 16.23, Lucas Silveira (BRA) 12.10, Matt Wilkinson (AUS) 11.40, Luke Davis (USA) 11.10
Heat 4: Brent Dorrington (AUS) 16.20, Jadson Andre (BRA) 14.00, Deivid Silva (BRA) 13.33, Cahill Bell-Warren (AUS) 5.17
Heat 5: Heitor Alves (BRA) 15.77, Marlon Lipke (PRT) 15.10, Sebastian Zietz (HAW) 14.40, Beyrick de Vries (ZAF) 13.84
Heat 6: Conner Coffin (USA) 17.90, Joan Duru (FRA) 15.73, Matt Banting (AUS) 15.50, Evan Geiselman (USA) 13.80
Heat 7: Dusty Payne (HAW) 17.43, Krystian Kymerson (BRA) 13.43, Tomas Hermes (BRA) 12.63, Chris Ward (USA) 11.17
Heat 8: Mitchel Coleborn (AUS) 13.27, Tanner Hendrickson (HAW) 10.00, Tomas Fernandes (BRA) 9.80, Maxime Huscenot (REU) 9.37
Heat 9: Yadin Nicol (AUS) 14.50, Davey Cathels (AUS) 14.50, Bino Lopes (BRA) 13.80, Glenn Hall (IRL) 13.23
Heat 10: Granger Larsen (HAW) 16.67, Fredrick Patacchia (HAW) 15.20, Billy Stairmand (NZL) 13.97, Aritz Aranburu (ESP) 13.30
Heat 11: Alejo Muniz (BRA) 15.64, Jesse Mendes (BRA) 14.87, Tom Whitaker (AUS) 13.47, Ian Walsh (HAW) 11.73
Heat 12: Vasco Ribeiro (PRT) 12.93, Ezekiel Lau (HAW) 12.03, Hizunome Bettero (BRA) 11.40, Caio Ibelli (BRA) 8.67
Heat 13: Thiago Camarao (BRA) 14.06, Patrick Gudauskas (USA) 13.83, Thomas Woods (AUS) 13.63, Torrey Meister (HAW) 13.10
Heat 14: Jack Freestone (AUS) 14.33, Tanner Gudauskas (USA) 13.90, Nic Von Rupp (PRT) 13.74, Jonathan Gonzalez (CNY) 11.20
Heat 15: Wiggolly Dantas (BRA) 15.37, Nathan Hedge (AUS) 14.54, Noe Mar McGonagle (CRI) 14.13, Jose Ferreira (PRT) 12.40
Heat 16: Adrian Buchan (AUS) 17.80, Tim Reyes (USA) 14.23, Nathan Yeomans (USA) 13.70, Santiago Muniz (ARG) 11.23
Heat 17: Kolohe Andino (USA) 17.50, Michael Rodrigues (BRA) 16.00, Mason Ho (HAW) 10.00, Takumi Yasui (JPN) 4.63

OAKLEY PRO LOWERS REMAINING ROUND 1 MATCH-UPS:
Heat 18: Adam Melling (AUS), Carlos Munoz (CRI), David do Carmo (BRA), Marco Fernandez (BRA)
Heat 19: Keanu Asing (HAW), Garrett Parkes (AUS), Wade Carmichael (AUS), Marc Lacomare (FRA)
Heat 20: Miguel Pupo (BRA), Frederico Morais (PRT), Connor O’Leary (AUS), Sunny Garcia (HAW)
Heat 21: Jeremy Flores (FRA), Ian Gouveia (BRA), Alex Ribeiro (BRA), Kanoa Igarashi (USA)
Heat 22: Italo Ferreira (BRA), Willian Cardoso (BRA), Gony Zubzarreta (ESP), Perth Standlick (AUS)
Heat 23: Ricardo Christie (NZL), Michael Dunphy (USA), Ramzi Boukhiam (MAR), Jean da Silva (BRA)
Heat 24: Kelly Slater (USA), Ryan Callinan (AUS), Mitch Crews (AUS), Jack Robinson (AUS)