大橋海人、復活。JPSA『ムラサキプロ 鴨川 supported by KAIDO』男子16強、女子8強決定。

大橋海人、復活。JPSA『ムラサキプロ 鴨川 supported by KAIDO』男子16強、女子8強決定 


 

千葉県鴨川市、2014年9月27日(土):南海上を北上してくる台風17号からの南東ウネリで、素晴しいコンディションで行われているJPSAショートボー第6戦『ムラサキプロ 鴨川 supported by KAIDO』は大会3日目。男子はラウンド3からラウンド5まで、女子はラウンド4が行われ、男子ベスト16、女子ベスト8決定した。いよいよ明日はファイナルデイ。更なるサイズアップが期待されている。

 

トップの辻裕次郎が破れ、後を追うように仲村拓久未までも。

 

素晴しいコンディションで行われた大会3日目だが、ラウンド3を2位で勝ち上がったカレントリーダーの辻裕次郎が、ラウンド4でまさかの4位敗退という大番狂わせが発生。前回の茨城で優勝し720ポイントまで差を縮めていたランキング2位の仲村拓久未にチャンスが巡って来た。トップシードでラウンド5からの出場の仲村拓久未。誰もが余裕のラウンドアップと思っていたが、ヒート終盤に3位に追い込まれ、そのまま敗退。仲村拓久未は辻裕次郎を逆転するチャンスを逃してしまった。

 

ただ延期となっている田原プロは辻、仲村ともクオーターファイナルに勝ち上がっており、ポイントが1.5倍の最終戦も残っている。ランキング4位の田中英義は惜しくも敗退したが、ランキング3位の高梨直人は、明日のファイナルデイに駒を進めている。まだまだ熾烈なグラチャン争いは続いて行く。

 

バックハンドでもこのマニューバーをメイクした大橋海人。

 

大橋海人が怪我から復活。

 

また、本日のハイエスト・スコアは、9.00と8.25というエクセレント2本を揃え、ヒートスコア17.25をマークした安井拓海がマーク。(安井拓海は惜しくもR5敗退)また足の骨折で試合から離れていた大橋海人がスポンサーシードで出場。まだボルトが足に入り完治してない状態とはいえ、ラウンド5では素晴しいパフォーマンスを見せ、エクセレントの8.00にバックアップ6.50でヒートスコア14.50でトップ通過。ファンに元気な姿を披露してくれた。

 

ヒートスコア17.25をマークした安井拓海

 

 

また大橋と同じヒートの加藤嵐も怪我を克服し、14.30のヒートスコアをマーク。昨日から絶好調の喜納海人もエクセレントの8.25にバックアップ7.10を揃え、ヒートスコア15.35をマーク、和光大も14.25というスコアで明日のファイナルデイに駒を進め、昨年のグランドチャンピオンである大野修聖は13.85というヒートトータルでラウンドアップした。

 

女子でも番狂わせが発生。ランキングトップの田代凪沙とランキング2位の水野亜彩子が揃ってラウンド4で敗退。逆に、ランキング3位でビッグウェイブで真価を発揮する谷口絵里菜は今回絶好調、地元鴨川の試合で気合いの入る3タイムグラチャンの庵原美穂もここぞとばかりにチャージして、トップとの差を縮めて行くことだろう。

 

果たして明日はどんなドラマが待ち構えているのか。

 

今回もサーフメディアでは現地から最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。

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また、今回もライブ中継が行われるので要チェック!

ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

 

 

取材、撮影:山本貞彦

 

 

今日は台風のウネリが入り出し朝から肩から頭。セットは頭オーバーのサイズ。
朝は満潮のため大会会場の左側の岩場ポイントのレフトの波。
昼の干潮時にはメインは正面に移り、ライトが主体となった。

波があると、正直面白い。
撮っていてもそうだけど、ヒート自体の戦いが面白いのだ。

選手のスキルがはっきり出る。
一つにレールワークができているかどうか。
波のサイズが上がれば一目瞭然だからね。

トップシードが出る男子R-5、女子R-4は最後まで誰が勝ったかわからないエキサイティングな戦い。
ここまでくれば、実力は伯仲。
次に必要なのは波の選択眼。
そして、相手との駆け引き。
さらに、その波での演技内容のクリエイティブさ。
一本の波でどんな演技を組み立てるか。
瞬時に判断し行うには、創造力が豊かでなくてはいけない。
経験あれば優位だけど、それだけで勝てるというものでもないから。

ルールブックにあるけど。

・積極性および難易度の高さ。
・マニューバーの革新性と進歩性。
・メジャーマニューバーの結合性。
・マニューバーの種類の豊かさ。
・スピード、パワーそして流れ。

 

これを総合的にみれば、バラエティある演技でどれだけ攻めているか。
それをフロー、止まらず演技できているか。

波があるとここまで戦いはシビアになるのです。
もちろん、大会はヒザ波の時もあるけれど。

それでも上記のことが、できなくてはいけないわけで。
でも、見る方から言わせてもらえれば、やはり大会はデカイ波でやるのがベストです。

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今回、ランキング上位の1位、2位が男女とも敗退。→JPSAのHP見て。
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怪我から復帰の第一戦の大橋海人。
「久しぶりの試合は疲れたー。20分はけっこうキツかったです。でも、波も良いし楽しいです!」と笑顔で応えてくれた。
田中英義。試合途中で板を交換するも、その後に波らしい波が入らずそのままタイムアップ。悔しい敗退となった。
河谷佐助。スムースな伸びのある演技が評価さえている。あとは経験を積むだけか。
安井拓海。最後に大澤伸幸に逆転され敗退するものの、今日一番攻めていた。ワイプアウトも目立ったけど、今は守るもんなんかないのだからそれで良い。ガンガン行っちゃってください。
森園海斗。今大会7回勝ち上がり、ただ一人プロ公認資格を獲得。おめでとうございます。
加藤嵐。嵐も怪我からの復帰組。前大会よりも身体にキレが戻って来た。でも、今は慌てずに自分のペースで調整してね。
和光大。今日の大ちゃんは波にハマってた。元々、パワフルでスピードある演技ができる選手。ハマれば強いよー。
渡辺寛。トレーニングの成果が出たか。唸るリップを久々に見た。イイね。
小川直久。2回続けての逆転ラウンドアップ。運じゃないよ、実力です。
「最後まで諦めない」というお手本です。地元の意地を見せた小川直久。
ラストウェイブで大逆転で勝ち上がった大澤伸幸。
中村昭太。
佐藤魁。
田中樹。
椎葉順。
田中海周。
喜納海人。
高梨直人。
稲葉玲王。
田嶋鉄兵。
辻裕次郎。
ヒート終盤に逆転されまさかの敗退。辻を逆転する絶好のチャンスだった。仲村拓久未。
渡辺将人。今回好調で地元の意地を見せてラウンド5まで勝ち上がった。
大野修聖。昨年のグランドチャンピオン は13.85というヒートトータルをマーク。

今大会はゼ好調でエクセレントを含む15.50をマークした谷口絵里菜。
庵原美穂。
宮坂桃子。
大村奈央。
須田那月。
野呂玲花。
宮坂莉乙子。
川邉聡美。
田代凪沙。
水野亜彩子。