ASP-WCT第3戦リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチは男子ラウンド1がスタート。
ベルズ・ビーチ、ビック/オーストラリア（2014年4月19日土曜日）：コンディション不良でレイデイが続いていたASP-WCT第3戦リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチは男子ラウンド1が、3～4フィートのコンディションでスタート。ラウンド2の2ヒートまでが行われた。その53年の歴史あるイベントは、サーフィン界で最も名声あるイベントのうちの1つで、2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー第3戦となる。
本日のラウンド1第2ヒートで、セバスチャン・ジーツ（HAW）は、カレント第５シードであるジョシュ・カー（AUS）とラオニ・モンテイロ（BRA）を下し、2014WCTシーズンで初めてラウンド1を勝ち上がった。その波数の少ないヒートで、ジーツは全てのチャンスを利用し、グッド・スコアと勝利をロックした。
自分は10分間、アウトにいて、ほとんどのセットを逃しました。
「グッド・スタートを手に入れることは、とても重要です」と、セバスチャン・ジーツが言った。「ラウンド1を勝利すれば、自信も得られるし、ラウンド2をスキップ出来て最高ですよ。それは、まさしくロー・スコアリング・ヒートだった。自分は10分間、アウトにいて、ほとんどのセットを逃しました。でも何とかヒートを勝ち上がれて、ラウンド2をスキップ出来て嬉しいですね。」
3タイムASPワールド・チャンピオンで２度のイベント勝利者であるミック・ファニング（AUS）は、ベテランのフレッド・パターチア（HAW）とリプレイスのグレン・ホール（IRL）と対戦。ファニングの正確かつ迅速なレール・ゲームは、オープン・ウォールなベルズで輝いていた。そして、シームレスなフォアハンドのカーヴィングをブレンドし、2つの7ポイントを手に入れた。
「我々は毎年ここに来て、どんな素晴しい波が我々を待っているか知っている。しかし、私たちは、その素晴しい波で更なるレベルアップを常に望んでいる。」と、ミック・ファンニングは言った。「波がどんなブレイクをするか分かっていれば、そこで自分がどんなサーフィンがすべきかが分かる。その波に合わせて自分の体とサーフボードをプランしなければならない。」
11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター（USA）は、コロヘ・アンディーノ（USA）とワイルドカードのジェイコブ・ウィルコックス（AUS）に対してラウンド1のヒート6で対戦した。コロヘは、最初に一連のクリーンなフォアハンドのカーヴィングでミッド・レンジ・スコアをマークしヒートを支配した。しかし、ベルズ・ビーチで4度優勝しているスレーターは、3つのビッグターンで7.00をスコア。コロヘがトップのまま残り時間1分を切り、プライオリティを使ってスレーターが波をゲット。逆転に必要なスコアをマークして。スレーターはラウンド3へ勝ち上がった。
自分の準備不足で、ヒート中は、ちょっとイライラしていたんだ。
「僕はいくつかのミステイクをした。3日間サーフィンをしなかったので、正直言って僕は少しナーバスになっていた。」と、ケリー・スレーターが言った。「2、3日前にサーフィンしたときは、自分のボードは本当に良い感じだったんだけど、今日は全くそのフィーリングがなかったんだ。僕は1年間ベルズ・ビーチでサーフィンしていなかったので、暗いうちに少しサーフィンしたんだ。自分の準備不足で、ヒート中は、ちょっとイライラしていたんだ。」
マーガレット・リヴァーで、WCT初優勝を飾ったミシェル・ボレーズ（PYF）は、もうひとつのビッグリザルトを目指し、ヒート7でスパニッシュのアリツ・アランブルーとオーストラリアンのエイドリアン・バカンと対戦した。熱いバトルが繰り広げられたヒートは、ボレーズが早くから6.17をスコアしてリード。しかし、彼はそのリードを最後まで維持することはできなかった。ヒート終了間際に、アランブルーは、ビッグターンで6.43をマークして大逆転でラウンドアップを決めた。
それは良い波を如何に選ぶかという、本当にハードなヒートだった
「それは良い波を如何に選ぶかという、本当にハードなヒートだった」と、アリツ・アランブルーが言った。「ヒート前半は、良くない波を掴んでしまって、全く思うように出来ず感情的になっていた。ヒートの終盤に入り、良い波を掴むことが出来て、スコアをゲット出来て本当にラッキーだった。ベルズは自分が好きな波。たとえ、ここではあまり多くサーフィンをしていなくても、快適であるということは大きなアドバンテージになる。」
昨年のベルズ・ビーチで腰を痛めて、残りのシーズンを棒に振ったオーウェン・ライト（AUS）はラウンド1で、エイドリアーノ・デ・スーザ（BRA）、同じオーストラリアのマット・ウィルキンソンと対戦。復活の狼煙を上げるべく、ヒートスタートから全く時間を無駄にすることなく、バックハンドのビッグターンで7.00をスコア。ディフェンディング・イベント勝利者のデ・スーザも、それに応えフォアハンドで7.83をスコア。しかし、オーウェン・ライトは、ヒート終盤にもう一つの7ポイントをマークし、ヒートスコア14.10で、コンペティション復帰後、初のラウンド1勝利を掴んだ。
