ASP「ミスター・プライス・プロ・バリート」トリードが10、ジョディ敗退。大原洋人R2進出

ASP「ミスター・プライス・プロ・バリート」トリードが10、ジョディ敗退。大原洋人がR2進出 


Filipe Toledo (BRA) posted the first PERFECT 10 of the 2014 Mr Price Pro Ballito. © Mr Price/ Cestari

 

現地時間2014年7月1日(火):サウス・アフリカのバリート、ウィラード・ビーチで行われている、ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリー ト」 は大会2日目。クリーンなグッドコンディションでラウンド1であるラウンドオブ96のヒート17からスタートした。

 

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大会2日目のハイライト映像には大原洋人も登場。

 

エリートツアーから、ニュー・スクール・サーフィンをこのイベントに持ち込んだASPワールドNo.16フリーペ・トリード(BRA)は、軽いオンショアが吹く、朝からサイズアップしたウィラード・ビーチで、イベント初のパーフェクト10-ポイント・ライドをスコア。理想的なキャンバスにおける今年のベスト・エアリアル・パフォーマンスでラウンドオブ48を勝ち上がった。

 

トリードは巨大なフル-ローテーション・エアリアル・リバースをメイク。バックアップも9.83を揃え、ヒートスコアもパーフェクトに近い19.83をマーク。今年のイベント・ハイエスト・ヒート・トータルを叩き出した。「バンプがあって、かなり難しいコンディションでしたね。でも、エアにはパーフェクトなコンディションでした。」と、トリードが言った。

 

「僕は今朝、ヤイディン・ニコルが巨大なエアリアルで9.5をスコアするのを見たんです。それで、あんなビッグなエアを成功させることができれば、パーフェクト10が出せると思ったんですよ。」

 

ヤイディン・ニコルは、エアリアル・サーフィンデイとなったラウンオブ96において、スロブ・グラブ・エアリアル・マニューバーを着陸させて9.5をマークした。バレルライドをメイクし、スムーズなトランジションで2つのバーティカル・ハックを決めたニコルは、更に9.6をスコアして、本日のセカンド・ハイエスト・ヒート・トータル19.10を叩き出した。

 

「9.5はラッキーでしたね。あの波は最後にビッグなダンピー・セクションがあったんです。また風も思っていたよりの長く吹いたのでエアを持ち堪えられました。」と、ニコルが言った。「波は本当にトリッキーで、リズムが本当に掴めなかった。他の選手は不運だったと思いますよ。」

 

カイオ・イベリ

 

昨日から素晴しいパフォーマンスを見せているブラジリアン、カイオ・イベリとトーマス・ヘルメスは、同じヒートで、その素晴らしいフォームを続け、ラウンドオブ24に勝ち上がった。

 

9.00と7.33のスコアでアーリーリードを手に入れたイベリ。ヘルメスは、アグレッシブ・エア・リバースをメイクし、パーフェクトな9.43をスコアしていたアリツ・アランブルー(ESP)を下してラウンドアップを果たした。「それは本当にファンでしたね。更にラウンドをメイク出来て最高の気分です」と、イベリが言った。

 

ラウンドオブ96ではオーストラリアの選手達も非常にシャープなサーフィンを見せた。なかでもマット・ウィルキンソン(AUS)は、バックハンドターンのクリティカル・コンビネーションをプロデュース。7.60と8.10をスコア。終了間際まで3位を強いられていた、元ASPワールド・ジュニア・チャンピオンのジャック・フリーストーンは、エアリアル・リバースを成功させて、キロン・ジャボー(HAW)をノックダウンし、ラウンドアップを果たした。

 

「自分は今年、スロースタートで、ここでビッグな結果を残せて、ポイントを手に入れることが出来たら良いですね。そして、その勢いでJベイでのワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベントに入りたいです。このままファイナルまで勝ち上がりたいですよ。」と、ウィルキンソンが言った。

 

堅実なサーフィンを見せるWCTパフォーマーのエイドリアン・バカンは、完璧なバックハンド・アタックで15.00のヒート・トータルをマーク。ライアン・キャリナンも、ヒートのベスト2ウェイをストロークしコナー・コフィン(USA)等を下しラウンドアップ。

 

今日最大の番狂わせは、トップ・シードで元ミスター・プライス・プロ・チャンピオンのジョディ・スミス(ZAF)ラウンドオブ24で敗退したことだった。スミスは珍しくスローなスタートに苦しんだ。そして、終了間際まで3.7以上のスコアをマークすることはなかった。スミスはラストウェイブで、フル・ローテーション・エアリアル・リバースで驚くべき9.20をスコア。しかし、コンビネーション・シチュエーションをひっくり返すことは出来なかった。

 

 

大原洋人がラウンド2進出 


ラウンドアップを果たした大原洋人

 

 

 

今回のハイレベルなプライムイベントに、昨年のASP-WJCで日本人初のセミファイナル進出し、3位入賞でプライムへの出場権を獲得した大原洋人が本日の第1ヒートとなるヒート17に登場した。

