メディーナが、ポルトガルで初のブラジリアン世界チャンピオンとなるためのシナリオ。

メディーナが、ポルトガルで初のブラジリアン世界チャンピオンとなるためのシナリオ。 


Gabriel Medina could become Brazil's first ASP World Champion this week at the upcoming Moche Rip Curl Pro Portugal. Photo: ASP/CESTARI

 

スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2014年10月10日金曜日)予断を許さない状況となっている今年のワールド・タイトルレース。2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーは、第10戦となる「Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガル」で、ペニシェのスーパーチューボスのサンドボトム・バレルへと世界最高峰のトップサーファー達を集結させる。

 

現在、2014年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・ランキングをリードするガブリエル・メディーナ(BRA)は、10月12日からスタートとなるポルトガル戦で、ブラジル初のワールドチャンピオンとなるチャンスを持っている。もし、それが達成されれば、それは22年前の1992年に、現在42歳のケリー・スレーターが20歳で獲得した時、以来の記録となる。

 

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メディーナのライバルとして、今年のワールド・サーフィン・クラウンを数学的に獲得出来るチャンスをもつ6人のサーファーは、ケリー・スレーター(USA)、ミック・ファニング(AUS)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、タジ・バロウ(AUS)、ミシェル・ボレーズ(PYF)。バロウとボレーズのふたりは、ポルトガルとパイプラインの残り2戦で優勝し、メディーナが13位以下となるという厳しい条件付き。

 

以下のシナリオ・ブレークダウンは、Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガルで、メディーナが2014年のASPワールド・タイトルを決定する可能性を示したもの:

 

  • メディーナがリップ・カール・プロ・ポルトガルで優勝すれば、2014年のASPワールド・タイトルが決定。
  • メディーナがリップ・カール・プロ・ポルトガルで第2位となれば、スレーターがパイプラインにタイトルレースを持ち越すためにポルトガルで優勝が必要。
  • メディーナがリップ・カール・プロ・ポルトガルで第3位でフィニッシュするならば、ファニングとスレーターは、パイプラインにタイトルレースを持ち越すためにポルトガルで優勝が必要。
  • メディーナがリップ・カール・プロ・ポルトガルで第5位でフィニッシュするならば、ファニングはイベント優勝、スレーターは第2位かそれ以上で、パイプラインにタイトルレースを持ち越すことが出来る。
  • メディーナがリップ・カール・プロ・ポルトガルで第9位となれば、フローレンス、パーキンソンは優勝が必要、ファニングは第2位以上、スレーターは第3位以上が必要。
  • メディーナがリップ・カール・プロ・ポルトガルで13位または25位(ラウンド2かラウンド3敗退)でフィニッシュするならば、タイトル・レースはパイプラインへ持ち越しとなる。

 

 

メディーナに待ったをかけるのは誰か。それともメディーナはポルトガルで初のブラジリアン・タイトルホルダーとなるのか。

Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガルは、2014年10月12日から23日の期間で開催。

 

 

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/719/moche-rip-curl-pro-portugalでウェブキャストされる

 

MOCHEリップ・カール・プロ:ラウンド1組み合わせ

 

ヒート1:タジ・バロウ(AUS)、フレデリック・パターチア(HAW)、トラヴィス・ロギー(ZAF)
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ブレット・シンプソン(USA)
ヒート3:ジョエル・パーキンソン(AUS)、C.Jホブグッド(USA)、ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、ラオニ・モンテイロ(BRA)
ヒート5:ケリー・スレーター(USA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、ニコ・ボン・ルップ(PRT)
ヒート6:ガブリエル・メディーナ(BRA)、カイ・オットン(AUS)、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
ヒート7:ミシェル・ボレーズ(PYF)、フリーペ・トリード(BRA)、アリツ・アランブルー(ESP)
ヒート8:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート9:ジョディ・スミス(ZAF)、エイドリアン・バカン(AUS)、ミッチ・クルーズ(AUS)
ヒート10:コロヘ・アンディーノ(USA)、ミゲール・プポ(BRA)、アダム・メリング(AUS)
ヒート11:ジョシュ・カー(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、ディオン・アトキンソン(AUS)
ヒート12:オーウェン・ライト(AUS)、ナット・ヤング(USA)、ティアゴ・ピレス(PRT)