ASP-ウイメンズWCT第4戦「リオ・ウイメンズ・プロ」でステファニー・ギルモアがR2敗退。

ASP-ウイメンズWCT第4戦「リオ・ウイメンズ・プロ」でステファニー・ギルモアがR2敗退。 


ワイルドカードのシルヴァナ・リマ(BRA)© Billabong / Rojas
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Highlights: Rounds 2 and 3 of Rio Women’s Pro(youtubeサイトへ)

 

 

バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2014年5月8日木曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第4戦である「リオ・ウイメンズ・プロ presented by Billabong」は、2~3フィートのコンディションで、ラウンド2、ラウンド3が行われた。

 

ラウンド2では、ワイルドカードのシルヴァナ・リマ(BRA)が、5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)を下す、番狂わせを引き起こし、リプレイスメント・サーファーのタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)がカレントASP WCT No.5のビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)を下す、波乱の展開となった。

 

ステファニー・ギルモア(AUS)とシルヴァナ・リマ(BRA)の対決

 

ヒート3で、ステファニー・ギルモア(AUS)はシルヴァナ・リマ(BRA)と対戦。今回ワイルドカードで出場のリマは、元WCTサーファーで、ギルモアたちと今のガールズ・シーンのレベルアップを担って来た一人。しかし、6年間続けたWCTを怪我のために外れた。今季は好調な仕上がりを見せ、ニュージーランドで行われた6スターで優勝。ASP QSランキングでNo.1スポットをついに手に入れ、来季のツアー復帰を目指している。

 

そんな因縁の対決とも言うべき2人のバトルは、激しい展開となり、終始リードしたギルモアに対し、最後まで良い波を待ち続けたリマが、終了間際にセットを掴み、ビッグ・アウトサイド・スナップとクリーンなエア・リバースを組み合わせ、エクセレントの9.10をスコア。大逆転で勝利を掴んだ。

 

 

「勝つためには絶対良いスコアが必要なのは分かっていたので、あのヒートはエアにトライしていたんです。」と、シルヴァナ・リマが言った。「メイク出来たなんて信じられないです。本当に嬉しい。いま自分は100パーセントだと感じている。全てが自分に上手く行っています。この試合でこの調子をキープしていきたいですね。」

 

大逆転負けを食らったステファニー・ギルモア© ASP / Smorigo

彼女が復活してくれて私も嬉しいです。彼女はツアーにいる価値のある人だから。

 

「ヒート組で彼女を見た時は、しばらく怪我に悩まされ、勝利にハングリーな彼女は危険な存在だと思っていました。」と、ステファニー・ギルモアが言った。「彼女は、コンスタントにエアをメイクできる数少ないガールズのひとり。彼女が復活してくれて私も嬉しいです。彼女はツアーにいる価値のある人だから。私たちは昔から戦っていて、何度もワールド・タイトルを争っていた。彼女はウイメンズ・ツアーに素晴らしいエネルギーをもたらしてくれます。彼女は物凄く優秀なサーファーなんです。ここで良い結果を残すと思いますよ。自分は負けて、かなりへこんでますけど。」

 

 

ビアンカがタティアナにインタフェア。

 

ラウンド2のヒート4ではビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)が、ヒート開始10分でプライオリティを持っていたタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)に対して、ドロップインをしてしまいインタフェア。ヒートスコア11.67をマークしたタティアナは、ワールド・チャンピオンシップ・ツアーNo.5をイベントから消し去った。

 

「私はヒートをメイクできて本当にうれしいし、この経験を出来た事を本当に喜んでいます。」と、タティアナ・ウエストン-ウェッブが言った。「素晴らしいサーフィンをしていたので、ビアンカ(ビュインダッグ)のインタフェアは本当に残念ですね。自分は8.33をスコア出来て本当に満足です。そして、WCTジャッジから、自分のサーフィンが認められて本当に嬉しいです。プレッシャーを感じない ですね。自分はただ経験を積んで、多くの事を学ぶためにここに居るだけですから。自分のヒーローを見れて、一緒にサーフィン出来て最高です。」

 

クオーターファイナルに勝ち進んだレイキー・ピーターソン(USA)© ASP / Smorigo

 

本日のブラジリアン・ヒーローとなった、元WCTコンペティターでイベント・ワイルドカードのシルヴァナ・リマ(BRA)のラウンド3の登場にギャラリーは熱気を増した。ラウンド2の大逆転で勢いを増したリマは、対戦相手のレイキー・ピーターソン(USA)とマリア・マニュエル(HAW)に対し、ソリッド・リードをとった。しかし、後半に入り、ピーターソンが、バーティカル・スナップとテール・アウト・ターンでエクセレントの9.03をマーク。さらに本日のハイエスト2-ウェイブ・ヒート・トータル17.13をスコアして、ダイレクトにクオーターファイナルに勝ち進んだ。

 

レイキー・ピーターソン(USA)がハイスコアをマーク。

 

「次のあるラウンドはプレッシャーが少なくて楽しいですね。」と、レイキー・ピーターソンが言った。「次のラウンドをスキップ出来るから、このラウンドは勝ちたいですよね。2ラウンドをスキップしたのは、今シーズン初めてです。最高ですね。シルヴァナ(リマ)とマリア(マニュエル)は、素晴らしい対戦者です。シルヴァナのサーフィンが大好きで、彼女は凄くプログレッシブです。マリアもソリッドで、ツアー選手は全員が素晴しいですよ。イージーなヒートなんて絶対にないです。」

 

レイキー・ピーターソンの他に、2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タイラー・ライト(AUS)といったトップ3は順当にクオーターファイナルに駒を進めている。

 

 

オフィシャルサイトではライブ中継の他、見逃したヒートを見れるヒートアナライザーもあるので要チェック。

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/664/billabong-rio-pro

 

リオ・ウイメンズのプロ・ラウンド4組み合わせ:
ヒート1:シルヴァナ・リマ(BRA)対ポーリーン・アドゥ(FRA)
ヒート2:マリア・マニュエル(HAW)対アレッサ・クイゾン(HAW)
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)
ヒート4:ココ・ホー(HAW)対ローラ・エネバー(AUS)

 

リオ・ウイメンズ・プロ・ラウンド3結果:
ヒート1:レイキー・ピーターソン(USA)15.36、シルヴァナ・リマ(BRA)14.73、マリア・マニュエル(HAW)12.03
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)13.23、アレッサ・クイゾン(HAW)11.83、ポーリーン・アドゥ(FRA)8.67
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)12.60、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)10.77、ローラ・エネバー(AUS)10.20
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)13.03、ココ・ホー(HAW)12.46、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)10.20

 

リオ・ウイメンズ・プロ・ラウンド2結果:
ヒート1:アレッサ・クイゾン(HAW)13.77 def.ディミティ・ストイル(AUS)11.07
ヒート2:ココ・ホー(HAW)14.10 def.ジョアン・デフェイ13.87(FRA)
ヒート3:シルヴァナ・リマ(BRA)15.43 def.ステファニー・ギルモア(AUS)15.10
ヒート4:タティアナ・ウエストン-ウェブ(HAW)15.00 def.ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)8.17
ヒート5:マリア・マニュエル(HAW)12.43 def.アラナ・ブランチャード(HAW)10.00
ヒート6:ポーリーン・アドゥ(FRA)14.07 def.ページ・ハレブ(NZL)13.13