吉川広夏のグランドチャンピオンが決定。JPSAロング最終戦「クリオマンション 鴨川ロングボードプロ」

吉川広夏のグラチャン決定。JPSAロング最終戦「クリオマンション 鴨川ロングボードプロ」 


冷たい雨の中行われた大会2日目。photo:kenji sahara

 

 

今年のJPSAロングボードの最終戦「クリオマン ション 鴨川ロングボードプロ supported by KAIDO」が10月31日(金)から千葉県鴨川市の東条海岸マルキポイントでスタート。本日の大会2日目は、前日より若干サイズアップし、腰腹前後のコンディションをキープ。最終戦に相応しいクリーンなコンディションでスタートした。


 

プロトライアルから勝ち上がりプロ公認を得た小林雅仁はR3で敗退 photo:kenji sahara
トライアル参加2回目にしてプロ公認を獲得。R4進出を決めた田原宏夢。photo:kenji sahara

 

 

ここ鴨川でクライマックスを迎えた2014年度のJPSAロングボード・サーキット。既にメンズのグランドチャンピオンは、最終戦を前に、バリと湘南で2勝をあげた畑雄二が、前戦の新島で悲願のグランドチャンピオンを決定している状況で、最終戦の注目は、ウイメンズのグランドチャンピオン争い。

 

 

ヒート前に集中する吉川広夏。photo:kenji sahara

 

 

全5戦中、上位4戦のポイン ト合計で年間ランキングを決定するJPSAランキング。最終戦で現在保持しているポイントを上回る成績を残すと仮定し、現在持っている最低ポイントを切り 捨てアジャストすると現在トップの吉川広夏と、現在3位の鈴木裕美が、数字的には同点で暫定トップという状況になった。しかし、最低点が違う二人。鈴木裕美は、ラウンド3、ラウンド4を勝ち上がり、セミファイナルが最低条件となっていた。※詳しいシナリオはこちら。

 

 

安定したライディングを見せた吉川広夏。photo:kenji sahara

 

 

そしてヒートが進み、吉川広夏と鈴木裕美によるグラチャン争いの結末は、意外にもあっさりと決まってしまった。

 

ヒーローインタビューに応える吉川。photo:kenji sahara

 

冷たい雨の降る千葉県鴨川のマルキポイント。昨日より若干サイズアップ。女子のラウンド3ヒート1に登場したカレントリーダーの吉川広夏は、オープニングウェイブから安定感のあるハング5を披露。更にセットのライトを見つけて、クリティカルセクションでのハング5とカーヴィングのコンビネーションで6.00をスコア。バックハンドでも3.85をマークして、圧倒的な強さでラウンドアップした。

 

 

グランドチャンピオン争いの渦中、プレッシャーと戦う吉川だが、「リラックスして、自分のサーフィンが出来たと思います。まずは目の前のヒートを1戦1戦勝ち上がって行きたいと思います。」と余裕のコメントを残した。

 

負けるわけにはいかなかった鈴木裕美。プレッシャーは彼女の肩に重くのしかかったか。photo:kenji sahara

 

そして、吉川広夏のグラチャン・ライバルの鈴木裕美はヒート4に登場。スタートから気迫が感じられる林裕美子が、グッドウェイブを掴み、ヒートスコア9.25でヒートを完全にリード。テールコントロールのサーフィンを見せる鈴木裕美は2位につける。

 

しかし後半に鈴木由貴が逆転。3位へ追い込まれた鈴木裕美。ビッグセットをキャッチするもハイスコアに繋がらず、そのままタイムアップ。鈴木裕美が3位敗退となり、この時点で吉川広夏のグランドチャンピオンが決定した。


 

あまりに急な展開に呆気にとられている感じだった吉川広夏。photo:kenji sahara
おめでとう!ピロタン!photo:kenji sahara
吉川広夏 photo:kenji sahara

 

いよいよ明日はショート、ロング合わせて今シーズン最後のJPSAファイナルデイ。どんなドラマが待っているのか。明日は朝7:00に選手集合。

 

 

鴨川2連覇を目指すユージン・ティール。photo:kenji sahara
堀井哲は今日のラウンドアップでルーキーオブザイヤーを決定。photo:kenji sahara

 

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