ハーレー・オーストラリアン・オープンの男子プロジュニアでカノア五十嵐(USA)が優勝

ハーレー・オーストラリアン・オープンの男子プロジュニアで、カノア五十嵐(USA)が優勝 


優勝したイザベラとカノア WSL/Matt Dunbar
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Day 5 Highlights

 

2015年2月11日水曜日、オーストラリア、シドニー、マンリービーチ:オース トラリア最大のサーフ、スケート&ミュージック、アートイベント「ハーレー・オーストラリアン・オープン」は大会5日目。本日はクオリファイング・シ リーズ(QS)メンズのラウンド2の残りのヒートを完了。そして、プロ・ジュニア・ディビジョンのメンズとウイメンズのチャンピオンが決定した。

 

カノア五十嵐(USA) WSL/Matt Dunbar
カノア五十嵐(USA) WSL/Matt Dunbar

 

カノア五十嵐(ハンティントン・ビーチ、CA/USA)は、ハリー・ブライアント(サンシャイン・コースト、QLD/AUS)とのファイナルで、支配的なディスプレーを見せ、ハーレー・オーストラリアン・オープンのプロ・ジュニア・ディビジョンで優勝。17才のカノアは多くのプロ・ジュニアで優勝経験があるが、今回はノース・アメリカ以外の場所での初優勝となった。

 

 

カノア五十嵐(USA)WSL/Matt Dunbar

 

「この勝利は僕にとって、とても重要です。それは自分のリージョン以外で手に入れた初のWSL優勝で、本当に素晴らしいサーファーばかりのイベントでした。」と、五十嵐が言った。「このイベントには参加する事も出来ませんでしたが、やっと優勝することの素晴しいフィーリングを味わえました。昨年、僕はクオーターファイナルで負けましたが、今年は更にヒートを勝ち上がって優勝できたなんて信じられないです。」

 

イザベラ・ニコルズ WSL/Matt Dunbar

 

 

イザベラ・ニコルズ(サンシャイン・コースト、QLD/AUS)はアップカミングなサーフィン・スターで、ファイナルでアボカのメイシー・キャラハンに対し、パーフェクトに近い19.47というヒートスコアで、WSLジュニア・ツアー・イベント初優勝を手に入れた。

 

ニコルズはウイメンズのQS6000ディビジョンでも際立ったパフォーマンスでラウンドアップを続けており、マンリー・ビーチで彼女のシャープで正確なサーフィンを披露した。

 

「それがプロ・ジュニアであるとしても、WSLイベントに優勝できた事は素晴らしいです。このレベルでの優勝は私にとって特別なことです。」と、ニコルズが言った。

 

「自分の今年のメイン・フォーカスはQSサーキットです。今回のQSも勝ち上がっており、明日ラウンド3でサーフィンする予定なので、たとえ勝利やハイスコアについて嬉しいと感じていても、まだ喜んではいられないのです。」

 

また、スモール・サーフで他の選手が苦戦する中、QSイベントでは、デイヴィッド・シルヴァ(ブラジル)は、マルチプルなマッシヴターンとエアリアルで、イベントのハイエスト2-ウェイブ・ヒート・トータル19.10をマーク。ヒート前半に調子の上がらなかったコロヘ・アンディーノ(USA)は、後半にストロングな7ポイント-ライドに加え、バックアップ5.93を揃えて、2位で勝ち上がった。

 

 

稲葉玲王、安井拓海、新井洋人、大原洋人は敗退となる。 


 

本日のジャパニーズ・サーファーは、ラウンド2のH18には稲葉玲王、H20に安井拓海、 H22に新井洋人、H24に大原洋人が登場。

稲葉玲王は、フレデリコ・モライス(PRT)、ジャック・フリーストーン(AUS)、ラムジィ・ボウカム(MAR)と対戦し、終始2位をキープするも、最後にバックハンドのエアリバースで5.00をスコアするもヒートスコア8.60で惜しくも3位敗退。

安井拓海は、ブレント・ドーリントン(AUS)、フレデリック・パターチア(HAW)、ビクター・ベルナルド(BRA)と対戦。ヒートスコア7.94で4位敗退。

新井洋人は、トーマス・ヘルメス(BRA)、エヴァン・ガイゼルマン(USA)、アリツ・アランブルー(ESP)と対戦。ヒート終盤にはエアリバースで6.00をスコアして、常に2位をキープしていた新井だったが、最後に逆転されヒートスコア7.94で4位敗退。

大原洋人も、ルエル・フィリップ(BRA)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ソリ・ベイリー(AUS)と対戦。ヒート中盤にフォアハンドのリバースで5.33、5.63をスコアし、2位に浮上するも逆転されて4位で敗退となった。



 

 

メンズ・ジャパニーズ最後の砦となったタクミ!

 

明日は現地7時半から12時半まで、ラウンド3のヒート1から12までが行われる予定で、メンズ・ジャパニーズ・サーファーの最後の砦となった仲村拓久未はラウンド3のヒート1で、マテイア・ヒクリー(PYF)、ネイザン・ヘッジ(AUS)、マイケル・フェブラリー(ZAF)と対戦。

 

その後、行われるウイメンズQSラウンド3には、須田那月がヒート3でマリア・マニュエル、マウド・レ・カー、フィリッパ・アンダーソンと対戦、庵原美穂がヒート5でディミティ・ストイル、ページ・ハレブ、クインシー・デイヴィスと対戦、野呂玲花は、ヒート8でココ・ホー、マヒナ・マエダ、ドミニク・バロナと対戦する。

 

どのヒートも強者揃い。オーストラリアでもサムライたちの活躍を期待し、エールを送りたい。世界を目指して、がんばれ日本!更新: 2015年2月11日 3:33 PM

 

 

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Hurley Australian Open of Surfing 2015
開催期間:2月7日〜15日
開催場所:シドニー、マンリー・ビーチ

オフィシャルサイト

http://www.australianopenofsurfing.com/