第5戦フィジー・プロはガブリエル・メディーナが優勝。ランキング・トップへ躍り出る

WCT第5戦フィジー・プロはガブリエル・メディーナが優勝。ランキング・トップへ躍り出る 


ガブリエル・メディーナが優勝。ASP/Robertson
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タヴァルア、フィジー(2014年6月6日金曜日):ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第5戦のフィジー・プロは、3~5フィートのクラウドブレイクで、スリリングなファイナル・デイを迎え、ガブリエル・メディーナ(BRA)の圧倒的な勝利で幕を閉じた。

 

今回、ハワイアンのジョン・ジョン・フローレンスとフレディー・パターチア、コロヘ・アンディーノを下してファイナルまで勝ち上がったメディーナは、この勝利でASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・ランキングでトップに躍り出た。

 

ファイナルでは9.87をスコアしたガブリエル・メディーナ。ASP/Robertson

 

2013年のルーキー・オブ・ザ・イヤー、ナット・ヤング(USA)との激戦のファイナルを競り勝ち、今シーズン2勝目をあげたガブリエル・メディーナ(BRA)は、ファイナルのスタートから時間を無駄にする事なくチャージを繰り返した。一方ヤングはじっくりとセットの波を待つ作戦。

 

そして、メディーナは、バレル・セクションをメイク。さらにビッグ・スナップをコネクトして、9.87をスコアし、ヤングとの差を広げる。反撃するヤングに対し、メディーナは更に8.53をスコアし、コンビネーション・シチュエーションに追い込み、キャリア4度目となる今シーズン2勝目となる勝利を決めた。

 

メディーナとナット・ヤング© ASP / Kirstin

 

「再びレイティング・トップを手に入れて嬉しいですね。まだシーズンの中盤ですが良い感じです。」と、ガブリエル・メディーナが言った。「次のジェフリーズ・ベイでサーフィンをしたことがないんですが、このあと家に帰って、次のコンテストの準備をして、ハードなトレーニングをするつもりです。ナット(ヤング)は素晴らしい選手で、そんな彼とのグッド・ファイナルでした。

 

インサイドのバレルのなかでは、何も見えなくなりナーバスになりましたね。でもメイク出来たときは最高にストークしました。フィジーのみんなに感謝したい。優勝出来て、この場所が本当に大好きになりました。」

 

 

ナット・ヤング(USA)© ASP / Robertson

 

3度目のファイナルで、3度目の第2位は本当に悔しいですね。

 

ナット・ヤング(USA)は今日、彼にとって3度目のWCTファイナルを第2位でフィニッシュし、今シーズンのベストリザルトをマークした。「3度目のファイナルで、3度目の第2位は本当に悔しいですね。」と、ナット・ヤングが言った。「でもいい気分です。サーフボードの調子も良くって、ファイナルでは良い波をスタートから待っていたんです。残念なことに、僕はリズムを外してしまい、逆にガブリエル(メディーナ)はより多くのチャンスを見つけていました。

 

彼は本当に良いサーフィンをしていたので、彼を倒すのは本当にハードだと思っていました。でも自分のなかにもそれを感じていました。第2位は良い結果で、今シーズンの自分のベストです。この勢いをJベイとタヒチに繋げたいですね。」

 

ミシェル・ボレーズ(PYF)© ASP / Robertson

 

ミシェル・ボレーズ(PYF)は、ナット・ヤング(USA)によってセミファイナル第1ヒートで破れて、第3位でフィニッシュ。ランキング第2位のポジションを手に入れた。「最後から2番目の波でミスしたのが悔しいです。」と、ミシェル・ボレーズが言った。「ナットはここで素晴しい結果を手に入れた一人です。良いサーフィンをしていた彼がファイナルをメイク出来て嬉しかったですね。自分のセミファイナルまで勝ち上がれ、更に良い結果を目指したいです。」

 

 

コロヘ・アンディーノ(USA)© ASP / Robertson

 

「自分にとってグッド・イベントでした」とコロヘが言った。

 

コロヘ・アンディーノ(USA)は、セミファイナルでガブリエル・メディーナ(BRA)に敗れたものの、前回のビラボン・リオ・プロで第2位をバックアップする、第3位とい結果をフィジー・プロで手に入れた。

 

「自分にとってグッド・イベントでした」と、コロヘ・アンディーノが言った。「ガブリエル(メディーナ)はセミファイナルでちょっとキレてましたね。そして、僕にはより良い波が必要でした。でもOKです。自分として2戦連続で良い結果を残せましたから。凄く楽しめましたしね。ネクスト・イベントはジェフリーズ・ベイ。そこは僕がツアーに入ってからはWCTではなかったので、そこでサーフィンするのが本当に楽しみです。」

 

2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの次のコンテストは、2014年7月10 ― 21日で開催予定のJベイ・オープンとなる。そちらのリポートもお楽しみに。

 

フィジー・プロ・ファイナル結果:
優勝:ガブリエル・メディーナ(BRA)18.40
第2位:ナット・ヤング(USA)14.77

 

フィジー・プロ・セミファイナル結果:
セミファイナル1:
ナット・ヤング14.00(USA)def.ミシェル・ボレーズ(PYF)12.10
セミファイナル2:
ガブリエル・メディーナ(BRA)17.50 def.コロヘ・アンディーノ(USA)9.57

 

 

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