ASPウイメンズWCT「バンズ USオープン」は12名に絞られ、メンズプライムでカノアが快進撃。

ASPウイメンズWCT「バンズ USオープン」は12名に絞られ、メンズプライムでカノアが快進撃。 


Caption: Stephanie Gilmore (AUS), 26, claimed a convincing heat win in Round 3 of the Vans US Open of Surfing Image: ASP / Morris

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア/USA(2014年7月30日水曜日):この夏、最大のユースカルチャー・フェスティバル「バンズ USオープン・オブ・サーフィン」は大会5日目。サーフイベントは、ピーキーな2~4フィートのコンディションで、ウイメンズのWCTラウンド2から再開。続けてラウンド3が行われ、コンペティターは12名に絞られた。

 

そして、ラウンド3を1位で勝ち上がり、一足早くクオーターファイナル進出を決めたのは、ワールドタイトル・コンテンダーのマリア・マニュエル、サリー・フィッツギボンズ、ステファニー・ギルモア、カリッサ・ムーアの4名。

 

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Day 5 Highlights – Vans US Open of Surfing

 

カレント・ワールドNo.5のマリア・マニュエル(HAW)は、本日のハイエスト・スコアを集め、ラウンド2と3を支配した。マニュエルは、ワイルドカードのレイラ・ハースト(HAW)に対したラウンド2では、15.17の2ウェイブ・ヒート・トータルで勝利。ラウンド3では、パーフェクトに近い9.67をマークして、クオーターへ勝ち上がった。

 

「スタートは、波が来なくて少しイライラしましたね。でもリスタートになってホッとしました。」と、マリア・マニュエルが言った。「絶対に波は入って来ると思っていたので、それらを上手く使い、2本のグッドスコアを手に入れてラッキーでした。このイベントは私が大好きなイベントで、私は14歳の時からここでサーフィンしているんです。ツアー1年目の時、このイベントで3位という成績を残したので、それが少しプレッシャーになりました。再びあの素晴しい瞬間を味わいたいですね。」

 

 

2011年のUSオープン・チャンピオンで、カレント・ワールドNo.2のサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、ハンティントン・ビーチでのサクセス・ランを続け、ルーキーのディミティ・ストイル(AUS)とジョアン・デフェイ(FRA)を下し、ラウンド3を勝ち上がり、クオーターファイナル進出を決めた。

 

「ここの波は予測が難しいので、スタートからリードを奪いたかったんです。」と、サリー・フィッツギボンズ。「ハンティントンで急ぐことは禁物。忍耐強く待たなければならない。素晴らしいセットを手に入れることを望むのです。」

 

 

ロコボーイのカノア五十嵐が快進撃を続ける 


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Top Moves – Kanoa Igarashi Round 2

 

メンズプライムは、ラウンド2の残りの7ヒートのみを終了した。VANS USオープンのワイルドカードで出場しているハンティントン・ビーチの16歳、カノア五十嵐は、ワールド・ベストサーファー達と互角のパフォーマンスを披露し、WCTサーファーのジャドソン・アンドレ(BRA)、トラヴィス・ロギー(ZAF)、ジェイク・ハルステッド(CA)を支配して、ラウンド2を勝ち上がった。

 

「確かにプレッシャーを感じていますね。僕はここに住んでいて、どの波を掴むべきか、その波をどうやって乗るのか分かっているわけですから。」と、カノア五十嵐が言った。「ずっと、それが自分の頭の中にあって、でも良い波を掴めて、それを上手くフィニッシュ出来て最高でした。残り時間10分で自分に必要なスコアは5ポイント。時間が経過してナーバスになっていました。でも掴んだ波で、2つのグッドターンを決められたんです。最高でした。」

 

カノア五十嵐は、ラウンド3のヒート6でジョナサン・ゴンザレス(CNY)、フリーペ・トリード(BRA)と戦う。

 

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Top Moves – Kolohe Andino Round 2

 

その他に、QSカレントNo.2のマット・バンティング(AUS)は、フリーペ・トリード(BRA)、デーン・レイノルズ(USA)、コリー・アランバイド(USA)を抑えて、1位でラウンドアップ。ジョナサン・ゴンザレス(CNY)ビード・ダービッジ(AUS)ライアン・キャリナン(AUS)コロヘ・アンディーノ(USA)も1位でラウンドアップを決めた。一方で、デーン・レイノルズ、ジュリアン・ウイルソン、セバスチャン・ジーツといった優勝候補の選手がここで敗退となっている。

 

明日は、ウイメンズWCTのラウンド4からスタート。メンズプライムのラウンド3、そしてジュニアメンズのクオーターファイナルが行われる予定。

 

野呂玲花は、ジュニアプロのウイメンズでセミファイナルまで勝ち進んでおり、セミファイナルで野呂玲花はヒート1で、ハワイのブリアナ・コープ、ベイリー・ナージ、ブラジルのチェルシー・トゥアと対戦。またヒート2には、ハワイの前田マヒナ、タティアナ・ウェストン・ウェブ、アメリカのミアー・コリンズ、ティア・ビアンコといった強豪が顔を揃える。ウイメンズ・プロジュニアのセミファイナルは、現地時間の現地8月2日(土)午後12時半頃からスタート予定。(日本時間の 2014年8月3日4時30分頃)

 

 

彼らの活躍を期待し、エールを送り続けよう!

