バンズ USオープンのメンズ・プライムはベスト16が決定。女子ジュニアはファイナリスト決定。

バンズ USオープンのメンズ・プライムはベスト16が決定。女子ジュニアはファイナリスト決定 


Filipe Toledo (BRA) took out a last-second heat win at the Vans US Open of Surfing, securing a spot in Round 5. Image: ASP/Rowland

 

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2014年8月1日金曜日):カリフォルニアで開催中の「バンズ USオープン・オブ・サーフィン」は大会7日目。波はかなりサイズダウン。1−2フィートのコンディションで、メンズ・プライムのラウンド 4からスタート。ウイメンズのプロジュニアのセミファイナル、VANSジョエル・チューダー・ダクト・テープ・インヴィテーショナルのクオーターファイナルとセミファイナルが行われた。

 

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Day 7 Highlights

 

カレントASPワールドNo.10であるWCTサーファーのジョシュ・カー(AUS)は、今朝のハンティントン・ビーチのチャレンジング・コンディションで、サウス・アフリカのベイリック・デブリーズ(ZAF)に対して、シャープなスナップと非常に高いエアをコネクト。ヒート後半からの追い上げで、そのまま勝利を手にした。

 

「よくある朝のコンディションだったね。ワンマニューバーで9ポイントをゲットしたいと思っていた。しかし、全くそうはならなかったので、波を捜し続けなければならなかった。」と、ジョシュ・カーが言った。「今日のコンディションはタフだった。最後にスコアを出せる波を手に入れることが出来てラッキーだった。エアはリップへ加速するタイミングが全てなんだ。」

 

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ジョディ・スミス(ZAF)はラウンドオブ24で、ASPドリーム・ツアー・キャンペーナーのアリツ・アランブルー(ESP)と対戦。そして、サウス・アフリカン・パワーハウスは、リファインされたスモール・ウェイブ・エクイップメントで、ラウンドオブ16への切符を手に入れた。

 

「僕は、このようなコンディションのために特別にシェイプされたボードに乗っている」と、ジョディ・スミスが言った。「通常使っているものと同じサイズなんだけど、それを強化して、厚さを加えたものなんだ。ここはワクワクするね。僕はこの2、3年の間ニューポート・ビーチに住んでいる。だからハンティントン・ビーチでサーフするチャンスが多いんだ。」

 

 

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Top Moves – Bino Lopes Round 4

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Jadson Andre’s 9.60

 

 

フリーペ・トリード(BRA)は、ヴァージニアビーチのダークホースであるマイケル・ダンフィ(USA)を下した。ヒートをリードしたのはダンフィ。しかしヒート終了間際にトリードが、クリーンなアウトサイドでのスナップからエア・リバースへ繋げ、大逆転の勝利を掴んだ。

 

「それはタフなヒートでしたね。特にこのコンディションにおいて ダンフィ(マイケル)は素晴らしいサーファーなんです。 」と、フリーペ・トリードが言った。「僕は8ポイントでヒートをスタートさせ、ダンフィに押されてました。終了間際に、小さい波を手に入れて、アウトサイドでリップをヒットし、インサイドでエア・リバースをメイクしました。ラッキーでしたね。

 

僕は南アフリカのバリートで怪我をして、バックサイド・エア・リバースで足首をくじいたんです。理学療法のリハビリに通って、かなり回復しています。良い感じなのでこの調子で次のラウンドに挑みたいですね。」

 

カノア五十嵐(USA)はヒートスコア11.17をマークしたが、

また、今回好調にラウンドアップを続けていたロコボーイのカノア五十嵐は、マット・バンティング(AUS)と対戦、ヒート終了間際までヒートをリードしていたが、バンティングが終了ホーン直前のラストウェイブで大逆転。カノアはここで惜しくも敗退となった。

 

 

 

メンズ・プライム終了後に、ウイメンズのプロジュニアでセミファイナルが行われ、4名のファイナリストが決定した。

 

 

ウイメンズのプロジュニアでセミファイナルまで勝ち進んでいた野呂玲花は、ヒート1で、ハワイのブリアナ・コープ、ベイリー・ナージ、ブラジルのチェルシー・トゥアと対戦。ヒートはハイタイドで急激にコンディションが悪化。かなりスローな展開となった。乗る波を見つけられない各選手。そんななかでブリアナ、ベイリーがバックハンドでスコアをまとめる。

 

 

更にブリアナはヒート中盤にフォアハンドでインサイドまで繋ぎ7.33をスコアし、ヒートをリード。野呂玲花はレフトにテイクオフするも波が続かない。再び凪が続き、そのままタイムアップ。野呂玲花は4位となり、ここで敗退となった。USオープンという晴れの舞台、世界に野呂玲花の存在を知らせるには充分なステージだったが、この悔しさをバネに次の試合に繋げて欲しい。頑張れ!野呂玲花。http://reikanoro.com/blog/

 

長かったUSオープンも残り2日。明日はメンズプライムのラウンド5からスタート。ウイメンズWCTのクォーター・ファイナル、いよいよ、メンズのプロジュニアのセミファイナルからファイナル。ウイメンズのプロ・ジュニアのファイナル、ダクトテープのファイナルが行われる。

 

 

サーフィン・メンズのVANS USオープン・ラウンド4結果:
ヒート1:マキシム・フスナット(FRA)12.63 def.ティム・レイズ(USA)11.76
ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)14.77 def.ベイリック・デ・ブリース(ZAF)13.90
ヒート3:アダム・メリング(AUS)14.90 def.ビノ・ロペス(BRA)13.80
ヒート4:ジョディ・スミス(ZAF)14.83 def.アリツ・アランブルー(ESP)12.77
ヒート5:マット・バンティング(AUS)11.67 def.カノア五十嵐(USA)11.17
ヒート6:フリーペ・トリード(BRA)14.23 def.マイケル・ダンフィ(USA)14.17
ヒート7:ブレット・シンプソン(USA)10.83 def.ピーターソン・クリサント(BRA)10.20
ヒート8:ギャレット・パークス(AUS)12.76 def.ライアン・キャリナン(AUS)9.17

 

VANS USオープン ― プロ・ジュニア・ウイメンズのセミファイナル結果:
SF 1:ブリアナ・コープ(HAW)12.16、ベイリー・ナージ(HAW)8.27、
チェルシー・トゥアク(BRB)4.94、野呂玲花(JPN)1.00
SF 2:ミアー・コリンズ(USA)11.37、マヒナ・マエダ(HAW)10.13、
タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)9.75、ティア・ブランコ(USA)2.46

 

VANS USオープン ― ウイメンズのクオーターファイナル組み合わせ:
クオーターファイナル1:
マリア・マニュエル(HAW)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
クオーターファイナル2:
カリッサ・ムーア(HAW)対タイラー・ライト(AUS)
クオーターファイナル3:
サリー・フィッツギボンズ(AUS)対ジョアン・デフェイ(FRA)
クオーターファイナル4:
ステファニー・ギルモア(AUS)対レイキー・ピーターソン(USA)

 

ライブ中継が行われるオフィシャルサイトはこちら。サイトではヒートアナライザーも設置され、見逃したヒートもチェック可能。

http://www.vansusopenofsurfing.com/2014

 

現在の日本とロサンゼルスとの時差は、16時間 (サマータイム中)。

 

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バンズ USオープン・オブ・サーフィンは、日本時間7月27日午前0時(26日深夜)にスタート。

ASP「VANS USオープン」ジュニアプロは日本時間27日0時開始。大原、仲村、野呂が出場。