ASP-WCT第4戦「ビラボン・リオ・プロ」がスタート。ケリー、ファニングはR2へ。

ASP-WCT第4戦「ビラボン・リオ・プロ」がスタート。ケリー、ファニングはラウンド2へ。 


最高点をマークしたトリード。© ASP / Smorigo
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Men’s Round 1 Highlights: Billabong Rio Pro(youtubeサイトへ)

 

2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの第4戦である「ビラボン・リオ・プロ」が3フィートのコンディションでスタート。男女ともラウンド1が終了した。本日はトリッキーなコンディションのなか、ブラジルのフリーペ・トリードが素晴らしいパフォーマンスをみせるも番狂わせも発生。ミック・ファニング、ケリー・スレーター、ステファニー・ギルモアといったトップ・シードの選手がラウンド2を強いられた。

 

ヒート9でフリーペ・トリード(BRA)は、ジュリアン・ウィルソン(AUS)とエアリアル・シュートアウトを展開。トリードは、ノーグラブのフロントサイドとバックハンドによるフル・ローテーションで、イベント・ハイエスト・スコアをマーク。8.77と9.43のブラジリアンのスコアは、他の選手をコンビネーション・シチュエーションに追い込み、圧勝した。

 

「ブラジルにWCTツアーが来て最高です。自分のホームであり、応援してくれるギャラリーと自分の友人や家族の前で試合が出来る事は、とても嬉しいです。」と、フリーペ・トリードが言った。「自分のボードは良い感じで、本当にリラックスッしてやれています。ブラジリアン・ギャラリーは自分にとって最高です。自分がサーフィンしている時に、ギャラリーからの声援が聞こえて、それがモチベーションになるんです。」

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)© ASP / Smorigo

 

またカレントASPワールドNo.1で、ホームのギャラリーを味方に付けたガブリエル・メディーナ(BRA)は、彼の洗練されたテクニカル・アプローチとエアリアル・ゲームをブレンドし、ダイレクトにラウンド3へ勝ち進んだ。

 

「家族や友達、多くのサポーターが居る、ここブラジルでコンテストに参加する事は、自分にとって凄く大切な事なんです。」と、ガブリエル・メディーナが言った。「オーストラリアン・レッグの後でホームに帰ることが出来て、最高の気分ですね。ブラジルにとって、このコンテストは物凄く大きいものです。自分のベストを尽くします。プレッシャーなんて感じない。」

 

コロヘ・アンディーノ(USA)© ASP / Smorigo

 

コロヘ・アンディーノ(USA)は、ノー・ウェイブ・リミットをフル活用し、今シーズン初のラウンド1勝利を手に入れた。3-タイムASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)とワイルドカードのデビッド・ドゥ・カルモ(BRA)に対し、ヒート前半にバレル・ライドで6.17のキーパー・スコアをヒットするアンディーノ。エアリアル・ゲームを発動させた彼は、ヒート終了間際のフル・ローテーションで更に6.93をマーク。ファニングをラウンド2へ追いやった。

 

「ラウンド2をスキップ出来て最高です 。これで最下位を逃れられた。」と、コロヘ・アンディーノが言った。「第3戦の優勝者であり、ワールド・チャンピオンに君臨するミック・ファニングを克服したことは、凄く自信に繋がりますよ。」

 

11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ルーキーのミッチ・クルーズ(AUS)とワイルドカード・ピーターソン・クリサント(BRA)に対し、彼のフォアハンドで4.43と3.67をスコアして、アーリーリードを取った。しかし、クルーズは素早く反撃、クリティカル・バレルで7.57をスコア。さらにクリーンなフロントサイド・エアをメイクして、バックアップの5.50をスコア。ラウンド3へ勝ち上がった。

 

「ケリー(スレーター)はあのヒートで最初の波を手に入れたけど、僕は8分間、全く波を掴めなかった」と、ミッチ・クルーズが言った。「出来る限り波を掴みたかったけど、難しいコンディションでしたね。ピーターソンはASP-QSでたくさん戦っていた選手です。初めてラウンド1を勝てて最高です。この調子で行きたいですね。」

 

ジョディ・スミス(ZAF)© ASP / Smorigo

 

ディフェンディング・イベントチャンピオンのジョディ・スミス(ZAF)は、 ウェイブ・ポテンシャルを最大限に利用して、プログレッシブ・アプローチを見せた。フォアハンドでエア・リバースからのレール・カーヴィングで6.67をスコアし、続けてバックハンドのリバースによるクオリティ・レール・サーフィンで7.0をスコア。スミスはヒート前半にスコアを固め、勝利に繋げた。

 

「リオは、アフリカ以外で自分が初めて優勝した場所なんです。」と、ジョディ・スミスが言った。「自分のヒートのパフォーマンスは満足です。ここの波は好きですね。ホローなファン・セクションがあって、ダーバンの波に似ているんです。トラヴィス(ロギー)とフレディー(パターチア)を甘く見たら大変なことになる。彼らリーサルだからね。このヒートを勝てて嬉しいです。」

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© ASP / Smorigo

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、C.J.ホブグッド(USA)とマット・ウィルキンソン(AUS)と対戦。スローなスタートとなったヒートで、ウィルキンソンは、コミットしたフォアハンドでリードした。しかし、ヒート終了間際に、フローレンスが、バレルをメイク。6.33をスコアして大逆転でラウンド3へ勝ち上がった。