 

ライブ中継が行われるオフィシャルサイトはこちら。サイトではヒートアナライザーも設置され、見逃したヒートもチェック可能。

http://www.vansusopenofsurfing.com/2014

 

現在の日本とロサンゼルスとの時差は、16時間 (サマータイム中)。

 

関連記事:ASPウイメンズWCT「バンズ USオープン」がスタート。メンズプライムはR2ヒート6まで終了

ASPプライム「バンズ USオープン」がスタート。番狂わせも続出。 大原洋人はR1で敗退。

バンズ USオープン・オブ・サーフィンのジュニア・プロで、野呂玲花がセミファイナル進出

バンズ USオープンは、男子ジュニアがスタート。ベスト16決定。大原、仲村R1敗退。

バンズ USオープン・オブ・サーフィンは、日本時間7月27日午前0時(26日深夜)にスタート。

ASP「VANS USオープン」ジュニアプロは日本時間27日0時開始。大原、仲村、野呂が出場。

 

Vans US Open of Surfing Women’s Round 2 Results:
Heat 1: Johanne Defay (FRA) 13.44 def. Alessa Quizon (HAW) 11.83
Heat 2: Paige Hareb (NZL) 13.76 def. Coco Ho (HAW) 13.43
Heat 3: Malia Manuel (HAW) 15.17 def. Leila Hurst (HAW) 6.67
Heat 4: Tatiana Weston-Webb (HAW) 14.67 def. Bianca Buitendag (ZAF) 13.97
Heat 5: Laura Enever (AUS) 12.67 def. Alana Blanchard (HAW) 11.00
Heat 6: Nikki Van Dijk (AUS) 11.43 def. Pauline Ado (FRA) 8.10

Vans US Open of Surfing Women’s Round 3 Results:
Heat 1: Malia Manuel (HAW) 18.13, Tatiana Weston-Webb (HAW) 10.93, Tyler Wright (AUS) 7.77
Heat 2: Carissa Moore (HAW) 13.37, Laura Enever (AUS) 9.00, Nikki Van Dijk (AUS) 7.10
Heat 3: Sally Fitzgibbons (AUS) 14.03, Johanne Defay (FRA) 9.10, Dimity Stoyle (AUS) 3.00
Heat 4: Stephanie Gilmore (AUS) 14.16, Lakey Peterson (USA) 12.50, Paige Hareb (NZL) 11.10

Vans US Open of Surfing Women’s Round 4 Match-Ups:
Heat 1: Tatiana Weston-Webb (HAW) vs. Nikki Van Dijk (AUS)
Heat 2: Tyler Wright (AUS) vs. Laura Enever (AUS)
Heat 3: Johanne Defay (FRA) vs. Paige Lareb (NZL)
Heat 4: Dimity Stoyle (AUS) vs. Lakey Peterson (USA)

Vans US Open of Surfing Men’s Round 2 Results:
Heat 7: Matt Banting (AUS) 14.87, Filipe Toledo (BRA) 12.94, Dane Reynolds (USA) 11.33, Cory Arrambide (USA) 10.26
Heat 8: Jonathan Gonzalez (CNY) 14.50, Michael Dunphy (USA) 13.93, Alex Ribeiro (BRA) 13.07, Carlos Munoz (CRI) 12.63
Heat 9: Kanoa Igarashi (USA) 14.53, Jadson Andre (BRA) 13.77, Travis Logie (ZAF) 13.67,  Jake Halstead (USA) 11.16
Heat 10: Bede Durbidge (AUS) 15.30, Garrett Parkes (AUS) 15.26, Julian Wilson (AUS) 14.27, Granger Larsen (HAW) 14.10
Heat 11: Ryan Callinan (AUS) 16.50, Peterson Crisanto (BRA) 12.40, Mason Ho (HAW) 10.58,  Santiago Muniz (ARG) 10.43
Heat 12: Kolohe Andino (USA) 15.93, Brett Simpson (USA) 12.63, Hizunome Bettero (BRA) 10.67, Sebastian Zietz (HAW)

Vans US Open of Surfing Men’s Round 3 Match-Ups:
Heat 1: Josh Kerr (AUS), Mitch Crews (AUS), Maxime Huscenot (FRA)
Heat 2: Beyrick De Vries (ZAF), Tim Reyes (USA), Willian Cardoso (BRA)
Heat 3: Jordy Smith (ZAF), Adam Melling (AUS), Charles Martin (GLP)
Heat 4: Keanu Asing (HAW), Aritz Aranburu (ESP), Bino Lopes (BRA)
Heat 5: Matt Banting (AUS), Michael Dunphy (USA), Jadson Andre (BRA)
Heat 6: Jonathan Gonzalez (CNY), Filipe Toledo (BRA), Kanoa Igarashi (USA)
Heat 7: Bede Durbidge (AUS), Brett Simpson (USA), Ryan Callinan (AUS)
Heat 8: Kolohe Andino (USA), Garrett Parkes (AUS), Peterson Crisanto (BRA)