 

ジェレミー・フローレス、ネイザン・ヘッジ、ブライアン・トスという強豪と対戦した大原。ヒートはフローレスがスタートから素晴しいカーヴィングのコンビネーションで6.00をスコア。バレルもメイクし格の違いを見せつける。

 

大原洋人は果敢に波を捉えるもワイプアウトが続き、リズムを掴めないまま4位を強いられる。ヒート中盤にはセットが入らず、2位にヘッジ、3位にブライアンのまま後半戦へ。

 

残り時間5分。じっくり波を待っていた大原洋人は、プライオリティを使いセットのライトを掴んだ。深いボトムターンから、満身の力をテールに集中させ、ファーストマニューバーで大きなスプレーを上げるビッグリエントリーを決める。さらにクローズセクションも綺麗にフィニッシュし6.5をスコア。

 

バックアップを2.9とした大原は大逆転。一気に2位に浮上した。3位のヘッジがラストウェイブでチャージするも逆転ならず。大原洋人が見事2位でラウンドアップを決めた。

 

 

ラウンド2ではヒート10にクレジットされた大原は、エイドリアン・バカン、マルコ・フェルナンデス、マイケル・ダンフィといった強豪との対戦が決定。この勢いで更なる頂を目指せ!ゴー!ヒロト!

 

ネクストコールは、現地時間2014年7月2日水曜日07:00(日本時間7月2日14時)で07:30スタートを予定。ヒートが予定通り開始されれば、大原洋人のヒートは第2ヒートととなるので、15時ぐらいの開始となりそうだ。

 

現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間

現地時間の7時は、日本時間の14時。

 

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http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/675/mr-price-pro-ballito

オフィシャル・イベントサイト:

http://www.mrpricepro.com/

 

 

 

 

 

 

Mr Price Pro Ballito Round of 96 Results:
Heat 17: Jeremy Flores (FRA) 14.50; Hiroto Ohhara (JPN) 9.40; Nathan Hedge (AUS) 9.20; Brian Toth (PRI) 7.60
Heat 18: Dion Atkinson (AUS);Marc Lacomare (FRA) 14.87;  Cooper Chapman (AUS); Michael Dunphy (USA)
Heat 19: Marco Fernandez (BRA) 14.16; Damien Hobgood (USA) 13.76; Brett Simpson (USA);  13.20; Gillette  Gavin (HAW) 13.07
Heat 20: Adrian Buchan (AUS) 15.00; Ramzi Boukhiam (MAR) 8.64; Dylan Lightfoot (ZAF) 8.30;  Glenn Hall (AUS) 7.10
Heat 21: Matt Wilkinson (AUS) 15.70; Jack Freestone (AUS) 14.00; Kiron Jabour (HAW) 14.00; Hodeo Collazo (EUK) 6.84
Heat 22: Yadin Nicol (AUS) 19.10; Gony Zubizarreta (ESP) 16.40; Vincente Romero (ESP) 12.33;  Mitch Crews (AUS) 9.43
Heat 23: Ryan Callinan (AUS) 15.24; Mitch Coleborn (AUS) 14.37; Conner Coffin (USA) 13.87;  Hizunome Bettero (BRA) 10.66
Heat 24: David do Carmo (BRA) 13.27;  Jonathan Gonzalez (CNY) 12.80; Slade Prestwich (ZAF) 12.00;    CJ Hobgood (USA);

 

Mr Price Pro Ballito Round of 48 Results:
Heat 1: Caio Ibelli (BRA) 16.33;  Tomas Hermes (BRA) 15.27; Aritz Aranburu (ESP) 14.26;  Alex Ribeiro (BRA) 9.60
Heat 2: Filipe Toledo (BRA) 19.83;  Tiago Pires (PRT) 15.23;  Peterson Crisanto (BRA) 10.74; Nic Von Rupp (PRT) 9.44
Heat 3: Heitor Alves (BRA) 16.67; Davey Cathels (AUS) 13.37; David Van Zyl (ZAF) 11.23; Travis Logie (ZAF) 10.50
Heat 4: Frederico Morais (PRT) 12.33; Dillon Perillo (USA) 10.66; Wiggolly Dantas (BRA) 10.16; Tanner Gudauskas (USA) 7.94
Heat 5: Matt Banting (AUS) 13.63; Krystian Kymerson (BRA) 13.07; Billy Stairmand (NZ) 12.30; Alejo Muniz (BRA) 10.33
Heat 6: Tim Reyes (USA) 14.27; Torrey Meister (HAW) 13.94; Jordy Smith (ZAF) 12.97; Thomas Woods (AUS) 12.43
Heat 7: Jadson Andre (BRA) 12.76; Tom Whittaker (AUS)12.24; Stu Kennedy (AUS) 12.10; Joan Duru (FRA) 11.87
Heat 8: Adam Melling (AUS) 14.53; Marlon Lipke (PRT) 13.20; Kai Otton (AUS) 13.13; Granger Larsen (HAW) 11.43