 

「僕は、あの最後の波でエアをするつもりだった。でも、その波はパーフェクトな小さいバレルになった。ヒート中は多くの波でワイプアウトしていたので逆転出来て嬉しかったです。」と、ジョン・ジョン・フローレンスが言った。「このイベントでの優勝は自分の人生最大の結果で、自分が優勝した唯一のWCTイベントなんです。昨年は足首の怪我で参加出来なかったですが、ここのビーチブレイクは大好きで、人々も情熱的だし、ここに戻って来れて嬉しいです。」

 

ウイメンズのラウンド1では、2012年のリオ・ウイメンズのプロ勝利者であるサリー・フィッツギボンズ(AUS)をはじめ、カレントリーダーのカリッサ・ムーア(HAW)が勝ち上がる中、5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)が、ローラ・エネバー(AUS)とアラナ・ブランチャード(HAW)とのバトルに敗れ、ラウンド2を強いられた。

 

 

オフィシャルサイトではライブ中継の他、見逃したヒートを見れるヒートアナライザーもあるので要チェック。

 

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/664/billabong-rio-pro

 

Billabong Rio Pro Round 2 Match-ups:
Heat 1: Mick Fanning (BRA) vs. David do Carmo (BRA)
Heat 2: Kelly Slater (USA) vs. Peterson Crisanto (BRA)
Heat 3: Adriano de Souza (BRA) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 4: Julian Wilson (AUS) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 5: Michel Bourez (PYF) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 6: C.J. Hobgood (USA) vs. Dion Atkinson (AUS)
Heat 7: Owen Wright (AUS) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 8: Miguel Pupo (BRA) vs. Aritz Aranburu (ESP)
Heat 9: Fredrick Patacchia (HAW) vs. Alejo Muniz (BRA)
Heat 10: Bede Durbidge (AUS) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Heat 11: Sebastian Zeitz (HAW) vs. Jeremy Flores (BRA)
Heat 12: Adrian Buchan (AUS) vs. Adam Melling (AUS)

 


Billabong Rio Pro Round 1 Results:
Heat 1: Tiago Pires (PRT) 9.70, Adriano de Souza (BRA) 9.60, Sebastian Zietz (HAW) 6.40
Heat 2: Gabriel Medina (BRA) 14.53, Raoni Monteiro (BRA) 10.17, Adrian Buchan (AUS) 8.87
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 9.60, Brett Simpson (USA) 7.83, Adam Melling (AUS) 7.24
Heat 4: Joel Parkinson (AUS) 13.67, Jeremy Flores (FRA) 12.20, Glenn Hall (IRL) 8.67
Heat 5: Mitch Crews (AUS) 13.07, Peterson Crisanto (BRA) 8.53, Kelly Slater (USA) 8.64
Heat 6: Kolohe Andino (USA) 13.10, David do Carmo (BRA) 10.30, Mick Fanning (AUS) 10.07
Heat 7: Josh Kerr (AUS) 14.33, Bede Durbidge (AUS) 14.20, Dion Atkinson (AUS) 10.76
Heat 8: Jordy Smith (ZAF) 13.67, Fredrick Pattachia (HAW) 12.50, Travis Logie (ZAF) 9.60
Heat 9: Filipe Toledo (BRA) 18.30, Julian Wilson (AUS) 13.93, Aritz Aranburu (ESP) 10.47
Heat 10: Nat Young (USA) 11.86, Alejo Muniz (BRA) 11.67, Miguel Pupo (BRA) 9.94
Heat 11: Jadson Andre (BRA) 12.13, Owen Wright (AUS) 11.60, Michel Bourez (PYF) 10.03
Heat 12: John John Florence (HAW) 12.16, C.J. Hobgood (USA) 11.53, Matt Wilkinson (AUS) 10.80

 

 

Rio Women’s Pro Round 2 Match-ups:
Heat 1: Dimity Stoyle (AUS) vs. Alessa Quizon (HAW)
Heat 2: Coco Ho (HAW) vs. Johanne Defay (FRA)
Heat 3: Stephanie Gilmore (AUS) vs. Silvana Lima (BRA)
Heat 4: Bianca Buitendag (ZAF) vs. Tatiana Weston-Webb (HAW)
Heat 5: Malia Manuel (HAW) vs. Alana Blanchard (HAW)
Heat 6: Pauline Ado (FRA) vs. Paige Hareb (NZL)

 


Rio Women’s Pro Round 1 Results:
Heat 1: Nikki Van Dijk (AUS) 14.20, Bianca Buitendag (ZAF) 13.47, Coco Ho (HAW) 13.17
Heat 2: Sally Fitzgibbons (AUS) 12.50, Bianca Buitendag (ZAF) 9.17, Dimity Stoyle (AUS) 7.24
Heat 3: Carissa Moore (HAW) 12.77, Paige Hareb (NZL) 12.00, Silvana Lima (BRA) 11.77
Heat 4: Tyler Wright (AUS) 12.60, Pauline Ado (FRA) 11.87, Tatiana Weston-Webb (HAW) 9.27
Heat 5: Laura Enever (AUS) 11.53, Stephanie Gilmore (AUS) 9.60, Alana Blanchard (HAW) 6.20
Heat 6: Lakey Peterson (USA) 12.67, Malia Manuel (HAW) 10.30, Alessa Quizon (HAW) 8.40