「自分が試合に出場でき、ラウンド1のヒートをメイク出来た事が信じられない感じですね。それは凄いことで、勝ち上がれて本当に嬉しいです。」と、オーウェン・ライトが言った。「スナッパー・ロックスとマーガレット・リヴァーでは、上手くいかなかった。今回もフリーサーフィンでいくつかのボードを折ってしまって気分が落ちていたんです。でも最初からセットを取りに行って、波はパーフェクトで最高の気分でしたね。」
イベントサイトでは、ライブ中継の他、ヒートアナライザーで見逃したヒートもチェック出来ます。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/655/rip-curl-pro-bells-beach
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド1結果：
Heat 1: Bede Durbidge (AUS) 15.77, Nat Young (USA) 14.10, Tiago Pires (PRT) 9.90
Heat 2: Sebastian Zietz (HAW) 9.33, Josh Kerr (AUS) 7.03, Raoni Monteiro (BRA) 6.47
Heat 3: Taj Burrow (AUS) 10.60, Jeremy Flores (FRA) 8.33, Brett Simpson 5.40
Heat 4: Mick Fanning (AUS) 14.16, Fred Patacchia (HAW) 11.83, Glenn Hall (IRL) 8.87
Heat 5: Joel Parkinson (AUS) 11.87, Adam Melling (AUS) 11.77, Cahill Bell-Warren (AUS) 10.56
Heat 6: Kelly Slater (USA) 10.77, Kolohe Andino (USA) 10.57, Jacob Wilcox (AUS) 5.00
Heat 7: Aritz Aranburu (EUK) 12.10, Michel Bourez (PYF) 11.17, Adrian Buchan (AUS) 8.80
Heat 8: Jordy Smith (ZAF) 15.60, Dion Atkinson (AUS) 13.97, Filipe Toledo (BRA) 13.37
Heat 9: Gabriel Medina (BRA) 10.17, Travis Logie (ZAF) 8.30, Miguel Pupo (BRA) 7.84
Heat 10: Owen Wright (AUS) 14.10, Adriano de Souza (BRA) 10.33, Matt Wilkinson (AUS) 5.50
Heat 11: Julian Wilson (AUS) 13.83, Mitch Crews (AUS) 11.77, John John Florence (HAW) 9.26
Heat 12: C.J. Hobgood (USA) 10.70, Kai Otton (AUS) 8.73, Jadson Andre (BRA) 5.27
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド2結果：
Heat 1: Josh Kerr (AUS) 7.97 def. Jacob Willcox (AUS) 7.93
Heat 2: Nat Young (USA) 10.34 def. Cahill Bell-Warren (AUS) 8.27
アップカミング・リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ：ラウンド2：マッチアップ
Heat 3: Michel Bourez (PYF) vs. Glenn Hall (IRL)
Heat 4: Adriano de Souza (BRA) vs. Brett Simpson (USA)
Heat 5: Kai Otton (AUS) vs. Raoni Monteiro (BRA)
Heat 6: John John Florence (HAW) vs. Tiago Pires (PRT)
Heat 7: Miguel Pupo (BRA) vs. Dion Atkinson (AUS)
Heat 8: Filipe Toledo (BRA) vs. Travis Logie (ZAF)
Heat 9: Adrian Buchan (AUS) vs. Matt Wilkinson (AUS)
Heat 10: Jeremy Flores (FRA) vs. Mitch Crews (AUS)
Heat 11: Fredrick Patacchia (HAW) vs. Jadson Andre (BRA)
Heat 12: Adam Melling (AUS) vs. Kolohe Andino (USA)
