ジョン・ジョン・フローレンスが通算4度目のボルコム・パイプ・プロ優勝。大野修聖は7位。

ジョン・ジョン・フローレンスが通算4度目のボルコム・パイプ・プロ優勝。大野修聖は7位。 


ジョン・ジョン・フローレンスが4度目のボルコム・パイプ・プロ・タイトルを獲得。 WSL

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パイプライン、オアフ/ハワイ(2015年2月2日月曜日):WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」が終了。ジョン・ジョン・フローレンスは、高度な技術が必要とされる6-8フィートのバックドアで、メイソン・ホー(HAW)、ケリー・スレーター(USA)、セバスチャン・ジーツ(HAW)を下し、過去5年間で4度目となる勝利を手にした。

 

昨年、連勝を続けていたフローレンスに待ったをかけたのはキング・ケリー。彼によって連勝記録は3でストップしたが、今年フローレンスは、ケリーからタイトル奪還を果たした。ボルコム・パイプ・プロは、WSL QS3000イベント(昨年までの4スターと5スターの統合)として、今シーズンのリーグとなる4名ファイナリスト・コンペティションとなった。

 

22才のフローレンスは、35分のファイナルの開始僅か7分で、9.2と8.43という2本エクセレントをマーク。イベントのハイエスト・ヒート・スコア17.63という驚愕のスコアを叩き出した。

 

このイベントを牽引したのはフローレンスとスレーター。二人は互いに刺激し合い、ラウンドを重ねる毎にハイエスト・ウェイブとヒート・スコアを塗り替えていった。

 

強いサイドショアは、バックドア・バレルとエアリアルのチャンスを開いたが、フェイスを乱してタフなコンディションとなった。メイソン・ホーはファイナルで美しいバレルをメイクして、8.6ポイントを手に入れたが、彼の勝利への夢はフローレンスのストライドによって砕かれてしまった。

 

フローレンスは、このコンディションとライジング・スウェル・ラインを確実に読み取り、自分が生まれ育った場所のローカル・ナレッジを利用して、他の選手を圧倒。流石のスレーターも、彼にとってはレアなコンビネーション・シチュエーションに追い込まれ、ジーツも同様のポジション。ホーは最後のチューブで7.3をスコアするも、逆転には不十分だった。

 


ジョン・ジョン・フローレンス WSL / Ben Reed/Volcom

 

 

 

「今朝は本当に楽しかったですね。風はかなりクリーンで、長くてコンパクトなバレルでした。」と、フローレンスが言った。「でも、それから風が強くなり、チョッピーになって、本当にかなり難しいコンディションになってしまいました。それでも凄くファンな波でしたよ。長い35分のヒートの最初に2本のスコアを手に入れたので、そこから長い時間、座っていることになり、しまった!って感じでしたね。20分間ずっとそんなことを考えてましたよ[笑]

 

「今年は楽しい1年になりそうです。昨年末から、良い感じのヒートをメイク出来る事を知って、多くの自信にあふれています。そして、いつもと同じような事を考えてシーズンに入るつもりです。そして、それを年末のパイプラインで実現出来れば良いですね。このパイプで世界タイトルを勝ち取ることが僕の夢なんです。それ以上のものはありませんから。」

 

 

スレーターは今朝のクオーターファイナルで、スーパー・ロングなディープ・バレル・ライドでイベント唯一のパーフェクト10を記録。その10ポイントライドで彼は「エレクトリック・パーフェクト10」賞を獲得した。

 

更にスレーターは、1997年2月13日にビッグウェイブにチャージしてこの世を去ったノースショア・ビッグウェイブ・ライダー、トッド・チェッサーに敬意を表した「トッド・チェッサー・ハード・チャージャ・スポーツマンシップ・アワード」も受賞した。

 

「トッドは僕の大親友で、彼の死は大変ショックで精神的に打ちのめされました。」と、スレーターが言った。「トッド自身が体現して我々に伝えたかったのは、チャージし続け、いつもビッグウェイブでサーフィンする事。我々は、彼が亡くなってから18年が経った今もサンクスギビングに彼のために集まり、トッドの話をしているんです。」


 

大野修聖はセミファイナル進出を果たし7位。 


 

 

今回、2012年のパイプラインに続き2度目のクオーターファイナル進出を果たした大野修聖は、パイプのコンパクト・バレルを再び探し出し、見事にメイク。第2位でセミファイナルに勝ち上がった。そして、ついにパイプでセミファイナル進出を果たし、自分の記録を更新した大野修聖。対戦相手はケリー・スレーター(USA)、メイソン・ホー(HAW)、コロヘ・アンディーノ(USA)といった強力なメンバーでのヒートは、失うものは何もない大野にとって、最高の舞台が整った。

 

しかし強いサイド・オンショアの影響で、ウインディなバックドア・コンディション。ウェイブ・セレクションに苦労するタフなコンディションでの戦いを強いられた大野は、波とのリズムが合わずに4位で敗退となった。とはいえ世界が注目する檜舞台での、日本人初となるセミファイナル進出。最後は納得できるサーフィンは出来なかったものの、世界へ日本のマー大野を再び認識させる素晴しい活躍だった。※詳しくはこちら。

 

 

そして、WLSのQSイベントの次の舞台は、オーストラリアのマンリーで、2月9日から15日まで開催されるQS6,000「ハーレー・オーストラリアン・オープン」

 

このイベントには、メンズでは、大原洋人、新井洋人、大橋海人、仲村拓久未、村上舜、稲葉玲王、田中海周、加藤嵐、安井拓海、ハワイから喜納海人。ウイメンズでは、大村奈央、野呂玲花、武知実波、庵原美穂、須田那月、水野亜彩子、ハワイのマエダ・マヒナも、もちろんエントリー。アルタネイトのキャンセル待ちで橋本恋と田代凪沙の名前もクレジットされている。

 

オーストラリアでも今回の大野修聖に続く、サムライたちの活躍を期待し、エールを送りたい。世界を目指してがんばれ日本!

 

 

結果:
優勝:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.63(9.2、8.43)16,000ドル、3000 QSレイティング・ポイント
第2位:メイソン・ホー(HAW)15.9(8.6、7.3)10,000ドル、2250 QSレイティング・ポイント
第3位:ケリー・スレーター(フロリダ、USA)9.0(6.7、2.3)4,750ドル、1680 QSレイティング・ポイント
第4位:セバスチャン・ジーツ(HAW)8.47(7.0、1.47)4,250ドル、1580 QSレイティング・ポイント

 

セミ・ファイナル:
H1:JJフローレンス(HAW)13.4;Sジーツ(HAW)13.33;Eラウ(HAW)12.8;Iウォルシュ(HAW)7.63
H2:Kスレーター(USA)8.76;Mホー(HAW);Kアンディーノ(USA)2.6;M大野(JPN)1.9
クォーター・ファイナル:
H1:Sジーツ(HAW)12.1;Eラウ(HAW)10.9;Aアランブルー(ESP)7.9;Iゴウベイア(BRA)
H2:JJフローレンス(HAW)14.83;Iウォルシュ(HAW)13.2;Kデビッド(HAW)4.47;Mブリュノー(HAW)4.1
H3:Kスレーター(USA)17.33;Kアンディーノ(USA)15.1;Hギャスケル(HAW)6.07;Bトス(PRI)2.7
H4:Mホー(HAW)8.6;M大野(JPN)6.4;CJホブグッド(USA)5.97;Kハキアス(HAW)5.73

 


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