ASPウイメンズ6スター「ポート・タラナキ・プロ」はトップシード登場。日本勢R4で敗退。

ASPウイメンズ6スター「ポート・タラナキ・プロ」はトップシード登場。日本勢はR4で敗退。 


Paige Hareb getting vert in her opening Round at the Port Taranaki Pro today. Pic ASP/Will H-S

 

 

タラナキ、ニュー・ジーランド(2014年5月1日木曜日)ニュージーランド・ホーム・ローン・サーフ・フェスティバルのメインイベントである、ASP 6スター・クオリファイ・シリーズ「ポート・タラナキ・プロ」は大会3日目を迎え、3フィートのクリーンなコンディションでトップシードが登場するラウンドオブ48が行われた。

 

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ASPウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンであるエラ・ウィリアムズ(NZL)は、彼女のファーストヒートをオーストラリアのイザベラ・ニコルズに次いで、セカンド・ポジションでラウンドアップした。彼女はホームタウン・ギャラリーの前でのサーフィンにプレッシャーを感じながらも、レフトハンダーで、シャープなターンを披露しラウンドアップ。

 

「ベストなサーフィンは出来ませんでしたね。力が入り過ぎて、プッシュし過ぎて落ちてしまったみたい。次ののヒートは集中して上手くやるつもりです。」

 

 

来季のツアー復帰を目指す、元トップ17のASP WCTサーファーであるセージ・エリクソン(USA)は、レール・カーヴィングとパワー・スナップでエクセレントの8.75をマーク。簡単にラウンドアップを決めた。「私は、1ヵ月半で試合には出ていなかったので、自分のファースト・ウェイブでビッグスコアをゲット出来て、最高でした。」と、エリクソンが言った。

 

また、エリー-ジーン・コフィー(AUS)は、正確なバックハンド・サーフィンでエキサイティングなヒートをラウンドアップ。仲間のグーフィー・フッターであるタラナキ・ローカルのページ・ハレブもセカンド・ポジションデラウンドアップした。

 

 

 

武知実波

 

クリーンなコンディションの中、H5で武知実波はWCTサーファーのページ・ハレブ、エリー-ジーン・コフィー、ローラ・マコーレーと対戦。武知はバックハンドでチャージを繰り返すも、4位を強いられ、ヒート終了間際のラストウェイブで4.95をスコアし、3位に浮上するも、ここで敗退となった。

 

野呂玲花 photo from : New Zealand Surf Festival

 

 

ヒート7の野呂玲花は、キーリー・アンドリュー、ジャスティーン・デュポン、コーディー・クラインと対戦。野呂はスタートからグッドレフトを掴み、激しいリエントリーを決めて、5.75をスコア。続けてターンのコンビネーションで4.25をスコアして、素晴しいスタートを切る。デュポンは6ポイントをファーストウェイブでマーク、更にレフトのセットを掴み、バックハンドで4.40をスコアして、トップを奪う。力みのないリラックスしたスタイルでグッドウェイブを掴む野呂。残り時間10分を切り、ライトブレイクで高得点をマークしてたアンドリューが7.00をマークしてトップへ。野呂は3位を強いられ、最後までチャージした野呂だったが逆転ならず。惜しくもここで敗退となった。

 

大村奈央 photo from : New Zealand Surf Festival

 

 

大村奈央は、ポーリーン・アドゥ、モアナ・ジョーンズ、フレイア・プラムと対戦。大村は、バックハンドで3.00をスコア。ヒート中盤に大村は際どいセクションにリエントリーを決めて3.15をスコア。トップへ躍り出る。ハワイのジョーンズは荒削りながらハードに波を切り刻み、スコアを重ね、フランスのポーリーンとともにハイスコアをマーク。大村は4位を強いられる。じっくり波を待った大村は残り時間5分を切り、ライトのグッドウェイブをゲット。カーヴィングのコンビネーションを見せ、4.40をスコアするも逆転ならず。僅差のクロスヒートで惜しくも敗退となった。

 

これで6スターの日本勢は全員敗退。ラウンドオブ48の厚い壁に阻まれる結果となった。

 

また本日は、6スターのあとに、ウイメンズのプロジュニアが行われ、ラウンド2のヒート1に宮坂桃子が登場。キーリー・アンドリュー、タティアナ・ウエストン-ウェッブらと対戦した宮坂は、ヒート中盤に6.75をスコアして1位となるも、キーリーとタティアナに逆転され、3位となり残念ながら、ここで敗退となった。

 

昨日ラウンドアップした6スターとWエントリーの野呂玲花は、プロジュニアのラウンド2ヒート3でASPウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオンのエラ・ウィリアムズ、フランキー・ハラーらと対戦する。オフィシャルサイトでは、ライブ中継も行われる模様なので、日本から彼女達にエールを送りたい。がんばれ!日本!野呂玲花!

 

日本とニュージーランドとの時差は3時間。現地時間の7時は、日本時間の4時です。

 

ウェブサイトhttp://www.nzsurffestival.co.nz

 

 

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