ASP-WCT第5戦「フィジー・プロ」がクラウドブレイクでスタートし、ラウンド1が終了。

ASP-WCT第5戦「フィジー・プロ」がクラウドブレイクでスタートし、ラウンド1が終了。 


1位でR3へ勝ち上がったジョエル・パーキンソン© ASP / Kirstin
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ASP FIJI PRO – HIGHLIGHTS MEN’S ROUND 1

 

 

タヴァルア、フィジー(2014年6月3日火曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第5戦である「フィジー・プロ」は今日、3 – 5フィートのクラウドブレイクで戦いの火蓋が切って落とされた。イベントは、トリッキーなコンディションのなか、ラウンド1の12ヒートが終了。12名のサーファーがトップでラウンド3へ勝ち上がる一方で、数名のトップシードの選手がラウンド2を強いられる番狂わせも発生した。

 

本日の第9ヒートでは、ジョディ・スミス(ZAF)が、ミゲール・プポ(BRA)とアリツ・アランブルー(BRA)と多くのバレル・バトルを演じた。スミスは、バックハンド・バレルの応酬から、チューブライドをパワー・カーヴィングとターンと組み合わせ、今日のハイエスト・ヒート・トータル17.13をマークした。

 

ジョディ・スミス(ZAF)© ASP / Robertson

 

「今年は、自分のサーフィンがとても良いと感じています。ただ自分が望む結果が出せていないのです。」と、ジョディ・スミスが言った。「僕は、自分が出来る全ての事をやって来ました。そして、その道に沿って、全身全霊を捧げるつもりです。そうすればドアがすぐに開くと確信しています。肝心なことは自信を持って各イベンントに入ることです。」

 

 

一方、フィジー・プロで4度も優勝しているケリー・スレーター(USA)は、ジェレミー・フローレス(FRA)とワイルドカードのイセイ・トコボウ(FJI)に対して、一連の焼け付くようなバックハンドのターンをコネクトし7.17をスコア。スモール・スコアに苦しむフローレスとトコボウに対し、さらにスレーターはバックハンド・バレルで7.67をマーク。リードを固め、ヒート終盤には、駄目押しのクリティカル・アプローチで8.83をスコア。フィジーでの圧倒的な強さを見せた。

 

ケリー・スレーター(USA)© ASP / Kirstin

 

「この時点で切り捨てる結果がなくて嬉しいよ。でも今年は自分のサーフィンが調子が良いとは感じていないんだ。」と、ケリー・スレーターが言った。「ここの波は理解しているから、リラックスしてやれる。ワールド・タイトル・レースを争う上位の選手たちにとっては、全速力で行く時期。誰かが引き離しにかかり、何かを始めなければならない時だね。」

 

 

ジュリアン・ウィルソン(AUS)は、ヒート開始10分で7.50と6.50をスコア。あっという間に対戦者のビード・ダービッジ(AUS)とジャドソン・アンドレ(BRA)を追い込んだ。ふたりはヒート後半にグッド・スコアをマークするもウィルソンを巻き返す事は出来なかった。

 

ジュリアン・ウィルソン(AUS)© ASP / Robertson

 

「グッド・ヒートでしたね。 ヒートがハードになるということは分かっていました。」と、ジュリアン・ウィルソンが言った。「ビード(ダービッジ)は本当に良いフォームだったし、ジャドソン(アンドレ)は、ねばり強いコンペティターで常に立ち向い戦う。ラウンド1を切り抜けてハッピーです。たとえ素晴しい結果が残せていなくても、自分的には良いサーフィンをしているように感じています。出来る限り頑張り、より良い結果のドアをノックし続けます。」

 

 

その他に、ブラジルで今季2勝目を上げたミシェル・ボレーズ(PYF)は、今回のフィジーでも好調さを伺わせ、ブレット・シンプソン(USA)とフリーペ・トリード(BRA)を下して、ラウンド3へラウンドアップ。一方で、3-タイムASPワールド・チャンピオン・ミック・ファニング(AUS)は、ファーストセットでエクセレントな8.60をマークするも、バレルライドを決めたフレデリック・パターチア(HAW)にリードを取られ、ヒート終了間際に逆転のチャンスも、レイトセットを選んだパターチアが更に8.10をスコア。完全にヒートをコントロールされて、ファニングは、ラウンド2へ回った。

 

リプレイスメント・サーファーのミッチ・コルボーンは、オーストラリアのタジ・バロウ、エイドリアン・バカンと対戦。彼のシグネチャー・フォアハンド・スタイルでクラウドブレイクのレフトハンダーを切り刻み、バロウとバカンをタウン度2へ追いやった。

 

予報では、明日の水曜日はSSWスウェルが続き、サイズ的には4-5フィートの同じようなコンディションが続くなか、新しいSWスウェルが到着。午後からコンディションが上向く可能性もあるようだ。

 

現在の日本とフィジーとの時差は3時間。ネクストコールは現地時間の7時30分は、日本時間の4時30分です。

 

オフィシャルサイト:http://www.aspworldtour.com/

 

 

Fiji Pro Round 1 Results:
Heat 1: Adriano de Souza (BRA) 11.90, Kai Otton (AUS) 10.16, Tiago Pires (PRT) 1.57
Heat 2: Michel Bourez (PYF) 15.83, Brett Simpson (USA) 14.76, Filipe Toledo (BRA) 11.33
Heat 3: Fredrick Patacchia (HAW) 16.03, Mick Fanning (AUS) 12.83, Glenn Hall (AUS) 12.67
Heat 4: Mitch Coleborn (AUS) 12.96, Adrian Buchan (AUS) 10.23, Taj Burrow (AUS) 9.83
Heat 5: Joel Parkinson (AUS) 12.50, Mitch Crews (AUS) 9.00, Wiggolly Dantas (BRA) 6.97
Heat 6: Kelly Slater (USA) 16.50, Jeremy Flores (FRA) 10.86, Isei Tokovou (FJI) 4.40
Heat 7: Gabriel Medina (BRA) 13.44, Kolohe Andino (USA) 8.27, Dion Atkinson (AUS) 7.73
Heat 8: Sebastian Zeitz (HAW) 12.07, Josh Kerr (AUS) 11.93, Alejo Muniz (BRA) 10.67
Heat 9: Jordy Smith (ZAF) 17.13, Miguel Pupo (BRA) 12.70, Alejo Muniz (BRA) 12.10
Heat 10: Owen Wright (AUS) 10.77, Nat Young (USA) 10.46, Matt Wilkinson (AUS) 10.00
Heat 11: Julian Wilson (AUS) 14.00, Bede Durbidge (AUS) 13.50, Jadson Andre (BRA) 9.73
Heat 12: John John Florence (HAW) 12.17, Travis Logie (ZAF) 11.77, C.J. Hobgood (USA) 10.54

Fiji Pro Round 2 Match-ups:
Heat 1: Taj Burrow (AUS) vs. Isei Tokovou (FJI)
Heat 2: Mick Fanning (AUS) vs. Wiggolly Dantas (BRA)
Heat 3: Josh Kerr (AUS) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 4: Nat Young (USA) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 5: C.J. Hobgood (USA) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 6: Bede Durbidge (AUS) vs. Dion Atkinson (AUS)
Heat 7: Miguel Pupo (BRA) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 8: Kolohe Andino (USA) vs. Aritz Aranburu (ESP)
Heat 9: Kai Otton (AUS) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Heat 10: Filipe Toledo (BRA) vs. Jadson Andre (BRA)
Heat 11: Adrian Buchan (AUS) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 12: Mitch Crews (AUS) vs. Jeremy Flores (FRA)