ASPインターナショナルは2015年のクオリファイ・シリーズ（QS）の改革内容を発表。
ロサンゼルス、カリフォルニア/USA（2014年11月5日水曜日）
「アソシエーション・オブ・インターナショナル・サーフィン・プロフェッショナルズ（ASP）」インターナショナルは、2015シーズンから採用が確定したクオリファイ・シリーズ（QS）についての、構造改革と名称変更などを含む新たな事項について正式に発表した。
今回のQSツアー改革の目的は、コンシューマー、メディア、マーケット、アスリート、それぞれの見地からクオリファイ・シリーズを単純化し、QSツアーからワールド・ベスト・サーファーたちが、世界チャンピオンを競い合うチャンピオンシップ・ツアー（CT）へ、続いてクオリファイしていくこと。
まず第1の具体的な変更内容は、これまでのQSイベントの7つのレベルは、5つのレベルに簡素化し名称も改められる。現在のQS階層は簡素化され、プライムとスター・イベントの間に存在する同様のポイント差が維持される。
・「1-Star」→「QS1000」となる
・「2-Starと3-Starの統合」→「QS 1500」となる
・「4-Starと5-Starの統合」→「QS 3000」となる
・「6-Star」→「QS 6000」となる
・「Prime」→「QS 10000」となる。
QSの7グレードは5つに変更。ジュニアの年齢も2016年からは18歳以下に。
更に、アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、ハワイ、日本、ノースアメリカ、サウスアメリカの全7地域の「リージョナル・チャンピオン」全員に、すべての「QSイベント」へ優先のシーディングが与えられる。これは非常に大きな変更である。
これまでWCTを目指すサーファーは、プライムや６スターなどの、賞金と獲得ポイントの高い、ハイグレードのコンテストに出場して、ポイントを稼ぎ、QSランキング上げる、もしくはWJCで上位入賞し、プライム等のシードを獲得することがWCTへの近道とされて来たが、世界を目指すサーファーに新しい道が開かれたと言える。
また、クオリファイ・シリーズの改革と同様にジュニア・プログラムについても変更が行われる。
過去に、アンディ・アイアンズ、ジョエル・パーキンソン、エイドリアーノ・デ・スーザ、ガブリエル・メディーナ、ジェシー・マイリー-ダイヤー、サリー・フィッツギボンズ、ポーリーン・アドゥなどのビッグネームのサーファーたちがチャンピオンとなっている「ASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ(WJC)」は、これらの7つのリージョナル・ツアーから生まれ、サーフィン界の未来を担う選手の登竜門であることは説明するまでもない。
そして、これまで「U-20(20歳以下)」で競われてきたジュニア・イベントは、2016シーズンより「U-18(18歳以下)」となる。
またASPは、2015シーズンよりASPはワールド・サーフ・リーグ（WSL）と組織名を変更。
そして、メンズのチャンピオンシップ・ツアー、ウイメンズのチャンピオンシップ・ツアー、ビッグ・ウェイブ・ツアー、クオリファイ・シリーズ、ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ、ワールド・ロングボード・チャンピオンシップを行って行く。
※以下の文面がASPジャパンのサイトに追記されました。リージョナルチャンピオンのシードは現段階で未確定とのことです。ご注意ください。2014/11/19
2015年以降の各リージョナル・チャンピオン達は全員が無条件で2016年の QS全てのイベントにワイルドカードが得する。それはQSでは、最大の10,000ポイント・イベント毎試合に取得が可能となり、又WCTトライヤルへの優先エントリー制度も適応される。
2014年のリージョナル・チャンピオンは、2015年シリーズのイベントにはシード権を準備することがまだ出来ません。しかしながら、来年以降は確実 に、各リージョナルのチャンピオンは、2016年期のシード権を得るために、確実にこの変更した内容とともに、各リージョナルのチャンピオンが利益を得る ような支援がされるように、2015年のリージョナル・シリーズを新たに構築することが私たちの最大の望みです。
※ツアーに関して詳しい情報は下記サイトをご覧下さい：
