ASP6スター「ロス・カボス・オープン」は女子のトップシードが登場。野呂玲花は惜しくも敗退。

ASP6スター「ロス・カボス・オープン」は女子のトップシードが登場。野呂玲花は惜しくも敗退。 


アレッサ・クイゾン(HAW)Image: ASP/SHADLEY

 

 

ジッパーズ、ロス・カボス、メキシコ(2014年6月19日木曜日):バハ・カリフォルニア半島先端にあるリゾート、メキシコのサン・ホセ・デ ル・カボで開催中のASP6スターQSイベント「ロス・カボス・オープン・オブ・サーフ」は大会4日目。ジッパーズは、2~4 フィートのコンディションをキープし、女子ラウンド2がスタート。12ヒートを消化し、男子ラウンドはオフとなった。

 

本日からウイメンズはトップシードが登場。ASPウイメンズのワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)サーファーがパフォーマンスレベルを上げ、インターナショナル・アップカマーが素晴しいパフォーマンスを見た。

 

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そんな中で、21歳のフィリッパ・アンダーソン(AUS)は、トップ・シードによるドミネートが続くラウンド2をコントロール。パーフェクトに近い9.43を含む、ヒート・トータル18.10で本日の最高点をマークした。

 

「いつもファーストヒートはナーバスになります。遠いところまで旅して来たので、今回は良い結果を残したいですね。」と、アンダーソンが言った。「私は5ポイントでヒートを始め、次の8ポイントをドロップして、凄く良い感じでしたね。私たちは待遇が良くて、凄くリラックスしてやれています。快適に感じることは本当によいですね。良い考え方ができますから。」

 

今シーズン、比較的スローなスタートとなったアンダーソンは、現在ASP QSランキングでNo.30。今回のジッパーズで巻き返しを狙う。「最終目標はWCTにクオリファイすることですけど、今回も素晴しいガールズたちが、たくさん居るので一生懸命やらなくては駄目ですね。今シーズンはスタートがあまり良くなかったので、今回ハイスコアをメイク出来て嬉しいです。」

 

”それを新しいことを学ぶ経験だと思っていて、ワールドツアーに留まるためにQSイベントに参加しているんです。” アレッサ・クイゾン

 

 

WCTサーファーである、20歳のアレッサ・クイゾン(HAW)は、クリーンなバックハンド・スナップをコネクトし、圧倒的なサーフィンを見せて、エクセレントな16.76のヒート・トータルでラウンドアップを果たした。「4メン・プライオリティーはクールですね。」と、クイゾンが言った。

 

「そのルールがなければ、多くのパドルバトルがあったと思いますね。今日は良い波も良く無い波も来るので、忍耐強く波を待つ必要がありました。セレクトするのが、ちょっとタフでしたね。でも攻め続けました。あのヒートはラッキーでした。自分のファースト・ウェイブはセットで、プライオリティを抑え、セレクティブに行けました。

 

今年がASPワールドツアーのルーキーイヤーのクイゾンは、エリート・ステージでいくつかの素晴らしいパフォーマンスを見せて、現在ランキング第12位。ネクスト・シーズンのASPトップ17の枠をQSランキングを通して確保することを考えている。

 

「ルーキーとしてツアーに参加することはトリッキーな事も多いですね。自分の知らないサーフスポットで調整し、多くのことを学びました。」と、クイゾンが言った。「私は、それを新しいことを学ぶ経験だと思っていて、ワールドツアーに留まるためにQSイベントに参加しているんです。私はそれを楽しんでいるんです。そして素晴しいイベントでサーフィン出来ることを幸運に感じているんです。」

 

シルヴァナ・リマ(BRA)Image: ASP/SHADLEY

 

また、ASP QSのカレント・リーダーであるシルヴァナ・リマ(BRA)は、今シーズンの好調なパフォーマンスを、このジッパーズでも続けた。「それは少し首尾一貫しないですが、来る波は良い波ですね」と、リマが言った。「風がかなり強いですけど、ニュー・プライオリティー・システムは本当に助かります。」

 

 

野呂玲花は、WCTサーファーのローラ・エネバー(AUS)をはじめ、ジョージア・フィッシュ(AUS)、ブリタニー・ニコル(AUS)という3名のオーストラリア選手と戦った。ハイタイドで緩慢なセクションが多いなか、野呂玲花はスタートからバックハンドのビッグスナップをコネクトし3位につける。グッドセットを掴むジョージア・フィッシュがヒートをリード。

 

エネバーも、流石のパフォーマンスでスタイリッシュでシャープなサーフィンを披露し高得点をマーク。そして、じっくりと波を選んだエネバーは、掘れたセクションでクイックなリエントリーを3発決めて9.30をマークしトップへ。野呂玲花は逆転を狙いライトの波を見つけ果敢にチャージするも惜しくも4位となり、ここで敗退となった。

 

また昨日、パーフェクト10をマークした前田マヒナは2位でラウンドアップを果たしている。

 

6スターでトップシードの壁となるラウンドオブ48を4位で敗退となった野呂玲花は37位。彼女の次なるターゲットとなる、カリフォルニアに向けて、気持ちを切り替えて、再びチャージする姿を見せて欲しい。

 

 

惜しくも敗退となった野呂玲花

 

試合が再開されれば、いよいよ男子がラウンド4、女子はラウンド3からとなる。

メキシコ北東部のバハ・カリフォルニア州のロスカボスは、日本との時差は-16時間。夏時間採用時(13/4/7~13/10/27)は-15時間。ネクストコールは日本時間の22時30分です。

 

ロス・カボス・オープンは、2014年6月16~22日までのウエイティング・ピリオドで、www.loscabosopenofsurf.comを通してウェブキャストされる。

 

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