大村、川合がエクセレント。JPSA第5戦「第19回 I.S.U 茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」

大村、川合がエクセレント。JPSA第5戦「第19回 I.S.U 茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」 


 

2014年9月5日(金)、茨城県大洗町 大洗海岸:本日より9月7日(日)まで、茨城県大洗町 大洗海岸において、JPSAショートボード第5戦「第19回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」が行われる。

 

今回も昨年に続き、例年会場となっていた水族館前がコンディション不良のため、海に向かって右側の駐車場前でのコンテスト開催。本日は、 北東〜東ウネリがしっかりと続き、流れの入る難しいコンディションながら、オーバーヘッドのセットの入る素晴しいオープニング・デイとなった。

 

コンテストは、男子ラウンド1、ラウンド2、女子のラウンド1が行われ、ASPヨーロピアンレッグから帰国したばかりの大村奈央が、サイズあるライトブレイクで、パワフルなターンを繰り出して、本日のトップスコアとなるエクセレントの8.75をスコア。バックアップも6.75を揃え、ヒートスコア15.50を叩き出した。また同じヒートで、川合美乃里13歳とは思えない素晴しいターンで、エクセレント8.25をマークした。

 

 

辻裕次郎が独走のグラチャン争い。女子は混戦。

 

今シーズンの6戦が行われるJPSAショートは、既に3戦が終了。現在トップを独走するのは、2戦で優勝して5720ポイントを集める辻裕次郎そして3740ポイントの田中英義が第2位。 第3位に田中樹というランキング。今回欠場の辻裕次郎だが、2位の田中英義との差は約2,000ポイント。全7戦中、上位6戦のポイント合計で年間ランキングを決定するJPSAにおいて、かなりのアドバンテージを取っている。絶好調の辻が欠場の今大会、下位の選手は鬼の居ぬ間にポイントを稼ぎ、そのギャップを埋めたいところだ。

 

また混戦状態の女子ショートでは、前回の新島で優勝し、4340ポイントを獲得する田代凪沙が僅差でトップ。それをベテランの谷口絵里菜が僅か50ポイント差で2位、3位に庵原美穂、4位に水野亜彩子が4,000ポイント台の僅差で追いかける。今回のイベントには、海外の試合のため前回欠場した、大村奈央、野呂玲花、武知実波、水野亜彩子らが参戦。激しい戦いが繰り広げられることだろう。

 

 

JPSAショートボード第5戦「第19回 I.S.U茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」。明日は会場に選手集合AM 6:30。

 

今回もサーフメディアでは現地から最新情報をお伝えしますのでお楽しみに。

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また、今回もライブ中継が行われるので要チェック!

ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/

 

取材、撮影:山本貞彦

 

今シーズンの国内の大会は、でか過ぎかヒザ波という厳しい状況がほとんど。
しかし、この茨城のサイズは胸〜頭、セットは頭オーバー!
天気は薄曇りながら、このコンディションに選手だけでなく、運営側にも久しぶりの笑顔が見られた。

しかし、サイズはあるものの流れもあり、コブも多いクセのある波。
勝ち上がる為にはスキルだけでなく、波を見極める目も求められる試合となった。

パドルアウトは右から出るものの、けっこうハード。
底には石が多く、ドルフィンを繰り返すと板が餌食となった選手も多く見られた。

引きは朝の6:30AM、上げは午後2:00PMという潮回り。
引いていると良いが、上げると割れづらくなる。というより、ダラダラの波。
テイクオフは良いものの、ポイントを稼げる波を見つけるののが一苦労という感じだった。

 

 

善家尚史。ここ数試合での進化は目を見張る。乗りこなすだけでなく、常に攻めの姿勢が高評価。
小林直海。リーシュが足から抜けるも、難なく対処。上げに近くなる時間帯での波の読みも完璧。若手にしては素晴らしい。
松下諒大。前半はスタックしたものの、持ち前のスキルでフルスロットル。切れ味抜群でイイね!
エアーだけでなく、レールを使ったパワーサーフもできる小嶋海生。ハマれば強いよ。
浜瀬海。どんな波でも自分流に料理するところが、器用の一言。ひとたびチューブになるかと思えば、迷いなくプルイン。さすがです。
佐藤魁。難しい波ながら最後は自分のスタイルでラウンドアップ。これも前回の新島で準優勝の実績からか。

大村奈央。今日の女子では一番ノリノリだった。スピード、パワーもある演技でエクセレントの8.75ポイント!
武知実波。海外での経験が役に立っているのだろう。試合運びが前に比べてスムーズ。
福島寿実子。今シーズン、1コケ続きだったため、トレーニングを積んで今大会に臨む。成果はバッチリ。何よりも勝つんだという心意気が感じられた。
川合美乃里。2日前から会場で練習。若いから人一倍練習するという姿勢も素晴らしいが、何よりもそのサーフィンの閃きを試合で出せるのは才能だ。
田代凪沙。波の選択に苦労するものの地力があるのが強み。乗れば恐いものなし。
河村海沙。今大会の旅仲間、佐藤魁の試合をビデオをも撮って、しっかり見守る。
小川直久、牛越峰統、福地孝行。立場は違えど、昔からの仲間。

 

 

がんばれ!茨城海人。 今日のヒートに挑んだ10名のサーファーたち。 


 

今大会はJPSAが主催ではなく、「茨城サーフィンユニオン(I.S.U)」が主催。JPSAは公認という立場。
だからこそ、この地元密着のイベントに出場するローカル選手にとっては絶対に勝ちたい大会なのだ。

しかし、試合だから勝ち負けは必ずつく。
結果が出なかった選手も今大会の演技には素晴らしいものがあった。
最後まで諦めないという姿勢は見習いたい。

勝ち上がりは飛田剛、折笠友子のみ。
明日は小野嘉夫、高梨直人が控えている。
Go ! 茨城海人 !


 

飛田剛。
石崎孝行。
関根健生。
岩田隆二。
岩渕優太。
大田弥生。
大森海夏人。
大田友貴。大田弥生の兄。

熊倉梨絵。
折笠友子。

 

 

【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2014

ショートボード第5戦
第19回 I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯

• 期   日/9月5日(金)~7日(日)
• 会   場/茨城県大洗町 大洗
• 特 別 協 賛/さわかみグループ(さわかみHD/さわかみ財団)

後   援/茨城県・大洗町・大洗町観光協会
アクアワールド大洗・大洗のまつり実行委員会
主   催/茨城サーフィンユニオン(I.S.U)